2006年10月27日

必修科目

 全国の高校で必修科目を履修していなかった問題がやけに注目されている。つい先日までクローズアップされていた「いじめ問題」がかすんでしまったかのようだ。でも、学校数をいちいちカウントアップするような大問題なのかどうか疑問だ。

 最初に発覚したのは世界史だったと思う。自分の学生時代を振り返ってみると、中学でも高校でも同じだったな。先生は最初は張り切っていて四大文明なんて丁寧にやるわけ。どの川にどの文明がとか、使っていた文字がどうのこうのとか模造紙に書いて黒板に張ったりしていた。そのうち段々手抜きになってきて中世あたりは中だるみ。

 産業革命か第1次世界大戦のあたりで年度末が迫り、先生に「あとは自分たちで教科書を読むように」とか言われて尻切れトンボ。日本史も同じく縄文時代弥生時代とかはやたら詳しくやって日露戦争のあたりで時間切れになった。

 歴史を習うのだったら、古代史よりも近現代史を習った方が役に立つのにな〜と思ったのは社会人になってからだった。今はちゃんと近現代史もやれるような時間配分になっているのかな。

 それから倫理の授業で習ったことなんて現段階で何も役に立っていない。授業では倫理とはまったく関係のなし先生の自慢話が6割、哲学者の思想のエッセンスが4割というところだった。通り一遍の説明で哲学が理解できるほど賢い生徒には楽しい授業だったかもしれないけど、私には苦痛でしかなかった。絵心のない私は美術の授業もよくサボったなぁ。

 だから自分の経験を振り返ってみると、世界史や倫理や美術の授業を受けなかったからって別に…という感じだ(といっても受験で世界史を選択したのだが)。本当に身につけなくてはいけないのだったら、それこそ大学入試や就職試験で出題するべきなんじゃないだろうか。高校の学習指導要領をざっと見てみたらかったるい内容だった。こっちを見直すべきかもしれない。 

 今回の問題が今年度に入ってから急に全国に広がった現象とは考えられない。今年の卒業生だってたぶん同じだったはず。今の時期になって発覚してしまった学校の3年生には心から同情する。それにしてもこの問題が明るみに出たのって何がきっかけだったんだろう? 急浮上したのがどこか不自然に思えてならない。
posted by らくだ at 22:57 | Comment(8) | TrackBack(0) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

東京でオリンピック?

 2016年オリンピックの国内立候補地が東京に決まった。ふ〜ん。どちらかというと東京は候補地になってほしくなかったな。もし開催された場合、お祭り騒ぎの楽しさよりも、道や電車の混雑などを想像しちゃう現実的な私だ。私は「非国民」ならぬ「非都民」かもしれない。

 といっても、東京が選ばれる可能性は小さいのではないかと楽観的だ。2008年には北京で開催されるし、東京が選ばれるとロンドンに続いて同一都市で複数回の開催になる。ロンドンは2012年が3回目の開催とはいえ、前回やったのは1944年。東京は1964年だ。それに、こういった口実以上に、なんか世界的に見て東京はいまだに物価は高いし、狭苦しいといったイメージがつきまとう。「東京オリンピックだ!」なんて盛り上がっている人は私の周りには皆無だ。

 いまのところ名乗りを挙げているのはローマ、マドリード、サンフランシスコ、シカゴ、ロサンゼルス、リオデジャネイロ、ニューデリー、ドーハ(カタール)だとか。

 ロンドンの次だからヨーロッパの2カ国はパス。ロサンゼルスは比較的最近やったばかりだからダメ。私の勝手な予想だと、サンフランシスコとシカゴが有力かな。

 独断と偏見で選ぶとリオデジャネイロがいいな。リオは治安は悪いけれど、次回のW杯サッカーを開催する南ア・ヨハネスブルクに比べたらかなりいいと思う。あの町のエキゾチックな雰囲気は大好きだ。

 オリンピックは同じ国で何回もやるよりも、東京やソウルの五輪がそうだったように新興国でやる方がいい。今だったらBRICs諸国でやればいいと思う。北京で五輪、ヨハネスブルクでW杯をやるなら、次はブラジルかインドだ。でもインドだと秋になって雨季が明けないと厳しいかも。ドーハは行ったことないから知らない。

 東京五輪開催を固く信じている人がいたら悪いけど、東京が落選した場合、五輪関連施設向けに確保した埋立地に金ピカのヘンなごみ焼却場を建てるのだけは恥ずかしいからやめてほしい。
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2006年08月07日

監禁男の共通点

 毎日のように伝えられている茨木の監禁事件、犯人の村本容疑者の写真を見て「これでお見合いパーティで一回り以上年下の女性を次々にだませるんだ…」と不思議に思った人は私だけじゃないはず。よほど会話が巧みなんだろうな。

 去年だったか、青森出身の「監禁王子」もつかまったっけ。あのナルシストぶりも、あれはあれで私には気持ち悪かった。容姿は似ても似つかない2人だけと、考えてみると共通点がいくつかある。
(1)資産家のボンボン
(2)本人は何の仕事をしているのか不明
(3)犯行は認めずに被害者の合意があったと主張する
 ここまで書いてまた思い出した。イギリス人女性ルーシー・ブラックマンさんを殺害した織原城二(金聖鐘)も条件が当てはまりそうな感じだ。あれは被害者を何カ月も監禁した事件ではなく、すぐに殺害してしまったんだっけ。すでに記憶があいまいだ。

 彼らは金持ちの息子で甘やかされて育ち、他人との正しい人間関係の築き方を学べないまま成人してしまった哀れな男たちということなんだろう。村本容疑者なんて42歳。今さら真人間に更正できるんだろうか? ちょっと疑わしい。

 被害女性が徐々に増えているのも複雑な気分だ。誰かが被害届けを出して警察が動いていればそこで被害は止まったはずなのに。それだけ被害者の恐怖感が強かったってことなんだろうけど。こんな男と「駆け落ち」するつもりで殺されてしまい「凍死」と判断された女性が気の毒でならない。 
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2006年06月22日

「決定力不足」

 前回のエントリーで、山口光市で起きた母子殺害事件の犯人に最高裁が自判で死刑判決を下さなかったことを「決定力不足」と揶揄した。これまでこの事件について少なくとも1回は書いた記憶があるものの、「犯人に死刑を!」と書いたことはない。このブログの存在を知っている数少ない友人の1人からそのヘンのところを突っ込まれたので考えてみた。

 やはり私は「何がなんでも犯人を死刑にしろ!」とは断言できない。できれば犯人にはシャバに出てきて欲しくないというのはある。日本には終身刑がないから死刑もしょうがないのかなぁと思う。いわば「消去法的賛成」ってやつだ。

 なんでこんなに消極的かっていうと、犯人が友人(テレビではマブダチと表現していた)に送った手紙が週刊新潮に出て、世論と裁判に少なからぬ影響を与えたせいだ。要するにこの犯人は自分の友人に売り飛ばされたってわけだ。

 極悪非道な殺人犯なら私信をあのように転載してもいいのだろうか。是非の線引きはどこにあるのだろう。私にはそれが分からないからモヤモヤしている。

 下世話な私はついつい『情報提供者には新潮社からかなりの金額の情報提供料が転がり込んでいるんだろうな』などと考えてしまう。自分は安全な場所にいて、仲間を売り飛ばすっていう行為がどうも引っかかってしまうのだ。このマブダチは自分のしたことに満足しているのだろうか。ちょっと聞いてみたい。

 「犯人を死刑にしろ!」と言い(書き)切れない私こそ、「決定力不足」かつ優柔不断な女だ。
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2006年05月20日

「実現男」が民主党から衆院補選に出馬へ

 著名ブロガー?の「実現男」こと後藤祐一氏が衆院神奈川16区補選に民主党から出馬するんだそうだ(産経新聞)。

 ブログ「実現男」の存在を知ったのは「新宿でゴミを1000個拾う」のころだから数カ月前。1回見ただけ『お腹いっぱい』という気分になり、その後は訪問していなかった。経済産業省出身で自分の顔写真を出してこんなことをしているってことは…とその時から思っていたから、まあ予感的中といってもいいのだろう。

 これまでに実現させた成果は「鏡餅を全部一人で食べる」「動物園の動物の名前を50個覚える」「一輪車に乗る」「世界一臭い食べ物を完食」「公園のトイレを掃除する」など…。

 誰でもできそうなことながらブログを使うなど見せ方がうまく、話題性は十分。マスコミ受けは良さそうだ。正直いうと、個人的にはなんかしっくりこない感じはする。
posted by らくだ at 17:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

7年という歳月

 山口県光市の母子殺害事件で遺族となったご主人の本村さんをテレビでみると、7年の歳月をずっしりと感じる。

 最初に彼を見たのは事件の起きた1999年だったと思う。彼はまだあどけなさというか子供っぽさの残る顔で、(実際にどんな言葉を使ったかは忘れたものの)『司法の力で犯人に死をもたらせないのならば、自分が殺すまでだ』とキッパリ言い切って涙を誘った。

 ここ数日テレビで見る彼は当時に比べて随分大人になった。それでも犯人への憎しみだけはまったく変わらないように見える。自分が彼の立場だったら同じように憎しみを募らせるのだろう。ただ、テレビの前であそこまで理路整然と厳しい言葉で自分の考えを語ることは到底できない。

 私が事件のことを思い出すのは、テレビや新聞で取り上げられた時だけ。ところが彼はこの7年間というもの、毎日事件のことを考えてきたに違いない。それはどんな日々なのか。テレビを見ながら『この人はどんなときに笑うのだろう』『お花見をして桜を美しいと感じることはあるのだろうか』など余計なことを考え出すと止まらなくなってしまう。

 彼はまだ30歳。極刑判決が出たらようやく満足して新しい人生を歩みだせるのだろうか。「もう十分苦しんだのだから幸せになってよ。まだ若いんだからさ…」。テレビを見るたびに祈るような気分になる。
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2006年04月01日

花粉症に効く民主党

 きのうは新聞を読む時間もニュースを見る時間もなく、通りがかった駅の売店でスポーツ紙の「民主党前原代表が辞任」という見出しを見て「何をいまさら…」と思っただけだった。

 今朝テレビをつけたら関連ニュースをやっていた。前原代表が「次の衆院選で政権交代するためには人心一新が必要だ」と言ったというところまではフムフムと聞いていたのだが、その次にアナウンサーが「後継候補は小沢氏か菅氏が軸になる」とか言っていたのでのけぞった。

 『人心一新というより「ゾンビ集団の先祖返り」みたいじゃん』と思った瞬間、飲みかかった紅茶を噴き出して咳き込んじゃった。紅茶が鼻から出てくる(汚くてすみません)し、痛くて目から涙は出てくるし、テーブルの上は汚くなるし、一気にティッシュを十数枚使った。

 ったく何であたしがこんな痛い目に遭わなくちゃいけないのよ、と朝からご機嫌斜めの私だった。

 ところが、である。しばらくたってから鼻の調子が快調なことに気づいた。通年性アレルギー性鼻炎のうえに花粉症を併発しているこの時期、鼻は詰まっていてあたりまえなのに、なぜかスースーする。

 ちょっと考えてみて、紅茶で「鼻うがい」をしたせいだと思い当たった。厳密にいうと、「鼻うがい」ってのは鼻から塩水を吸って口から出すらしい(そんなワザが私にできるはずもなく、やったことはない)が、私がやったのは逆ルートでしかも使ったのは紅茶だ。それでも「鼻うがい」には違いない。心なしか夜になった今でも調子がいい。

 私にとって前原民主党の最大の功績は、花粉症の症状を軽減してくれたってことだ。どうもありがとう。

 それにしても、民主党がここで小沢サンという切り札を出してくるとすれば、手持ちのカードは出尽くす感がある。次の選挙で惨敗したらそれこそ「分裂」「解党」が現実味を帯びてきそうだ。かといっていつまでも温存していると、切り札の時価はどんどん下がっていくような気もする。さてどうなるのだろう。
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2006年01月29日

東急インと東横イン

 身体障害者向けの駐車場や部屋などを不正改造していた東横インの話、テレビでも間違って「東急イン」とテロップが出たりしていて紛らわしい。私もつい間違えそうになった。

 東急インにとってはすごく迷惑な話に違いない。公式サイトには赤文字のNEWが点滅して「東急インおよび東急グループは、『東横イン』とは一切関連がございません」と強調されている。

 一方、当事者の東横インときたら公式サイトを開いてひるんでしまった。1月も終わりだというのに、なぜか鏡餅の壁紙。一年中この壁紙を使っているのだろうか。ページ下部のデッドリンクはアクセス解析らしい。おまけに黒字にカラフルな文字の「お詫び」がフラッシュニュース形式で次々と現れるのだが、ちゃかちゃか動くせいか、社長の記者会見の印象が残っているせいか、反省がストレートに伝わってこない。

 名前だけでは紛らわしいこの両社、それぞれの公式サイトを一目見れば、もう絶対に間違えようがない。私もこれですっきりと覚えられた。
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2006年01月25日

人の心はお金で買えた

 ここんとこ毎日のようにライブドアのニュースばかり。いくらなんでもちょっと騒ぎすぎじゃなかろうか。誰とはなしに「いい加減におしっ!」とピシリ言ってやりたい気になる。

 それにしても掌を返すようなマスコミの態度には、ある意味感動すら覚える。今になって「堀江容疑者は著書の中で『人の心は金で買える』と主張し、多くの人が眉をひそめました」なんて言っている。でも、実際のところ彼は本当に人の心を買ったんじゃないだろうか? もっと正確にいうと、一部の人の心は買えたのだと思う。

 例えば、ホリエモンが武部幹事長をはじめとする一部自民党幹部のハートをがっちり掴んだのは、背景にある資金力が無縁ではないだろう。幹事長は今になって「若者はすべて自分の息子のようなつもりで…」と苦しい弁明をしているのが白々しくてチャーミングだ。

 マスコミはどうよ? どこの局だったか忘れたけど、ホリエモン言動録みたいなコーナーで自家用ジェット機を購入した際のVTRを見せていたけど、ホリエモンの説明を聞く女子アナは「スゴイですねぇ」と手放しで賞賛してキャピキャピ言っているだけだった。いまさらあんなVを流して恥ずかしくないのかねぇ。見ているこっちが赤面しそうだ。

 数字を取るためにホリエモンを利用していたマスコミなんて、心を売ったどころか魂を売ったという感じがしないでもない。それが今になって、こぞって「ざまあみろ」っていう論調なのだから、頭がクラクラしてしまう。

 ホリエモンの逮捕後には塀の中の生活に焦点が移った。きのうあたりからテレビでムネオの姿を2回ほど見た。、食べる物や着る物など拘置所内での生活を「先輩」として得意気に解説していた。なんで話がそんな低レベルな方向に行くんだろう。

 これじゃ「国民はバカだから」と言ったというホリエモンとマスコミは大して変らないじゃない。もっと真面目にこの事件の真相に斬り込んでよ。テレビを見たり新聞を読むよりもネット上で山根治氏の「ホリエモンの錬金術」を読むほうがずっと質の高い情報が入手できる。このような情報を徹底的に調べて、一般人に分かりやすく伝えてくれればいいのに。

 公開されている情報だけでライブドアの自転車操業振りがここまで分かっていたというのなら、去年のニッポン放送株問題のときに手も足も出せなかったフジテレビが間抜けに思えてしょうがない。
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2005年12月23日

耐震偽造関連3社のサイトを見たら疲れた

 一連の耐震強度偽造問題についてほとんど書いていないのは、あまりにも多くの登場人物がいて、私の単純な頭じゃ理解できないからだ。私の許容範囲はせいぜい3人ぐらいまで。5人を超えてくると諦めちゃう。

 ヒューザーの小嶋社長の証人喚問が1月に実現するそうだけど、そんなに引っ張られたらますます理解が難しくなりそうだ。マスコミ報道から感じた「極悪番付」は以下の通り(綿密に報道をフォローしているわけじゃないから、報道陣の意図を読み取っていないかもしれない)。
横綱 総合経営研究所(内河所長)
大関 木村建設(木村社長、篠塚前東京支店長)
関脇 イーホームズ(藤田社長)
小結 姉歯元建築士
 勝手にこんな番付を作って相撲関係者と相撲ファンに怒られるかも…。平成設計という会社をどこにはめこめばいいのか分からなかった。

 姉歯元建築士については「悪魔に魂を売っちゃった人」という位置づけかな。裏側にいた黒幕企業があぶり出されるにつれ、この人を全面攻撃する報道はなくなったような感じだ。

 自分からちょっと情報を仕入れて勉強するかと上記各社のホームページをのぞいてみた。総合経営研究所のサイトは構造計算書偽造事件について個々の記事などにコメントしているのだが、まぁこれが左右の余白ゼロで読みにくいことこのうえない。あっさり諦める。

 それにしてもトップページの下部にある「経営思想から言えば、フル・ターン・キー サービスの精神でお客様に奉仕したいと願っております」っていうのが私には全く意味不明だった。これ見た限り、ここにコンサルティング頼む気になんてなれない。

 ヒューザーのサイトはトップページから「姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽造事件について」となっていて、普通の企業のホームページという感じは皆無。イーホームズの藤田社長に3回質問状をぶつけて全然相手にされていない様子がうかがえる。

 で、そのイーホームズのサイトは一番まともだ。それでも日本ERIをチクッと攻撃したり、アトラス設計の渡辺社長も公文書偽造を提案したと暴露する文章を書いたりしている(難をいえば恐ろしく文章が読みにくい)。アトラスの渡辺氏といえば最初に偽造を見抜いた人とされていて、メディアの扱いは「一連の事件関連では唯一の正義の味方」だと思っていたのだが火の粉が降りかかってきた?

 いろいろな利害関係が絡み合っている様子がうかがえたのは面白いが、結局のところますます混乱して疲れた。
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2005年11月14日

人間の退化?

 町田市の高校の女子生徒が男子生徒に殺された事件、マスコミが連日大きく取り上げている。こういうときに必ず出てくるのが「少年の心の闇に迫る」とか「命の大切さを教える」とかいう表現だ。

 これまでも同じようなことが言われてきたけど、事態は改善するどころか青少年の残虐な事件はむしろ増えているような気がする。マスコミが犯罪を犯した子たちの「心の闇」にどれだけ迫っても、教育現場で「命はいかに大切か」を懸命に教えても、残念ながらこれからも同様の事件は起きると思う。

 私はエライ先生じゃないから理由なんて分からない。ただ漠然とこの種の事件は増えこそすれ減らないんじゃないのかなぁと感じるだけだ。ひょっとしたら人間の退化が始まっているのかもしれないなどと、苦し紛れに考えている(もちろん科学的な裏付けなんて一切ない)。だって永遠に進化を続けるなんて保証されたワケじゃないんだし。

 今回の事件、一部の報道では少年が女子生徒を襲って殺害するまで30分間あったとされている。近所の人は物音や悲鳴を聞いたというが、その時点で誰かが警察に通報したという話はこれまで聞いていないし読んでもいない。早い段階で、誰かが様子を見に行ったり(襲われて却って危ないかなぁ)警察に通報していれば、あるいは彼女は助かったかもしれない。

「たられば」の話ではあるけれど、なんかやるせない。翌朝になって仕事を終えて帰宅した母親が惨殺された娘の死体を見つけるまで一晩そのままだったというのがすごく悲しい。

 少年の母親にしても然り。制服に血をつけて家に帰ったら、それが転んだせいなのかどうか母親なら一目で分かるはずだ。翌日になって「ブレザーをクリーニングに出したから」と犯人の生徒の登校に付き添ったっていうが、自分の子どもに遠慮して何も聞けなかったんだろうか?

 近所の人ばかりか、自分の家族との関係すらどんどん希薄になって無関心になっている。これが私のいうところの『人間の退化』なんだろうか。
posted by らくだ at 22:36 | Comment(9) | TrackBack(0) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする

2005年11月01日

ライバルは「マスコミ」

 サプライズと言われていた割にはサプライズレスな今回の組閣だった。個人的に一番のサプライズは麻生太郎の外務大臣就任かな。これまでポスト小泉の一角と言われても 「血筋だけじゃ首相になれっこない」と思っていたから、よくて留任かなぁと思っていたのだ。

 だって私に言わせればあの人はどこから見ても人相が悪く、「好感度」って言葉とは無縁だから。 クールビズを実践していたときなんて、オーバーシャツにして襟元には太い金のチェーンネックレス。 政治家っていうよりも「フィリピンに高飛びした暴力団のナンバー2」って雰囲気だった。 それも組長って感じには見えなくて、あくまでナンバー2ね。そんな人が「ポスト小泉」 候補っていうのは本当だったんだ…と今になって分かった次第。

 この人、口を開けばイヤミっぽい切り返しと失言が多い。そういえば3年前の講演で 「ITの発達で05年までに日本の役所から書類がなくなり、 すべてはフロッピーで済むシステムになる」なんて言ったことでも有名だ。 見通しを誤るとか外すとかいうレベルの話じゃない。 3年前の段階でフロッピーを使っていたパソコンユーザーの割合ってどの位だろうか?

 片山さつきセンセなんて口には出さなくても 「こいついまだにフロッピーなんか使っているのかよ」と思っているかもよ (あくまで想像)。それでも外相本人の公式サイトに講演録がちゃんと残っているのは評価すべきかな。 恥ずかしくて削除しちゃうのが普通だもの(どうもホームページを引っ越したのに、 前のサイトを消していないために残っているようだ)。

 イヤミキャラだって就任早々爆発している。記者会見でポスト小泉のライバルを尋ねられて「マスコミかなぁ」 と答え、ちょっと得意げな顔をした。朝日新聞記者からの質問だったからなのか? この受け答えだけは気に入った。 南野さんがいなくなって楽しめなくなった分、ちょっと傾向が違うとはいえ新外相に期待できるかな。

 素直に考えれば中韓とうまくやっていけるかどうかを試す意味での起用に思えるんだが、 麻生が外交の場でポロっと失言して中韓を怒らせるであろうことは想像にかたくない。 コイズミはそれを狙っていたりして。イヤミ外交の行方はいかに?  なんかもう自分でも憂えているのか期待しているのか分からなくなってきちゃったよ。

posted by らくだ at 07:11 | Comment(6) | TrackBack(0) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする

2005年09月17日

新代表とホワイトバンド

 民主党の新代表に前原誠司氏(43歳)が選ばれた。お遍路さんとはなんと2票の僅差当選だった。きのうあたりの報道では「お遍路さんが有力かな」と思ってたので、きょうのタイトルは「民主党を、あきらめた」にしようと思っていたんだけどな。ちょっと残念でもある。

 これで先祖がえりをしていたら民主党も終わっただろうに(イメージ的には自分の尻尾を追いかけてクルクル回っている犬)、とりあえず今のところは首の皮1枚でつながったかな。とはいえ、この前原さんていう人、私はまったく評判を知らないのだ。なぜか、SL撮影が趣味ってことだけ聞いて知っている(日刊スポーツ)。

 これまであまりにも話題にならなかった人なので、これからネガティブな情報が一気に、あるいはじわじわと出てくるのだと思う。既に気になっていることがある。きのうかおとといテレビで見た新代表は、手首に例のホワイトバンドをしていた。どういうつもりで身につけているのか知らないが、少なくともネットの世界ではホワイトバンドの評価は地に落ちているといってもいい。

 ホワイトバンドをまったく知らない人のために説明すると、もともと海外で起きたムーブメントで、日本でも立ち上げの動きが出ていたところ、株式会社サニーサイドアップが英国のNGOに協力を申し出、協力企業とともに「ホワイトバンド・プロジェクト」を立ち上げて始まったそうだ。中国で生産しているブレスレット型のホワイトバンドはシリコン製で1つ300円。これを身につけることで「貧困をなくそう!」という意思表示をするのだそう。ただ、この300円からは貧困撲滅のための募金に1円だって回されない。30%が製作費、40%が流通費、残る30%は広報などの活動費となっている(公式サイトの売上げ使途=PDFファイル)。

 それでどんな活動をしているかっていうと、東京タワーのライトアップなど、派手なイベントだ。東京タワーのライトアップにお金を使うなら、その分を直接貧困救済の募金に充てたほうがずっと世界のためになるのではないかと思う。だって何も知らない人が東京タワーのライトアップを見て『よし貧困を撲滅しよう!』なんて気になるわけないじゃない。私だったら『あれ、きょうは展望台が白くなっているなぁ』と思うだけだ。

 公式サイトでは「ホワイトバンドの販売が開始されたのは7月頭ですので、売上の代金がホワイトバンド・プロジェクトに届きはじめるのは9月以降です。キャンペーンの終了予定である2005年12月末時点での会計報告を、2006年3月までに公開する予定です」とか「2005年12月時点での会計報告は独立した監査人、または監査法人に監査を依頼する予定です」と、あくまで予定ながらちゃんとしていること強調している。最近ではこういう「活動」もありなのかもしれないが、私は古い人間だからどうも胡散臭さを感じてしまう。公式サイトには事務局の住所も電話番号も見つからないし(どこかに小さく書いてあるのかもしれんが)。

 新代表は趣旨に賛同してホワイトバンドをしているのか、それとも最近マスコミで話題になっているからしているのか、自分から積極的にかかわっているのか−−どれなんだろう?

【追記】
 18日のTV朝日サンデープロジェクトに出演したムネオもホワイトバンドをしていた。議員の間で流行っているのかも。それにしてもムネオはギトギトしたアブラギッシュな感じが薄まり、ちょっとパサついてるように見えた。(9月18日)
posted by らくだ at 21:23 | Comment(11) | TrackBack(2) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

氷山の一角?

 朝日新聞の新党結成をめぐる報道で、事実と異なる部分があったことが明らかになった。康夫ちゃんに取材をしないまま取材メモを書いて社内回覧していた記者がクビにされた(朝日の説明)。読者をとことんバカにした話だ(あたしゃ朝日を購読していない)。

 でも、これって氷山の一角なんじゃないの?っていう気がする。まったくの個人的な憶測で、関係者に話を聞いたわけじゃないけどね。そもそも、今回の問題が明るみに出たのは、23日の康夫ちゃんの記者会見だ。康夫ちゃんの会見は全文が長野県のホームページで公開されている。今回の会見録の最後のほうに「なお、1点だけ朝日新聞の方にご校正をお願い申し上げたいというか不快感を表明させていただきたいと思います」と始まり、21日と22日の朝日紙面で康夫ちゃんと亀が実際には東京で会談したにもかかわらず、長野県で会談したと伝えられたことが出てくる。

 これを読む限り、康夫ちゃんが問題にしているのは亀と会った場所が長野県なのか東京なのかという点だけだ。朝日新聞が記事中から削除した部分の中にある「田中氏は20日、『民主党だけでなくいろいろな政党に友人がいる』と周囲に漏らしていた」とか「田中氏はうなずかず、こう反論した。『亀井さんも、いろいろ大変かもしれないけど、郵便局を守れっていうだけでは選挙に負けますよ。サラリーマン増税反対とか、もっと言うことがあるでしょう』」 という表現にはこだわっていないのだ。クビになった記者は、康夫ちゃんのこれまでの発言をまとめたそうだから、康夫ちゃんの考えとしては整合性が取れているんだろう。

 会談場所が長野か東京かという問題は記事の根幹部分じゃない。康夫ちゃんにとっては大切なのかもしれないが、大方の読者にとっては多分どうでもいい話だ。ひょっとして康夫ちゃんが電話で苦情を言っていたら「まぁまぁ、ここはひとつ穏便に…」という感じで、朝日お得意?の「すり合わせ」の出番だったかもしれない。

 今回はマスコミ他社もそろっている知事会見の場で指摘された上、ホームページ上で一般公開されてしまったから、社内で追求しないわけにいかなくなったんだろう。でも、取材に応じた一般人や事件の当事者が「事実と違うことが紙面に出た」と苦情を言った場合はきちんと対応をしてもらえるんだろうか。はなはだ疑問だ。『どうせ訂正してくれないだろうな』と最初からあきらめて泣き寝入りする人だっていると思う。

 メモを書いた記者をバッサリ懲戒解雇っていうのにも驚いた。会見録を読む限りでは、康夫ちゃんはそこまで要求しているようには見えない。朝日だって記事そのものを取り消したわけじゃない。クビにしたっていうのは、取材対象者と読者に迷惑をかけたっていう理由よりも、捏造メモを社内に回した結果、それを使って記事を書いた政治部記者に恥をかかせたっていう社内要因のほうが大きいのではないかと、ついつい勘ぐってしまう私だ。 
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2005年08月21日

最近世に続くもの

 きょうは(1)航空機トラブル(2)地震(3)新党結成−の順番でニュースが耳に入ってきた。

 まず、昨晩成田発パース行きの豪カンタス機が貨物室から出火の疑いで関空に緊急着陸、乗客数人が重軽傷を負ったと朝方のニュースで知る。トラブルというよりも事故といったほうが適切かな。続報によると、実際には出火していなくて警報機の誤作動らしい。怪我した人はもちろん、計画の変更を余儀なくされた人々にもお見舞いを申し上げる。

 先日はギリシャのヘリオス航空墜落に続いて南米ベネズエラでもコロンビア機が墜落したばかり。かねてから航空機の事故・トラブルは続くような気がしていた。最近はその傾向がさらに強まっているように感じる。もともと飛行機は嫌いな私。あまり飛行機に乗りたい気分じゃない。

 お次は地震だ。昼前、かすかな揺れを感じた。地震という自覚はなく暑くて目まいを感じているのかと思った程度。そうしたら昼のニュースでは新潟の中越地方で震度5強だと伝えていた。ここんとこ関東、東北、ときて今度は信越。昨年の中越地震に比べたら小さかったとはいえ、震度5の揺れを何回も経験するなんて、中越地方に住んでいる人は気の休まるヒマがないだろう。いったい日本のどこに住めば一番安全なんだろう?

 さらに昼のニュースで、自民党造反派の一部が康夫ちゃんと一緒になって新党「日本」を結成したと知った。「国民新党」、「新党大地」ときて「日本」ねぇ。康夫ちゃん(衆院選不出馬)にもある種のキワモノ感が漂っているけどホリエモンには負けそうだ。

 日経朝刊の折り込みに小林興起と石原慎太郎の対談チラシ「興友2005年臨時号」とやらが入っていて、なんか不思議な感じはしたんだよね。「発行 自由民主党第10選挙区支部」となっていたし。せっかく刷ったのだから、新党結成を発表する前に配ってしまえということだったんだと納得した。やることがセコイ。あたしゃ10区の住民じゃないんだが。
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