タイムズはイラク国民会議(INC)のチャラビ議長を名指しし、「このところ信頼性が論議の的になっている海外亡命者らに情報の一部を依存した」ことを認めている(チャラビはマスコミだけじゃなくて米政府も信頼していたみたいだけど、最近になってイランに情報を流していた疑惑が浮上している)。
タイムズが問題を認めている記事の具体例は以下の通り。
2001年10月26日付と11月8日付の1面以上は抄訳で原文はもっと詳しいし、ほかにも問題の記事が紹介されているので、興味のある人は一番上にリンクをはった原文をご参照あれ。
亡命者の情報として、イラクにはイスラム教テロリストを訓練し生物兵器を製造している秘密キャンプがあると伝えた。こうした情報は独自には確認できていない。
2001年12月20日付の1面
生物・化学・核兵器の秘密工場で働いたエンジニアだというイラク人亡命者の話を伝えた。ただし、ナイトリッダーが先週伝えたところによると、米当局者が本人を現場に連れて行ってもこうした兵器製造の証拠は得られなかった。
このところリベラル派の間ではタイムズの人気は低下気味だ。過去3、4年で報道の質が低下したという声を良く聞く。捏造問題なんかもあったしね。ワシントン・ポストやLAタイムズに負けているという見方が一般的(あくまでリベラル派の間の話)みたいだ。
反省文を載せたっていうことで評価する人も多いみたいだけど、結局は同じことを繰り返すと思う。だってイラクに特派員がいなければ、国外にいる亡命者に話を聞くしかない。イラク問題を報道しないわけにいかないから。国外にいる人なら英語も話すだろうから取材は簡単だ。その相手が「目障りなフセインを追放できるようにアメリカの世論をもっていきたい」という意図があるかどうかを見抜くのは困難だ。これからもいいかげんな報道が垂れ流されるだろう。
そして日本の新聞はこういう情報を「○日付のタイムズによると…」って転電するはずだ。翻訳は楽だし、たとえ大元の情報が間違っていても「悪いのはタイムズだ」って言い訳できるもんね。今回タイムズが反省している個々の記事も、たぶん翻訳転電しているところはあるはず。もちろん知らん顔して済ませるんだろうな。日本国内の報道だって、1年前とか5年前の記事を読み返してみると「え〜っ!」って絶句しそうな記事がありそうだ。


なんとも、私はお馬鹿な瞬間湯沸し人間になってしまうのです。
ただ、この反省をしないメディアがほとんどなのも事実で、日本の新聞だったらマネをして反省のメッセージを出すことはあっても、先頭を切って反省することは絶対にないのでは?
NT 日本のメディア・… 各メディアが枕詞に良く御使いの 「責任の取り方」はいかになさるのでしょう。
ゴシップダブロイド誌と同じ世界観で物事を見ていられるように思います。
またこれらを許容しているのか、認めているのか、無視しているのか?
我々、読者にも少しは責任があるのかもしれません。
企業や新聞社であれば、反省文、謝罪文で終わらせられる、日本の社会。 んんん〜ん。