2004年08月14日

ブログにみる日本選手団の服装評価

 直前のエントリーでオリンピック開会式で「日本選手は浴衣を着ればいいのに」と書いたあと、ほかの人はあの服装をどう思ったのか気になった。調べてみたら、ボタンダウンクラブさんやSheep Lifeさんみたいに浴衣支持派がほかにもいて嬉しい。

 突っ込みニュースさんは浴衣については触れていないけど、日本は「五輪でワーストドレッサーが競われたら金メダル間違いなし!」と手厳しい。私は全部の参加国の服装を見たわけじゃないから断言はできないけど、かなり賛成。毎回アフリカの人たちなんて誇りを持って民族衣装を着ていて、見ごたえがある。どうも日本は…。きびんのひとりごとさんは、「健康ランドの室内着」とばっさり。なるほど。私は直前のエントリーで「男子は病院職員、女子は入院している人のガウン姿」と書いたけど、男子は弁当屋とか食品工場で働いている人に見えなくもないなぁと思っている。
 
 一方、ハルのつぶやきさんは「なかなか良い感じですよ♪」と好意的。snuffimiffyうさこの日記さんも「女性は、ピンクや赤の花柄がついていて、小さい子供の浴衣みたいだと思ってしまったんですが、かわいいと思いました」と評価している。みんながみんな批判的っていうのもかわいそうだし、こういう意見があるとかえってホッとするかも。

 Letter from Yochomachiさんは「日本選手団の「花模様」は、それだけ見れば楽しくって、堅苦しさがなくって、結構なデザインだと思うのだが、開会式の雰囲気からはやはりちょっとずれていたのかも知れない」と、客観的に評価している。

 まぁでも、こうやって外野が「あ〜でもない、こ〜でもない」っていろいろ言い合うのがオリンピック開会式の楽しいところだな。このエントリーを書くためにオリンピック開会式について書いたブログをざっと見てみたけど、開会式でのパフォーマンスについては大半のブログが「良かった」と書いていた。このところトラックバック機能を使っていなかったので久しぶりにトラバを送ってみる。

【関連バックナンバー】
浴衣で入場行進したらいいのに…(8月14日)
posted by らくだ at 14:01 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(2) | スポーツ | 更新情報をチェックする

浴衣で入場行進したらいいのに…

 今になってから録画でアテネオリンピックの開会式を見ている。日本選手団の服装、今回はKENZOのデザインだそうで、少しはマシになるのかと思っていたら、う〜ん。ちと絶句気味だ。

 男子は白ずくめで病院職員みたい。女子はぶかぶかの花柄で入院中の人がガウンを着ているみたいに見えた。カジュアル志向なんだろうけど、そういう風に着こなしている人がいないくて「だらしない」って印象だ。それでも前回の虹色マントよりいいかも。

 昔から日本選手団の服装には不満を持っているので、「ダサいに違いない」という先入観があるのかもしれない。でも、あれだったらみんなが普段着慣れているジャージの方がよほどキリッと見栄えがするよ。私が服装担当だったらみんなに浴衣を着せるな。いかにも日本らしいし、涼しそうでいいと思うんだけど。若い人たちってあまり浴衣が似合わないから、着流しみたいになってヘンかな。
posted by らくだ at 09:30 | 東京 🌁 | Comment(4) | TrackBack(1) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2004年08月08日

アジアカップ・中国での報道

 サッカーアジアカップは予想&期待通りに日本が勝った。その後の展開については、夫が「中国人サポーターの怒りは中国の選手に向けられる」、私は「日本の選手とサポーターに向けられる」とみていて、この点では私の予想が不幸にも的中しちゃった。

 日本人選手とサポーターが2時間も足止めを食らい、日本行使の車の窓ガラスが割られたとは。アジアのフーリガンとして中国人サポーターが有名になる日も近い? 8日朝方(日本時間)の段階ではBBCのトップページにChinese riot after Japan victory(日本の勝利で中国人が騒動)というニュースが出ている。
The BBC's Louisa Lim says the behaviour of the Chinese fans raises questions as to how the country can keep a lid on nationalism when it hosts the Olympics in 2008.(中国人サポーターの振る舞いは、2008年にオリンピックを開催する際、いかにナショナリズムを抑制できるかという問題を浮き彫りにしたと、BBCのルイザ・リムは言う=筆者訳)
と書かれて世界に発信されてしまった。

 中国の報道もみてみた。新華社の英語版の記事は客観的かつ淡々と試合結果や両監督のコメントを載せている。一方の中国語版の記事は、論調が違うんじゃないかな。というのも、「中田浩二的“上帝之手”」と日本の2点目がハンドだったという強い主張がみられ、わざわざ英語放送の動画でも紹介、イギリス人らしい解説者が"That was definitely a hand ball"(あれは絶対にハンドだった)と言っているところを流している。なんか海外向けと国内向けの報道が違いすぎるのではないかい? それとも中田浩二をマラドーナと同等の扱いにすることで敬意を払っているつもり? まさかそんなことはないよねぇ。中国語の分かる人は新華社のやっている掲示板なんかのぞくと楽しいかも。不愉快になるだけかな? 

 チャイナ・デーリーは、新華社の英語版の記事を使っているけど、写真ニュースのかなり下のほうにさりげなく挿入された記事では、2段落目に「リプレイでは明らかに中田の手がボールを押し込んでいる」としている。

 テレビ観戦していた私はサッカーに疎いこともあり、スロー再生でもハンドかどうか分からなかった。ただ、角度からいってあれはハンドかなとは思ったぐらい。実況も解説も何も言っていなかったな。それでも3点目を入れたんだから、中国でグダグダいう人もいなくなるだろうと思ってたけど、そうでもなかったってワケ。

【追記】8日夜になって気がついた。チャイナデーリーのサイトはトップページに「『浩二の手』が幸運な3回目の優勝を日本にもたらした」という記事を掲載している。ただし、自社記事じゃない。クレジットはAgenciesと、通信社電を寄せ集めた格好にしている。自己責任回避?
posted by らくだ at 10:47 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2004年07月31日

サッカーを見たら疲れた

 アジアカップサッカーの日本対ヨルダン戦を見たらぐったり疲れてしまった。本当は国歌が流れるところから見ようと思っていたのに、気がついたらゲームが始まっていた。

 29日の中国紙「中国青年報」が観戦客の反日的な行動を戒める記事を載せた(読売新聞)っていうから、効果があったんだろうかと興味津々。でも、日本へのブーイングはまったく変わらなかった。君が代の時もタイ戦みたいなブーイングがあったんだろうか? ゲーム中のブーイングにはもう慣れてきちゃったよ。

 延長でも決着がつかずにPK戦になったときは「あぁ、こりゃもう負けだ」と思ったね。さらに俊介とアレックスが失敗した後はテレビをみるのが怖くなっちゃって、画面を見ずに音だけでゲームを追っていた。ビクビクしているっていう点では、まるでホラー映画を見ているような気分だったな。最後の大逆転にはびっくりだ。よくやった! 感動した!

 これで次は8月3日に斉南でバーレーン戦か。重慶は日本軍が爆撃した都市ということで反日感情が強いという説明を聞いたけど、これでもし斉南に行っても日本へのブーイングが強かったら、マスコミはなんて言い出すんだろう? 余計な心配だといいけど。
posted by らくだ at 22:22 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(2) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2004年07月09日

さらば野球!

 野球に対する関心がキレイさっぱりなくなった。球場に行くのはもちろん、テレビ観戦する気もない。ナベツネ爺の「たかが選手」発言報道で、この業界に愛想が尽きたってとこかな。こんな人が業界を牛耳っているなんて選手には大いに同情するけどね。

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posted by らくだ at 23:36 | 東京 ☀ | Comment(3) | TrackBack(1) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2004年06月15日

新聞にみる球団合併問題

 近鉄とオリックスの合併問題に関する社説が朝日と毎日に出ていた(ともにネット版のみ確認)。朝日(このページの下部)は無難な論調ながら、最後の部分にちらりホンネが見える。
巨人には「4番」がぞろぞろいて、さながらオールスターチームだ。無理に1リーグにしなくても、巨人を二つに分けたら、1チーム減るパ・リーグの穴は埋められる。いっそ、そんなアイデアはどうだろう。
見出しも「球団合併−巨人を分割したら」だ。

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posted by らくだ at 15:58 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2004年03月30日

過半数がイアン・ソープの出場希望!

 オーストラリア放送協会(ABC)のサイトでアンケートをやっている。水泳の400メートル自由型オリンピック出場選考会で27日、フライングをして失格したイアン・ソープをオリンピックに出すべきか否か。一発レースで失格したら当然アウトだと思っていたら、アンケートの途中経過では、日本時間23時半前の段階で57%がソープの出場を希望している(531人が投票)。ちなみに私は「No」に投票した。

 う〜ん。1番の特異種目とはいえ、ソープだったら400メートルだけじゃなくてほかに何種目も出られて金メダルが取れると思うんだけど、自分の国の金メダルは1つでも多くなってほしいという愛国心の現れなんだろうか。

 毎日新聞のウェブニュースによると、
同種目を制したグラント・ハケットと2位のクレイグ・スティーブンスの2人が代表として選ばれることになっているが、「スティーブンスはソープの五輪連覇のために代表の座を譲るべきだ」との声まで上がった。
そうだ。そんな〜。2位の選手が辞退したら、3位の選手が繰り上がるんじゃないの? ソープが入るなんて超法規的措置があり得るんだろうか? そうしたら何のための選考会なんだろう? ソープ本人は出場に否定的みたいだ。スティーブンスという選手もいろいろ言われてつらいんだろうな。

 日本も確か一発選考だったよな。北島康介が同じようにフライングで失格になったらどうなるんだろう? ここまで世論が盛り上がるかな。

 翻って女子マラソン。全然関係ない話題をググっていたら、たまたま2ちゃんねるの陸上板に行き付いた。ひどいひどい。土佐礼子が叩かれていることといったらない。「辞退しろ」と脅迫電話が来たとか報じられていたけど、嫌がらせも多そうだ。Qちゃんと容姿を比較して言いたい放題書かれていたので、こっちまで暗くなった(あまりにも暗いので、リンクは自粛します)。

 きょう週刊朝日を立ち読みしたら、小出監督の記事が出ていた。記者会見では「専門家が高橋は弱いと判断したのだからしょうがない」などと言っていたけど、記事では恨み節たらたら。記者会見で打ち止めにしておけばよかったのに。

【関連バックナンバー】
おたおたするな!陸連

【追記】一段落目に書いたABCのアンケートは4月2日か3日に締め切られたようで、4日朝には結果がみられなくなってしまった。3日夜最後に見たときは55%がソープの出場を支持していた。(4月4日記)

【追記その2】4月26日にスティーブンスが自由型400メートルへの出場辞退を表明、イアン・ソープの出場が決まった(4月28日記)
posted by らくだ at 23:27 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2004年03月21日

おたおたするな陸連!

 女子マラソンのオリンピック代表選考レースだった大阪と名古屋のマラソンを見た人はヘンだと思いませんでしたか? 坂本と土佐について興奮気味のアナウンサーがしきりに「アテネが近づいた」ってなことを言ったいたけど、代表選手枠は3人と決まっている。野口がすでに内定していたから、坂本と土佐がアテネに近づけば、Qちゃんは遠ざかるはずなのに、私がみている限りじゃ誰もそんなことには触れない。いくらマスコミがおめでたくたって、そんな簡単な1ケタの計算ができないわけない。それで月曜日にQちゃんの落選が発表されたら「誰もが驚いています!」みたいな論調だもんね。新聞の号外まで出ていた。

 なぜマスコミは事前にQちゃん危うしみたいな報道をしなかったんだろう。国民的アイドルに冷たくすれば読者・視聴者から責められるし、それにもしQちゃんが代表に選ばれた場合、その後の取材がしにくくなるから自粛したってところじゃないかな。だから、まるで代表枠は4人分あるような感じで「みんなが有望です」みたいな雰囲気だった。こういう偽善が私は嫌いでしょうがない。

 陸連の今回の決定は妥当だったと思う。少なくとも選考基準を事前に明らかにしていたんだし、瀬古や有森がよくわからないうちに選ばれていたころに比べたら選考過程の透明性は増してきている。それぞれのレース、もちろん条件は違うけど、後半にガクッと失速したQちゃんと、後半に強さをみせた坂本・土佐の与える印象はあまりにも違いすぎる。これでもしQちゃんが選ばれていたら「選考レースでいい記録を出しても結局はダメなんだ」という話になり、やる気をなくす選手だっていたかもしれない。

 マスコミはつじつま合わせに必死だ。読売なんて当日の夕刊でQちゃんが選ばれる見通しだって大誤報を打っているもんね。聞いたところによると、「前夜にQちゃん外しの根まわしがあった」「河野洋平委員長に決定を丸投げした」などの報道があるらしい(読売かどうか未確認)。真偽のほどは知らないけど、陸連はこれらの報道に怒って法的措置を検討しているとか。それもちょっと大人気ない。Qちゃんを選ばなかったことに対する抗議の電話やメールは700件だというけど、私の印象では思ったより少ない。そんなことで右往左往しちゃいけない。ここはもう「決まったものは決まったもの」と毅然としていればよろしい。こんなことでカッカして訴えるのはみっともないよ。

 Qちゃんを見習いなさい。記者会見では涙どころか笑顔をみせて気丈に振る舞っていた。たまに暗い表情を見せたけど泣き言を言わない。あぁ、この人は本当に大物選手だなぁと感心した。できればまた世界最高記録を更新してもらいたいもんだと、あの会見をみて心から思った。
posted by らくだ at 23:54 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2004年02月18日

日本、辛勝

 いや〜ハラハラした。サッカーの日本とオマーンの試合。事前のマスコミのムードときたら「オマーンは韓国に0対5で負けたんだし、向こうは主力選手を欠いているし、日本は寒いから楽勝!」みたいなムードだった。

 ところがフタを開けてみると、どっこいどっこい。サッカーのことをほとんど知らない私には、白いユニフォームの選手の方が青いのよりも多く見えたぐらいだ。

 実況も時間的に余裕のあるうちは「引き分けは負けに等しい」などと強気だったけど、そのうち本当に引き分けそうになったら責任転嫁で解説者に「引き分けたらどうでしょうか?」と振ってた。きっと「まだ、大丈夫ですよ」と言わせたかったんだろう。北澤も武田も「大丈夫」と保証はできないし「厳しくなりますが…」と口ごもっている感じだった。

 それもこれも後半ロスタイムに久保が1点入れてくれてチャラ。思わず黄色い声で「行け〜」とテレビに向かって叫んでいた。この先、あと何回ハラハラさせられるんだろう。まぁ、きょうのところは終わりよければすべてよし。
posted by らくだ at 22:51 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする