2004年10月05日

アメリカ最新のネオコン・その名はケリー

 ニューヨーク・タイムズのコラムニスト、ウイリアム・サファイアが「アメリカの一番新しいネオコン」刺激的な見出しのコラムを書いている(IHT)。

 要するに彼が言いたいのは、ケリーが先日のディベートでいつになくタカ派ぶりを発揮したってこと。具体的に挙げている部分は次の通り。
"What I want to do is change the dynamics on the ground,’’ Kerry volunteered. ‘‘And you have to do that by beginning to not back off of Falluja and other places and send the wrong message to terrorists. You’ve got to show you’re serious."
 時間がないので乱暴に訳すと、ケリーはファルージャなどで攻撃の手を緩めてテロリストに間違った印象を与えてはいけない、(アメリカはテロ撲滅に)真剣だということを示さなくてはいけないと言っている。

 それからもう一つは先制攻撃について。これまでケリーは先制攻撃の可能性について、かなり曖昧な態度だった。それがディベートでは
"The president always has the right and always has had the right for pre-emptive strike."
と、大統領は先制攻撃の権利を持つとはっきり述べている。

 サファイアてものの見方が変わっていて、コラムが鋭いから昔からけっこう好きだ。
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2004年10月03日

最新世論調査でケリーが逆転

 ニューズウィークの最新世論調査で、ケリー支持が47%、ブッシュが45%とケリー支持がわずかながらブッシュを上回った。一回目のディベート効果が続いているようだ(MSNBC)。

 ラルフ・ネーダーを除いて選択肢を2人だけに絞るとケリー49%、ブッシュ46%と差が広がる。4週間前のブッシュ52%、ケリー41%と比べるとまさに大逆転だ。期待していいのかな〜。でもアイオワ大の政治先物相場では、ブッシュが反落しているとはいえまだ61セント程度でケリーの49セント程度を大きくリードしている。

 民主党が勢いをつけるとしたら5日の副大統領候補のディベートなのではと望みをつなぐ私だ。ダーティなイメージがつきまとうチェイニーと、結婚記念日はウェンディーズで食事をして祝うっていうエドワーズってけっこう対照的でおもしろそう。

【関連バックナンバー】
第1ラウンドはケリー勝利だそうで(10月1日)
大統領選ディベート(9月21日)
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2004年10月01日

第1ラウンドはケリー勝利だそうで

 米大統領選挙の最初のディベートがあった。もちろんリアルタイムでは見ていないし、内容も全部は読んでいない(CNNが全文公開中)。

 ざっと読んだところでは、ケリーがイラクについて「90%の犠牲者と90%のコストがアメリカのものだ」と指摘するなど、一般市民にも分かりやすい説明だった。それよりも意外だったのはブッシュがヘマしなかったことかな。もっと突っ込みどころ満載の矛盾発言が出てくるのではないかと期待していた。逆にケリーがKGB本部の場所を「ルビャンカ」広場じゃなくて「トレブリンカ」と言ってたな。ナチスの収容所とKGB本部の場所を間違えるなんてちょっとどうかと思う。

 などと意地悪な私ながら、世論調査ではケリー勝利の結果が出ている。CNN/ギャラップはケリー53%、ブッシュ37%、CBSはケリー44%、ブッシュ26%、互角30%。ABCはケリー45%、ブッシュ36%、互角17%。

 私が世論調査以上に注目しているアイオワ大の政治先物市場のチャートは、すでに手が付けられないほど価格が乖離、完全にブッシュの勝利を織り込んでいる。明日にはディベート後の相場展開もチャートに盛り込まれるはずで、どの程度ケリーが盛り返すのかあまり期待してないけど注目だけはしている。これでも私はケリー支持なんだよな〜。正確には「反ブッシュ」。
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2004年09月24日

ケリーのアキレス腱

 3月3日に「逆タマ大統領は誕生するか」というエントリーを書いた段階では、テレサ・ハインツ・ケリーは吉と出るか凶と出るか、まったく分からなかった。現段階でどちらと出たかと聞かれたら「凶」と答えざるを得ない。

 記者に対して「Shove it!」なんていう汚いことば(意味が知りたい人は調べましょう)を言ったのをテレビで何回も映されちゃったし、彼女の率直さはどうもいい方向に出ていないようだ。8月のファーストレディ支持率調査でも、ローラ・ブッシュが70%、テレサが43%と大きく差がついた(日経新聞)。

 ケリーの立場がやばくなってきたのを認識しているのか、22日の講演では「オサマ・ビンラディンが10月に現れても驚かない」ときた(The Business Journal)。ようするに、選挙前にビンラディンがつかまれば、ブッシュの支持率がさらに高くなってケリーは負けてしょうがないといいたいんだろう。早くも言い訳モードに入っているような雰囲気。
posted by らくだ at 23:07 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年09月22日

危険人物とみなされたキャット・スティーブンス

 キャット・スティーブンスといえば、私だって名前だけは知っているアーティスト(っていうか歌手)。名前だけじゃなくて、代表曲の「雨にぬれた朝」もCMに使われたから聞き覚えがある。

 そのスティーブンス、1977年にイスラム教に改宗して名前もユセフ・イスラムに変えていた。全然知らなかった。そんな人がなぜ話題になったかっていうと、ロンドンから米ワシントンにUA919便で向かっていたところ、米当局の「監視リスト」の一種に名前が載っていることが判明、飛行機は1000キロ離れたメーン州にダイバートし、スティーブンスは入国を拒否された。(BBC

 米当局は入国を拒否した理由を詳しく述べていない。スティーブンスは4年前にはイスラム兵士を支援したとしてイスラエルから追放されているそうで、これが「監視リスト」に載った理由かな。人気歌手が富と名声を捨ててイスラム教徒に改宗、ロンドンでイスラム教の学校を建てて、布教や教育に携わっているっていうだけでビックリだ。元有名歌手の人生模様っていう点では田代まさしなんかよりもずっと興味深い。

【追記】AP通信の22日の報道。ある当局者が複数の諜報機関の見方として話たところによると、スティーブンスはテロリストの可能性がある人物と関係している恐れがある。別の当局者によると、93年にワールドトレードセンター爆発事件を起こした犯人やハマスに資金提供している疑いもあるという。(元記事

 BBCによると、23日に英国に戻ったスティーブンスはヒースロー空港で記者会見し、「おかしい。私は慈善活動によって知られているのだから(米当局は)何らかの説明をすべきだ」と述べた。FBIに身柄を拘束されていたときの扱いは丁重だったとか。
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2004年09月21日

米大統領選ディベート

 備忘録。ケリーとブッシュが大統領選に向けて3回のディベートをすることで合意した(ケリーのブログ)。エドワーズとチェイニーのディベートは1回。予定は以下の通り。
9月30日 フロリダ州コーラルゲーブルズ(マイアミ大)
10月8日ミズーリ州セントルイス(ワシントン大)
10月13日アリゾナ州テンピ(アリゾナ州立大)
 1回目は外交と国防、2回目はすべての問題、3回目は内政と経済がテーマだそう。

 副大統領候補のディベートは10月5日にオハイオ州クリーブランドで開催される。数カ月前はチェイニーの続投はないという見方が優勢で、後任はジュリアーニ前NY市長とか、パウエル国務長官とか言われていたのに…。
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2004年09月17日

幻だったキノコ雲

 韓国当局者がきょう記者会見し、9日に起きたという北朝鮮北部での大爆発はなかったと述べたそうだ(読売新聞)。オイオイ、何なんだよ!

 直径3.5−4キロのキノコ雲が観測されたんじゃ? いまさら自然の雲の可能性が大きいといわれてもねぇ。韓国の情報収集能力ってその程度なの? とても信じられない。

 いまの段階じゃ、「北朝鮮よりも韓国の言うことを信じる」っていう人が圧倒的に多いと思うけど、今回の騒ぎに関しては、韓国自らの核開発について事実がボロボロ出てきて立場がやばくなり、国際社会からの非難の矛先を北朝鮮に誘導するため動いたとみられてもしょうがない。

【関連バックナンバー】
キノコ雲と発電所建設(9月13日)
朝鮮半島の非核化は掛け声倒れ(9月3日)
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2004年09月13日

キノコ雲と発電所建設

 北朝鮮当局者が9日に起きた大爆発について初の釈明。水力発電所を造るために山を爆破したと語ったそうだ。(産経新聞

 しかし、私のような素人には理解できん。だいたい水力発電所って直径3−4キロもあるキノコ雲ができるような作業が必要なんだろうか? 

 欧米のメディアはどちらかといえば核実験説にこだわっていたけど、日韓は早い段階でそれを否定する報道が流していて微妙な格差を感じた。

 ちょっと不安になったのは、今回を別にしても北朝鮮が核実験をした場合、一般市民にはそれを知るすべがあるんだろうか? 日米韓あたりの政府が「いま明らかにするとタイミングが悪いから隠しておきましょう」みたいな談合をしたらどうなんだろう? 民間サイドから情報を暴露するのは可能なのかな?

【関連エントリー】
幻だったキノコ雲(9月17日)
posted by らくだ at 23:58 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年09月12日

世界経済5つのリスク

 懐かしのフレッド・バーグステンが英エコノミスト誌に世界経済のリスクについて寄稿している。記事によると、世界経済は5つのリスクに直面していて、そのうち3つはアメリカに存在する。
1)米経常収支の赤字が再び急増して米ドルが急落するリスク
2)手が付けられなくなっている米財政赤字
3)保護貿易主義の台頭
4)中国経済のハードランディング
5)原油相場が60−70ドルまで上昇する可能性

 バーグステンにしては結構読ませることを書いていて(たぶんエコノミストの編集者がいいんだろう)、ついつい最後まで読んでしまった。ドル安リスクなど、主張していることは昔と変わっていない。時代の波が彼の方に再び向いてきたというところかな。

 個人的に印象に残った部分は「中国は(世界経済)成長の新しい牽引車」、「ドルが急落してインフレ率を押し上げれば米金利が2桁になり得ることをマクロ経済モデルは示している」、「ボルカー前FRB議長は5年以内にドルが急落する確率を75%としている」ってあたり。

 6番目のリスクとしてグリーンスパンが2年以内にFRB議長を退任する見通しっていうのを入れてもいいのに。後任者は大変だ。ひょっとしてミラー元議長のようになったりするかもしれないんだし。 

 ちょっと前までは各国当局者に「日本が世界経済の足を引っ張っている」とか散々責められたけど、日本はリスクと名指しされていない。日本の景気がよくなったとホッとするべきか、それとも中国にとって代わられてお役御免なのか…。
posted by らくだ at 23:50 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年09月10日

持ちつ持たれつ−アルカイダとブッシュ

 アルカイダのナンバー2ザワヒリのビデオをアルジャジーラが放送した(アルジャジーラの元記事=英文)。911の3周年を控えて何もこの時期に…と思わないでもないけど、テロリストが出てきて何か言うたびに「テロとの対決姿勢」を強く打ち出しているブッシュに支持が集まるような気がする。選挙を控えたこの時期、テロリストが何かしてくれたほうがブッシュ陣営には都合がいいのでは? ましてしゃべるだけなら実害もないんだし。

 一方のテロリストは、自分の命も惜しくない連中。ブッシュをはじめとする(彼らにとっての)極悪人はいわば彼らのエネルギー源だ。テロリストの心理は私には知るすべもないけど、こういう連中ときたら「悪いのはいつも他人」という考え方なんだろう。第一目標の敵を倒したらそれで満足して「ユートピア」に安穏としているとも思えない。望み通りに敵を全滅して初めて「自己責任」にぶち当たるのかな。

 こうしてみると、お互いにとって相手の存在は「好き勝手にやる言い訳」って感じがしないでもない。突き詰めていくと「卵が先か鶏が先か」っていう話になりそうだ。
posted by らくだ at 22:41 | 東京 ☔ | Comment(2) | TrackBack(1) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年09月05日

ブッシュ勝利の嫌な予感

 嫌な予感はちょっと前からあったのに、認めたくなかったんだ。でも、ここに来て、無視するのが難しくなってきた。11月の大統領選、ケリーは極めて危ないといわざるを得ない。

 なんつ〜か、今回の選挙は「ブッシュ対ケリー」じゃなくて「ブッシュ対反ブッシュ」みたいになっている。それだけケリー本人に求心力がないってことなんだろう。どうもパッとしないもんね、あの人。

 米タイム誌の世論調査では、現段階で大統領選挙があったらブッシュに投票する人が52%、ケリーは41%。ニューズウィークの世論調査でもブッシュ支持が54%、ケリーが43%と大きく水を開けられた。

 これだけだったら「共和党大会が終わったばかりだから、一時的な反発だよ」と言い訳もできそうだけど、さらに気になっているのは、私が選挙のたびに注目している米アイオワ大の政治先物市場だ。相場推移のグラフを見れば分かるとおり、水色の民主党(ケリー)とオレンジ色の共和党(ブッシュ)の格差はこのところ広がっている。それはさておき、6月初めからを振り返ってもケリーの相場がブッシュを上回っている時期は民主党大会の時期を中心にほんのわずかしかない。

 この相場は各種世論調査よりも信頼性があるとされている。というのも、人気調査じゃないから。この政治市場、投資した候補が勝てば1ドル戻ってくるけど、負ければゼロになる。だから好き嫌いに関係なく、勝ちそうな人の相場が上がることになる。

 なんだかんだといっても、アメリカ人はブッシュを選んで国を委ねるつもりなんだね。我が家は政権が変わったらアメリカへ旅行に行こうという話になっている。一体いつ行けることやら。アメリカに足を踏み入れないとなると、大好きな南米を再訪する日も遠い。
posted by らくだ at 23:18 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年09月03日

「朝鮮半島の非核化」は掛け声倒れ

 朝方フィナンシャル・タイムズのウェブサイトのトップニュースが韓国がウラン濃縮実験をしていたってやつだった。えっ!と思って日経新聞を読んだら(現在我が家で宅配してもらっているのは日経だけ)、国際面の下のほうのダイジェストに9行の短い記事があるだけ。う〜ん、やっぱりニュース感覚についていけない。夕刊は2面に3段の扱いで後追い記事が出ていたけどね。

 ネットでざっとみた限りじゃ、朝日は社説が出ていたけど全体的に扱いが小さい。テレビのニュースも韓国の核開発よりもオリンピックの余韻の方が大きいみたい。夜になったらロシアで学校を占拠していた犯人たちが制圧されたというニュースにとってかわられているし。海外のメディアのほうがずっと問題視しているみたいだ。

 なんか「朝鮮半島の非核化」なんていう掛け声がむなしく響くなぁ。それにしても4年も前の話がなぜこのタイミングで出てくる裏には何があるんだろう?
posted by らくだ at 21:51 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年08月13日

「私はゲイのアメリカ人」

 "I am a gay American"と言って米ニュージャージー州のマグリービー州知事(47)が辞意を表明した(AP電

 なんでこんなことになったかというと、付き合っていた側近のイスラエル人男性から、数百万ドルを払わないとセクハラで訴えると脅されているらしい。このイスラエル人男性は詩人だというのに、なぜか州知事の安全保障担当顧問を務めていたという。公私混同で雇用したんだな。こんなことになったのも身から出た錆といえそうだ。

 マスコミに騒がれる前にカミングアウトしちゃった潔さは評価する。しかし、隣でそれを聞いていた奥さんはどんな気分だったのかな。かわいそうだ。ABCニュースによると、マグリービーは前の奥さんとの間に11歳の娘、今の奥さんとの間に2歳の娘がいる。

 これとは別に、カリフォルニア州最高裁がサンフランシスコ市の認めた同性結婚は州法違反で無効との判断を示した(読売新聞)。ゲイ世界にとってのバックラッシュか? 私は個人的には同性結婚をしたっていいんじゃないかと思っている。アメリカでゲイの男性を2人知っていたけど、2人とも細やかな気配りをする人で、とても好きだったな。
posted by らくだ at 23:06 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年08月11日

「児童強姦」実は「純愛物語」

 ニューヨークで仕事をしていたとき、アメリカ全土を揺るがした(というとちと大げさか)女性教師による男児レイプ事件というのがあった。だんなと子供4人がいる34歳の女性教師が教え子の12歳の男の子とできちゃったという話。

 女性教師メアリー・ケイ・ルトノーが妊娠して事件が発覚し、逮捕されたんだったな。このルトノーが結構美人だったのと2人が愛し合っていると公言したことで、西海岸の話なのに東海岸でも大きく報じられてた。彼女は97年に逮捕されたあと子供を出産。98年に仮釈放されたときの条件は2度とこの生徒(ヴィリ・フアラーウ)に接触しないことだった。

 それなのに、彼女は1カ月もしないうちにフアラーウと深夜の車の中で一緒にいるところを見つかって再逮捕。当然ながら仮釈放は取り消され、その後の7年間を刑務所で過ごすごとになった。しかも、この時にフアラーウの子供ができちゃったというんだからすごい。当然ながらだんなとは離婚、だんなは子供4人を連れてアラスカへ去って行ったそうだ。

 このルトノー女史、8月4日に刑期を追えて出所した。現在彼女は42歳、フアラーウは21歳になった。問題はフアラーウが最近、NBCテレビとのインタビューで彼女を今でも愛していると話し「僕は彼女なしでは完全には幸せになれない」として、一生接触しないという判決の撤回を求めていること(ロイター電)。

 7年の歳月を超えて「レイプ被害者」が愛していると言っているのに、こんな風に引き裂かれたあげく2度と会っちゃいけないなんて、そんな権限が司法にあるんだろうか。2人の子供は一生、両親と一緒にすごすことはできないなんて、ちょっと酷すぎる。ちなみに2人の子供はフアラーウの母親が育てているそうだ。

【関連サイト】あのひとは今……児童強姦で有罪になった美人小学校教師(海外ボツニュース)

【追記】CNNの日本語ウェブニュースによると、フアラーウは2004年秋にルトノーにプロポーズ。2人は2005年4月に結婚する見通し。終わりよければすべてよしってことで。おめでとうございます。(2005年2月17日)
posted by らくだ at 23:06 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(2) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年08月03日

アルカイダに間違えられた?日本人

明日は休載します。きのうもサボっているのにすみません)

 アメリカ出張中の60歳の日本人男性が、勉強熱心なあまり?一時身柄を拘束された。シカゴからオハイオ州デイトンへのユナイテッド機内で英字新聞にSuicide Bomb(自殺爆弾)という言葉を見つけたこの男性、あとで意味を調べようとメモした。

 運が悪かったのは周囲の乗客にメモをみられたこと。乗務員に通報され、飛行機は引き換えしたとか(元記事)。同情した乗客もいい迷惑だろうけど、この男性ときたら何がなんだか分からなくてパニックになったのでは? ちょっとかわいそう。

 それだけアメリカが新たなテロ警報にピリピリしているんだろうな。新しいテロ警報が出されているのはニューヨーク証取、シティグループのビル、ニュージャージー州ニューアークにあるプルデンシャル・ファイナンシャル、ワシントンのIMFと世銀。きのうはニュージャージー州からマンハッタンに入るルートの一つであるホランド・トンネルで商用車のマンハッタン乗り入れが禁止されてた(米ABCテレビ)。きょうは通れるんだろうか。

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posted by らくだ at 17:29 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする
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