2008年02月16日

やっぱり不便なIE7.0

 先日のwindows updateでインターネットエクスプローラーのバージョンが6.0から7.0にアップグレードされた。今使っているパソコンが壊れたときに緊急用として買ったノートパソコンでIE7.0を少し使ってはいたものの、やっぱり使いにくくてしょうがない。セキュリティーを高めたそうだけど、そのおかげでいちいち確認を求められる。

 たとえばこのブログでリンクを張る際、URLのアイコンをクリックすれば、URLを書き込むウインドウがポップアップするはずなのに、「このWebサイトはスクリプト化されたウィンドウを使用して情報を依頼しています。このWebサイトを信用している場合、ここをクリックして、スクリプト化したウィンドウを許可してください」との注意がタブの下に出てくる。そこをクリックして、さらに「スクリプト化されたウィンドウの実行を一時的に許可」をクリックして、最初の作業に戻らなくちゃならないから、今までに比べると手間が大幅に増えた。

 いままでワンクリックでできたクリップボードへの貼り付けも許可を求めるメッセージが出てきて、OKを押す手間がかかるようになった。

 たぶん、java scriptについての設定を変えればいいんだろうけれど、その方法を自分で調べなくちゃいけないのが面倒くさい。いっそのこと全面的にFirefoxに移行しちゃおうかな。
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2008年01月29日

“人気ブログ”の誤算

 このブログはいい具合にアクセスも落ちてきて、ノビノビできるようになった。1日に万単位のアクセスがあって、数分単位でコメントが寄せられて身動きがとれなかった時代がちょっと懐かしくもある。

 不思議なことに『アクセスを増やしたい』と思っていろいろ手段を講じてもほとんど効果はないのに、『もうこれ以上訪問者が来なくてもいい、どちらかといえば減ってください』と思うと、右肩上がりにアクセスが伸びたりする。皮肉なもんだ。

 もう一つのブログがこの後者。ちょっと前まで1日2000だったアクセスは最近4000前後で推移している。私の当初の希望が1日100前後だったから、その数十倍だ(数百倍を訂正しました…)。

 アクセスが多くて困るのは、コメントやトラックバックの管理に手間がかかることかな。のんびりやっているときにはなかったスパムが大量に寄せられる。それに自分の意見を書くと賛否両論が拮抗、コメント欄で暴れる人も出没するから、ついつい用心して無味乾燥な情報を垂れ流すだけになってしまう。1日のアクセスは多くても700〜800くらいがいい。

 アクセスが希望の数百倍もある“人気ブログ”になったのだから、企業からの情報収集も当初よりも簡単になるだろうと思っていたら甘かった。

 ある会社に3回質問のメールを送った。1回目はブログを初めてすぐ。数日後に丁寧な回答が来た。2回目はアクセスが100万を突破した後。メールを送ってすぐに先方から電話がかかってきた(問い合わせメールにはメールアドレスだけじゃなく、固定電話の番号も書いている)。電話で個人の道楽だと確認(メールにも書いているのに)して「個人でこんなサイトをやっているなんて不気味ですね」と言われ、こっちは返答に窮して笑ってごまかした。3回目は返事すら来ない…。

 メールの文面は3通ともそれほど違わないはずなのに。その担当者にとっては、さらに不気味さがパワーアップしているのだろうか。これは本当に意外だった。一般読者からの情報提供が増えているからゼロサムかな。
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2007年08月30日

mixiの転載クン

 昨年だったか誰かの文章を読んでいて、「Web 2.0なんていうのは性善説を前提とした蜃気楼のようなものだ」というようなことが書かれていて『へ〜、そんなもんかな〜』と他人事のように思った。ここにきて『蜃気楼説は正しいかもしれない』と感じている。

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2007年08月25日

スパマーのツボ

 きのう書いた中華航空機事故の話、何が悪かったんだかスパマーのツボにはまったらしい。1日で9件もトラックバックが送られてきた。

 一覧を見るとすごい顔ぶれ。アダルトがあるのはもちろんのこと、「芸能人宗教」「イチロー応援ブログ!」なんてところから送られてきている。

 さらにはブログの名前が「石川遼 ドライバー 伊藤涼太 父 ウィキペディア 速報」、「社会保険庁 年金 ボーナス ホームページ 労働組合」、「CR倖田來未 パチンコ プレミア 攻略 演出 解析 掲示板」なんて意味不明のものも。もうなんでもありの状態だ。要するに人々が関心を持って検索しそうな言葉をつなぎあわせてブログのタイトルにしてみましたってところ。

 怖いものみたさで一部を見てみた。どうも同じ人がやっているブログらしい。私のブログにトラックバックを送るには言及リンクがないと自動的に削除されるので、いちおう当ブログへのリンクがあることは確実だ。スパマーにしてもそれなりの手間はかけているはず。手間に見合った何かは得られるのだろうか? この人にとってブログって何なんだろう?

 最初は全部サクッと削除してしまうつもりでいたんだけど、ブログ名の一覧を見ていたら、ここまでしてアクセスを稼ごうっていうその姿勢がいじらしくなってきちゃった。そこで、そのまま残しておくことにした(でも、この記事はトラックバックを受け付けない設定にしとこ)。
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2007年07月12日

ウェブサイトの売買

 友人から「温泉サイトが売りに出ているよ」とメールが来た。廃業旅館が売りに出ているとか、そんな話ならしょっちゅう聞くが、温泉サイトの売却なんて聞いたこともない。だいたい温泉のホームページなんて売買するものなんだろうか?

 と思ったら、確かに売買されていた。まったく知らなかったのだが、サイトキャッチャーというウェブサイト売買のためのサイトがあり、ブログを含むウェブサイトを売りたい人はそこに掲載を依頼して購入希望者を待つ仕組みらしい。

 いろいろなサイトが掲載されていて、ページをいろいろ開いてみた。たとえば「開店休業状態で月間ページビューが5000位、月間の売り上げはゼロで運用コストは7万円、ヤフーのカテゴリ登録もなくGoogleのページランクはゼロ」なんていうECサイトが100万円で売りに出されていたりする。私にとってはなんとも不思議な世界だ。

 友人が教えてくれたのは北海道の温泉宿を紹介するサイト。2006年11月からの運営で月間売り上げは0〜2000円、ページビューは1000から1400。ヤフーのカテゴリ登録はなく,
Googleのページランクは1。これで5万円て高いな〜と思ったのだが、もう9件も交渉申し込みが寄せられている。世の中分からん。

 私がやっているもう1つのブログをやめる時はこれで売り払っちゃおうか、と一瞬考えた。でも、私が今やっているのと同じように更新してくれる人が買ってくれるとも思えない。やめる時は閉鎖するしかなさそうだ。 
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2007年07月02日

ミニブログ

 ミニブログが最近はやっているということは、なんとなく知ってはいた。きょうの日経夕刊にも出ていた。要するに短文、多くは1行程度のつぶやきを書くサイトだ。

 ちょっと流行に乗ってみるかと某所で作ってみた(そんなことをやっているから、このブログの更新頻度がどんどんん落ちていくのだ)。「使い方分かるかな」と書き込んでみたら、あっという間にレスが7、8ついた。その1行だけしか書いていないのに、「○○さんがリンクしました」と連絡が来た。

 嬉しいと感じる前に怖くなった。このスピード感についていけない。どうも自分にはミニブログでの交流は向いていないみたいだ。アカウントを削除しようかな。
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2007年05月22日

名乗る自由、名乗らない自由

 最近ネット仲間の間で個人情報を明らかにするのがはやっているのだろうか。ここ2、3カ月というもの、本名と思われる署名入りのメールがなぜかたくさん届く。別に業務のメールじゃない。

 本名だろうとハンドルネームだろうと、受け取る私にしてみれば同じこと。返事を書くとき、本名宛てなら「○○○○様」ハンドルネームなら「○○○○さん」と書くのをマイルールにしている程度の違いしかない。ハンドルネームだから失礼なんて思ったことはもちろんない。

 ところが本名を名乗る人たちの中に、自分の個人情報をさらして私にも同じことを求める人が出てきた。先方からのメールにはその人の名前だけじゃなく、自宅住所、電話番号、携帯電話番号、携帯メールアドレス、勤務先住所、電話番号などが署名の形で記載されている。

 それだけでもちょっとひるむのだが、ここのところ数人から「こちらは本名も電話番号も教えているのだから、信用できる人間だって分かったでしょう。あなたのも教えてください。教えないなんて失礼だと思いませんか?」というようなメールが届いた。見なかったことにしてサクッと削除した。なんか怖い。

 私は「私にメールを送るなら本名や電話番号を書いてください」なんてお願いしたことは一切ない。名乗るのはその人たちの自由だけど、こちらにだって名乗らない自由があってもよさそうなもんだ。

 そもそも先方が教えてくる名前や連絡先が正しいかどうかだって分かったものじゃない。なんていったら疑りすぎだろうか。

 私がネット上で知り合った人に名前や住所を教えるのは、こちらから何か頼んで情報提供をしてもらうときか、あるいはネット上の知り合いと直接会うときだけだ。ネット活用の先輩からは「直接会うからって初対面で名前や住所を教えるなんて警戒心がなさすぎる」って怒られている。

 世の中いろんな人がいて、ネットの世界を気持ちよく泳ぐのはなかなか難しい。メールなんて1往復とはいわなくても3往復もすれば信用しても大丈夫か見極める自信があったのだが、最近その自信がちょっと揺らいでいる。
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2007年05月18日

クローズアップ現代

 NHKが5月8日に放映したクローズアップ現代のアルファブロガー特集を今になって見た。録画しておいたわけじゃない。You Tubeのトップページから検索で「クローズアップ現代」と入力すると3分割されたのが見つかるはずなので、関心のある方はどうぞ。You TubeへのアップをNHKが許可しているとも思えないので直リンはやめとく(それにしても便利な時代になったもんだ)。

 最初に「クローズアップ現代でアルファブロガー特集をやった」と聞いたときは、「え?」と思った。アルファブロガーなんて言葉、もう過去の遺物だと思っていたから。

 よく聞いたのは2、3年前だったかな。Web2.0なんていう言葉が出てくる前のことだ。それが最近ではWeb2.0なんて言葉もとんと聞かなくなった。最近テレビCMでdocomo2.0を見たとき『う、古い。何このセンス…』とひるんだのは私だけじゃないのでは?

 だからという訳でもないのだが、番組は極めてオーソドックスかつNHK的にまとまっていた。一言で言えばやはり「古くさい」感じ。2、3年前だったら食い入るように見ていたかもしれない。自分は同じことを続けているつもりでも、激しく変わる周りの環境に影響されているのだなぁとぼんやり思った。

 ところで最近快調だった(自分が更新をサボりがちで知らないだけかもしれないのだが)このSeesaaブログがここ数日おかしい。新しい記事をアップしてもトップページに反映されず、何回も再構築しなくてはならない。きょうはうまく行くかな?
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2007年03月05日

ウサギとカメ

 きょう気がついた。もうひとつのブログのアクセスカウンターの数字がこのブログのアクセスを抜いていた。チャートをつけていたらデッドクロス(あっちからすればゴールデンクロス)だな〜、これで弱気相場入りか〜などと、まったく意味のないことをぼんやりと考えた。

 あっちのブログを始めたのは2005年の10月。こっちのブログは1年半以上も早い2004年の2月(もう3周年を越えていた)で、しかも2005年の春先には1日数万のアクセスがあったこともあるのに。まさにウサギがカメに抜かれたってわけだ。

 こっちはダラダラ、グダグダと個人的なことを書き散らしているのに対し、あっちは情報提供を目的としているのだから、当然といえば、ま、当然なんだけどね。

 贅沢をいわせてもらえば、あっちのブログのアクセスが多すぎるのだ。現状は1日平均で1500から2000ていうところだと思う。

 それだけの訪問者があると運営もなかなか難しい。ヘタレな私は自分を全面に押し出すのをやめ、情報をなるべく客観的に垂れ流すだけにしている。

 というのも、主観的なことを書いたときに寄せられる賛否両論にいちいち対応するのにすごくエネルギーを使うからだ。無味乾燥なことを淡々と書いているつもりでも、1カ月に1人くらいは勘違いしているとしか思えない人が迷い込んで噛み付いてくる。そんな人たちの相手をするのに時間とエネルギーを使うなら、1本でも多く情報を紹介したいというのが正直なところだ。いまのところ、そんな困った人たちよりも協力者のほうが圧倒的に多いので、無事に続けられている。

 こっちのブログはいいあんばいに?アクセスも落ちてきて、コメント欄での交流が楽しめるようになり、自分のペースを取り戻した。更新に対する義務感もない。書きたいことを好きなように料理できるから気楽だ。

 あっちとこっち、同じブログとはいえ私にとっては全く別物。あっちのブログは現行の密度での更新をそんなに長く続けられるとは思えない。太く短く燃え尽きそうだ(そもそも当初2005年12月末までの3カ月限定プロジェクトのつもりで始めたのに、なんとなく引っ込みがつかなくなって続けているのだ)。

 一方、こっちのブログはより自分のために書いている感が強い。ネット上で物を書いて公開できるかぎり、形が変わることはあったとしても細く長く続けられそうだ。

 こうしてみると、実はこっちが「カメ」で、あっちが「ウサギ」という気がしてきた。
  
タグ:ブログ
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2007年02月25日

苦手なブログ

 私が苦手なブログは考えてみたら3種類あった。あくまで個人的な嗜好なので、ほかの人はまったく気にならないかもしれない。

(1)まずオリジナリティに乏しいもの。ニュースサイトで見つけた目ぼしい記事や他人のブログ記事を全文転載(ひどいときは画像まで…)するだけ、あるいは「こんなこともあるんですね」とか数行のコメントしかない。

 ある分野に絞った情報提供をするなど、付加価値があればオリジナリティを感じる。私が苦手なのは、読んでつまらないだけじゃなくて情報としての価値もないブログだ。もちろんブログなんて本人が好きなことを書けばいい。訪問者としての私の好みは書き手の個性が感じられるブログにあるってことだ。

 そんなブログは日ごろなるべく避けているのだが、たまに「私ブログやっているんです。来て見てコメントしてくださいね♪」と頼まれることもある。行ってみて中身スカスカ・ブログだと後ずさりしたくなる。以前は社交辞令のコメントを書き込んでいたのだが、最近は「ネット上の活動にムリは禁物」と自分に言い聞かせているので、見なかったことにしてブラウザを閉じることが多くなった。

(2)ブログランキングなどのクリックをおねだりするもの。「よろしかったらクリックお願いします」ぐらいならまだ可愛いけれど、「更新の励みになります」とか書いてあると、『クリックしなけりゃ更新意欲が湧かないなら、無理して書かなければいいのに』と思う。

 多分、気にならない人はまったく気にならないだろうし、むしろ「クリックのお願いがあると必ずクリックしてあげる」なんていう慈愛あふれる人もたくさんいるのかもしれない。要するに私はケチなんだな。

 とにかく私はおねだりされるのが苦手なので、きっこのブログよりもきっこの日記を読むことにしている。

(3)「続きを読む」リンクをクリックしないと全文読めないもの。トップページには数行、あるいは数段落しか書いていなくて、全文読むには「続きを読む」をクリックしなくてはならない。(2)にも共通するのだが、私は読者に何かを要求するサイトは苦手なのだと思う。

 それに、こういうサイトの場合、たとえ「続きを読む」をクリックしても、これまでの経験からすると9割は後悔するんだよね。いかにももったいぶって「おいしいところは隠してありますよ。フフフ…」って感じなのに、開けてみるとほとんどの場合「エッ!」と絶句するほどつまらない。

 なんでこんなことを書く気になったかっていうと、きょう私はもうひとつのブログで(3)をやってしまったからだ。あまりにも長文になってしまったので、それをズラズラとトップページに載せるには忍びなく、ついつい分割して「続きを読む」リンクにしてしまった。

 書きながら『なんで一銭にもならない文章だとこうスラスラ書けるんだろう』とか『自分が読まないぐらいだから、書いても読んでくれる人なんてほとんどいないよな〜』と思っていた。自分のイヤなことを人にはヤル。私ってイヤな奴だ。
  
タグ:ブログ
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2007年01月18日

Skypeが外部通話に4.9円の接続料導入

 うわ、やっぱやられたって感じだ。Skypeの新料金体系が発表されたと思ったら、1通話につき4.9円の接続料がしっかり導入されていた(SKypeOut通話の接続料金)。

 通話料そのものは国内固定電話向け2.66円、携帯向け17.5円(各1分間)で変わらず(料金表)。やはり英語フォーラムの人たちの懸念は当たっていた。私は甘かったな〜。「Skypeユーザへさらなる節約を提供する、革新的かつ衝撃的新料金設定を発表予定」なんて、今の段階では真っ赤なウソじゃん。

【追記】1月21日現在、skypeの日本語公式サイトにはいまだに「接続料や月額費は必要ありません」と出ているし、料金表のところに接続料が付け足されているだけで、公式サイトや数ある公式ブログでは接続料の導入に関するお知らせや説明といったものは一切ない。もしかしたらアップされているのかもしれないけど、そうだとしたら全然目立たないところにある。サービスは革新的だと思っていたけど、企業としては全然ダメ。なんだかスカイプというものにかなり幻滅した。

【関連バックナンバー】Skype新料金体系への期待と不安(2006年12月26日)
  
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2006年12月12日

偶然の「集合知」

 一部の人は知っているはずだ。私は1年余り前からもうひとつのブログを運営している。温泉関連のニュースばかりを集めたサイトだ(このブログの更新頻度が低下している主因です…)。

 個人でニュースサイトを運営する面白さって、何の利害関係もないところにあると思う。好きに書けるのがいい。"news without fear or favor"というキャッチフレーズを掲げていたのはジャパン・タイムズだったかな。そんな大げさなことをしているわけじゃないけど、誰を恐れることもなく誰におもねる必要もないっていうのはいいもんだ。

 いい情報も悪い情報も分け隔てなく淡々と紹介するのが私のやり方。それでも苦労はある。ネガティブな情報っていうのはどうしても入手しにくいのだ(もちろん、ネガティブな情報を優先して集めているということはない)。

 温泉関連でいうネガティブな情報の例はレジオネラ菌の検出や食中毒の発生など。当事者はもちろんそんな情報を知られたくないはず。実際、こうしたネガティブな情報を自らのホームページに潔く掲載するところは公共の施設を除けばこれまでに1カ所しか紹介していない(12月13日で2カ所に増えた)。大方のところは食中毒で営業停止処分を食らっていても、ホームページを見るとそんなことは一切告知せずに「好評の○○○プラン提供中」などとなっている。

 自治体だって観光産業に響くと思っているのか及び腰のところが予想以上に多い。地元のメディアはどうかというと、これもあんまり期待できない。大手の旅館・ホテルだと広告出稿の関係があるのかな。小さなところはほとんど無視。メディアが伝えているのは一部にすぎないということに最近気づいた。

 どうして分かったかというと、ブログの読者が「間接的」に教えてくれるからだ。ブログを書いている人なら知っていると思う。たぶんほとんどのブログにはアクセス解析なる機能がついていて、訪問者がどんな言葉を検索してやってきたかの検索トレンドが分かるようになっている(知らない人には説明するのが難しい)。

 先日、ふとしたきっかけでこの検索トレンドを調べてみた。最近オープンしたばかりの施設名を検索してやってきた人が圧倒的に多いのだが、その中で特定の旅館名とノロウイルスという言葉を検索してきた人が1日に十数人いた。ブログではノロウイルス関連の記事とその旅館の記事はまったく別だったのだが、同じページ上に2つの言葉が載っていたので検索に引っかかったようだ。

 1人や2人だったら気づかなかっただろう。でも1日に十数人が同じ言葉で検索してやってくるというのは零細ブログにとって、ちょっとした規模だ。大手新聞がその旅館でノロウイルスによる食中毒が発生したと伝えたのはそれから3日後だった。

 勝手に想像してみると、その旅館が営業停止処分になって旅館側から予約客へのキャンセルの連絡をしたところ、その客たちがネットで検索したことが考えられる。あとは患者の家族とか、職場・学校の関係者が検索したのかもしれない。その結果、本人たちが全く意識しないうちに私に情報を提供してくれたことになった。

 既にこの方法で何件かニュースを見つけた。新聞や自治体のサイトに出るよりも数日早く情報をつかめている。でも、実際にブログで紹介できるのはほんの一部。最後までメディアや自治体のサイトで確認できずに終わるところは、実際に記事にできるところの数倍に達している。

 いくら図々しい私でも、旅館やホテルに電話して「そちらの名称と食中毒って言葉で検索して私のブログにやってくる人が何人もいるんですが、本当に食中毒が起きてますか?」なんてさすがに聞けない。

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2006年12月03日

パソコン人とケータイ人

 世の中(というか私の周り)には2種類の人間がいる。パソコン人とケータイ人だ。もちろん、携帯を使うパソコン人もいるし、パソコンを使うケータイ人もいるけど、どっちも半々ずつ使うって人は、まずいない。どちらかに軸足を置きながらの二刀流だ。

 私はもう絶対にパソコン人で、携帯メールはかなり苦手。あの小さな画面で文字を打って文章をまとめるのは難しいし、呼びかけも挨拶もない素っ気ない文章になってしまうのを絵文字でごまかしているようなところがある。自分の言いたいことが伝わらなかったり、誤解を招くような気がして、極力送らないようにしてきた。

 ブログの更新だって携帯でチマチマやってらんない。いらいらしちゃう。「ケータイって若者が使うもんでしょ」とオバサンは言いたい(オバサン仲間でもバリバリのケータイ人もいるから年齢のせいだけじゃないかもしれない)。

 世の中には自分と違う人種のケータイ人がいると実感したのは、この夏のことだ。ある人物が一晩で300通のメールを私に送りつけてきたという話をした際、若い女性に「同じ人から立て続けに300通もパソコンにメール送られたらドン引きするけど、ケータイだと一晩で100通や200通のやり取りは、ノリのいい相手だったら普通だよね」って言われたからだ。

 それを聞いてこっちがドン引きした(なんてことは、もちろん黙っていた)。聞いてみると彼女の書くメールは極端な場合「うん」の一言だけ。短文のやり取りが中心で、チャット感覚みたい。同じ「メール」でも、のんびり挨拶から入る私のとはまったく別物だ。

 私は自分から携帯メールを送ることはまずないので、こちらから積極的にメールアドレスを教えたことはなかった。たとえ相手が教えてくれても「パソコンに送っていただければ、携帯にも転送されますので…」と逃げてきた。それでも、緊急時には携帯からメールを送らなくちゃならない。そしてケータイ人に1回でも携帯メールを送るとあら不思議。それ以降のメールはすべて携帯に来ちゃう。

 携帯あてのメールにもパソコンから返信するなど一応は抵抗してきたが、最近はなんとなくケータイ勢力に引き込まれ始めている。既に新しい携帯のメールアドレスは何人かのケータイ人に自ら教えてしまった。無駄な抵抗をやめ、携帯メールには携帯から返信することが増えてきた。

 ぎこちなく携帯を操って返信するでしょ。それで待受画面に戻ると、あらら、もう返信の返信が来てる…。文章を練りながら書けて1日1往復ぐらいのパソコンメールがやっぱりいいなぁ。

   
タグ:メール
posted by らくだ at 23:49 | Comment(8) | TrackBack(2) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする

2006年11月29日

Yahoogle!

 Yahoo Internet Guideという雑誌を初めて買った。私がやっているもうひとつのブログを掲載してくれるという連絡を2週間ほど前にもらっていたからだ。

 パラパラとみていてふと目にとまったのが「Yahoogle!」の紹介。ヤフーとグーグルの検索結果を同時に示してくれるというスグレ?もの。興味津々で試してみたら重い…。「各APIのリクエスト上限に達した場合、検索出来ない場合がございます。あらかじめご了承ください」とのお断りも書いてある。

 何個かキーワードを入れて検索してみたら、なぜか1ページ目にはヤフーの検索結果ばかり表示された。かなり興奮して試してみたものの、あまり使えないかもしれなという感想だ。もうちょっと時間のあるときにさらに試してみるつもり。

   
タグ:Yahoo! google
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2006年11月15日

メールの件名

 グーグルのGメールを使い始めたら、Outlook Expressをほとんど使わなくなった。Gmail Notifierをインストールしておけば新着メールが来るたびにお知らせしてくれるし、スパムメールフィルターもなかなか優秀(スパムメールに悩んでいる夫もGメールを使うようになった)。

 Gメールのアドレスを使わずに既存のメールアドレスを利用して送受信することができるのもありがたい。Gメールはグーグルカレンダーと併せてなくてはならない存在になってしまった。

 それでもGメールに関してちょっと困っていることがひとつだけある。メールの件名を変えずRe:をつけたままで往復が続けば一連のやりとりは同じスレッドに入るのだが、途中で件名を変えてしまうとスレッドがバラバラになってしまうのだ(Gメールは件名を変えずにRe:をつけただけでメールをやり取りすれば、受信トレイには1件だけ入っているように見える。続きのやりとりは折りたたまれているような格好だ)。

 私は業務用のメールなら件名を変えずに「Re:」をつけたままで何往復もする。友人との個人的なメールは、急ぎの返信でもない限り件名を変えることが多い。単なる趣味の問題なので、相手がどうだろうと別に気にならない。

 Gメールを使い始めてから、件名を変えると関連メールが受信トレイの中に散乱してしまうので、個人的なメールでも「Re:」のまま件名を変えないようになった。すぐさま鋭い友人に気づかれてしまった。「最近こっちの送ったメールにRe:をつけて返信してくるだけで素っ気ないんじゃない?」って。やっぱり気にする人もいるんだな。

 このままグーグルの文化に取り込まれていいものか、ちょっと悩んでいる。
     
タグ:google Gメール
posted by らくだ at 22:01 | Comment(4) | TrackBack(0) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする