2011年08月27日

福島の屋根

 ネットを通じて知り合った友人と毎年春に「18きっぷ温泉オフ」を開催していたのだが、この春は震災のために集まれなかった。8月末になってようやく実現した。行き先は福島の郡山市。

 震災後初めて東北に向かった。震災前後の違いは一目瞭然。何気なく外をみていると、福島県に入ってから鮮やかなブルーが次から次へと目に入ってくる。瓦のはがれ落ちた屋根を修理せず、ブルーシートで応急処置を施したままの家が今なおたくさん残っているからだ。

 見た数は数十軒レベルではとても済まない。例えば十数軒の集落があると、少なくともそのうち1、2軒は屋根の一部をブルーシートで覆い、シートが飛ばないよう重しを載せているって感じなのだ。福島県中通りの南部だから、目に見える被害はそれほど大きくないと思っていた。

 震災から半年近くたった。梅雨はとっくに終わり台風シーズンが来ている。資材やマンパワーが足りないとは聞いていたけれど、こんなにたくさんの家が被害を半年もそのままにせざるを得ないとは…。私だったら悪徳業者が言葉巧みに近づいてきたら引っかかってしまうかもしれない。

 何日か前、福島県は「被害が想定よりも小さかった」として90億円もの義援金を返還したというニュースを読んだ。なんかもったいない話だ。
         
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2011年08月25日

ジョブズの挨拶

 アップル公式サイトに出ているスティーブ・ジョブズの辞任の挨拶"Letter from Steve Jobs"がいい。簡潔で力強い。最初の文章で読む人の心をグッとつかむのは彼のプレゼンと同じだ。
I have always said if there ever came a day when I could no longer meet my duties and expectations as Apple’s CEO, I would be the first to let you know. Unfortunately, that day has come.(私はいつも言ってきた。アップルのCEOとしての義務と期待にこたえられなくなる日が来たら、真っ先にそれを知らせると。残念ながらその日が来てしまった=らくだ超訳)
 こんなにシンプルで印象的な辞任の挨拶は初めて読んだと思う。ここまで簡単な単語でこれだけ美しい文章がかける人はそうそういないだろう。“美学”なんて言葉を使って気取る必要はない。

 それにしても、そんなに具合が悪いのだろうか。テレビで見かけた映像はいつ撮影したのか知らないが、さらにゲッソリと痩せているように見えた。それでもI have made some of the best friends of my life at Appleと言えるのは幸せな人だと思う。
     
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2011年08月22日

缶コーヒーを30本買ったわけ

 数日かけて近所のコンビニを数軒回り、全部で30本の缶コーヒーを買った。16日に発売されたBOSSの「ゼロの頂点」てやつ。飛行機オモチャのおまけにつられた。

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 1缶に1個ついてくるチョロQみたいなおもちゃは全18種類。このうち乗ったことのある航空会社のが9種類あった。

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 これは限定版のスタアラ塗装。どれも車輪と磁石がついていて、スチール缶の回りをクルクルまわる(詳しくは一番上のリンク先を参照)。鉄鍋の回りを走らせてみたら、側面がちょっと斜めになっているからかポトッと落ちてしまった。

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 機体は3種類。私に分かるのはジャンボだけ。あとはB777とA340らしい。

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 2缶に1つついてくる模型みたいな大きなおまけは全6種類。まだ組み立てていない。シンガポール航空とルフトハンザはA380、ANAはB787(私にも見分けがつくのは、エンジンのところに新撰組の旗みたいなギザギザ模様があるから)、あとはジャンボ。

 最初はチョロQがかわいいと思って買い始めた。2缶だけ買ってきたら、それを見た夫が一気に12缶買ってきた。その後もちょこちょこ買いたして小さいのを全部集め、大きいのも買うことにした。大きい方が人気があるのか、それとも置いている店が限られているのか、見つけるのが大変だった。

 我が家周辺のファミマとセブン−イレブンには大きいのはなく、いつもなら行かないサンクスで購入。セブンでは期間限定かもしれないけれど1缶110円で売っていたのにサンクスは120円だ。30缶だと10円でもバカにならない。

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 もともと缶コーヒーは全くといっていいほど飲まないのに数日間で30本も買ってしまった。何本か飲んだけれど、写真以外にも8本冷蔵庫に入っている。カロリーゼロと書いてあるのが救い。
     
posted by らくだ at 19:00 | Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

散々な金曜日

 きのうは不毛な一日だった。何件かアポが入っていたので土砂降りの雨の中、時間の余裕をみて家を出た。しかし、すぐに携帯に連絡が入った。「山手線が止まっていて動けない」とか「新幹線が動かないので約束の時間までに事務所に戻れない」とか…。

 要するに全てドタキャン。あれだけ雨が強くて、交通機関があれだけ乱れたんじゃしょうがない。1人でズブ濡れになって外を歩きまわっただけに終わった。予定はすべて先送りだ。

 一件はどうしても今週中に要件を片付ける必要があり、先方にきょう(土曜日)休日出勤してもらって打ち合わせをした。あとは来週回し。

 月末納品の仕事について、つい「予定よりも早めに進行しているので来週末までに送ります」なんて調子のよいメールを送ってしまってある。来週の金曜日は温泉仲間と久しぶりのオフ会。つまり「来週中に送る仕事」というのは木曜日中に送らなくてはいけない。ちょっと青くなっている。
      
posted by らくだ at 17:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年08月18日

震災後の復興ぶりを示す写真再び

 震災直後と3カ月後の復興ぶりの写真を6月に掲載したメール・オンライン(英デイリー・メール紙のweb版)が、今度は震災直後と5カ月後の写真を対比して掲載している。http://www.dailymail.co.uk/news/article-2026493/Japanese-tsunami-Pictures-road-recovery.html

 1組目の写真は6月の記事にも出ていたのと同じだと思う。コメント欄は今回も日本を称賛する書き込みが目立つし、確かに写真を見れば、かなり整然としてきたのは事実。「残骸は一体どこに行ったのだろう?」なんてコメントもある。

 それでも6月の記事ほどのインパクトを感じなかった。なぜだろう。編集者の意向次第でまったく正反対の記事も作れたんじゃないかなって気がしてきたからかな。

 数ある写真の中から復興ぶりを示す写真を選んだら、このメール・オンラインの記事みたいになる。でも、その気になれば、復興が遅々として進んでいないことを示す写真だけを選ぶこともできたんじゃないだろうか。

 震災から半年近くたち、前向きに生活再建を進めている人と、いまだに為す術もなくうずくまっている人たちの格差がどんどん開いてきたような気がする。

【関連記事】
日本の復興ぶりを示す写真に称賛の声(2011年6月12日)
        
posted by らくだ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2011年08月17日

HELPソマリア

 過去60年で最悪という干ばつに見舞われている東アフリカ(とりわけソマリア)に対する支援活動が広がってきた。支援のテーマ曲になっているBob Marley & The Wailersの'High Tide Or Low Tide' の動画は横が560ピクセルもあってここには張り込めないので、関心のある方はこっちのリンクから見てください。http://youtu.be/eTJVQKra7gA (かなり痛々しい子供が登場するので苦手な人は視聴注意)

 この支援活動の中心となっているのはSave the Children。公式ページはこちら。http://www.imgonnabeyourfriend.org/記載されている支援方法はiTunesなどで'High Tide Or Low Tide'を購入・ダウンロードする、もしくはpaypalから寄付が可能(もちろんpaypalのアカウントが必要)。私はpaypal利用でわずかながらの寄付をすることにした。PRの場となっているボブ・マーリーのfacebookページはこちら。http://www.facebook.com/BobMarley (facebookアカウントを持っていなくても閲覧可能)

 日本語のページはないみたいだし、日赤のサイトをみても関連の募金は(まだ)受け付けていない。日赤しか調べていないので、ソマリアや東アジアに絞って支援を展開している団体はあるのだろうけれど把握していない。
    
posted by らくだ at 00:46 | Comment(1) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2011年08月15日

デジカメ修理

 1年半あまり使ってきたコンデジの調子が悪くなったので修理に出すことにした。キヤノンのサイトで調べると、保証期間がすぎた場合の修理は製品の型番によって一律料金になっている。使っているPower Shot S90は9975円。ほぼ1万円と痛い出費だ。

 それでも、修理しないわけに行かないのでサービスセンターに持っていった。不具合の1つはその場で解決、しかしもう1つはやはり修理が必要とのこと。一律料金で9975円かかるということを確認された。調べてあっても思わず「高いんですね〜」と本音が出た。

 了解したところ修理にかかる期間を調べるので待ってくれという。そして5分あまり待ったところで名前を呼ばれた。裏の作業場?にいる人が見たところ、外装が外れかかっているとはいかないまでも微妙なズレが出てわずかな隙間ができていたんだそう。それを力づくで元に戻したら改善したという。

 その場で試してみたら、確かに少しは良くなっていた。これなら無料でいいというので、そのまま帰ってきた。いったんは1万円の出費を覚悟したのにタダで済み、なんだか得した気分だ。

 キヤノンはいい会社だな〜と感激しながら帰ったのだが、正直言うとこのカメラはそんなに好きじゃない。カメラのモニター画面が鮮やかなので写真も上手に撮れているように錯覚してしまう。実際に家に返ってパソコンで写真をみると、どうもシャープさに欠けるっていうか思っていたのと違う。

 どうも私にはオーバースペックみたい。以前のカメラはシャッタースピードや露出を調節できなかったけ。今のカメラの方が上位機種のはずなのに、撮れる写真は変わらない。マクロだったらむしろ昔使っていたLUMIXの方がキレイに撮れたように感じる。
      
posted by らくだ at 21:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年08月12日

FRAU9月号の改善点

 気づいたのはおととい、大阪で短い乗り継ぎ時間を使ってハートインに入った時。なにげなく店内を歩き回っていて雑誌コーナーでFRAUの9月号を売っているのに気づいた。どんな特集だったか覚えていない。ただ単に『あぁ、あの台湾特集号から1カ月たったんだ』って思って手に取った。

 そして無意識のうちに沢木耕太郎の連載「一号線を北上せよ」中国編のページを探していた。そして期待していた訳じゃないんだけど、地図が8月号とは違っているのを発見した。立ち見しただけなので画像では紹介できないのが残念。

 8月号の地図は7月20日付の記事に画像があるので、そちらを参照してもらえば分かるんだけど、中国と台湾が一緒に載っていて台湾には台北の位置に印があって台北と書いてある。これだといかにも「台湾は中国の一部」みたいな感じ。(ちなみにこの記事には、台湾が中国の地図に入っていることについて、つい数日前に台湾の方から「悔しい」とコメントがついた…)。

 それが9月号は、なぜか韓国と北朝鮮が描き加えられている。一方で台湾の地図は掲載されたままなんだけど、台北を示す印と「台北」の文字はない。これだと北朝鮮や韓国と同じ扱いになる。別の国だけど極東だから載せておいたと解釈できなくもない。かなり苦し紛れの細工だけど、私にいわせれば8月号よりも改善したことだけは確か。

 最新号で地図が変わったってことは、多分クレームの声が複数(多数?)寄せられたからに違いない。各方面に配慮した苦肉の策ということは伝わってくるものの、素早く対応してくれたのは本当に嬉しい。

【関連記事】
FRAU8月号の問題点(2011年7月20日)
FRAU8月号で「感謝台湾」特集(2011年7月12日) 
              
posted by らくだ at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする