2011年07月10日

美容師さんに聞いた被災地の様子

 髪を切りに行った。美容師さんとはもう長い付き合いで、いつも話が弾む。3月以降は震災関連の話がほとんどを占めている。というのも、彼女は小柄で体もそれほど丈夫じゃないのに、2連休取れるときは夜行バスとレンタカーを利用して被災地まで出かけ、髪をカットするボランティアをしているからだ。

 実際に被災地に行ってみて、テレビや新聞で知っている被災地との一番の違いというか、一番ショックだったことは何だと思うかと尋ねられ、思いつくままに挙げてみたら、ことごとく外れた。

設備が不十分で十分なサービスができない→それは覚悟して行っている
希望者が殺到する→対応可能な人数しかやらない。最高1日20人程度
逆に需要がない→少なくとも1日7、8人の髪を切っている
対応不可能な要望を出される→感謝はされるが無理難題をいう人はいない
匂いがひどい→慣れてくればそれほど気にならない
ハエが多い→確かに大きなハエが多いが、これもさほど問題ではない

 これ以上思いつかなかったので、何が一番意外だったのか正解を教えてもらった。それは、避難所の片隅や通路などの目立たないところに、うつろな目をしてぼ〜っと座っている人たちが少なからずいることだった。子供は全般的に元気、女性もまずまずで、そうして生気なく座り込んでいる人たちはほとんどが中高年の男性だという。ほかの被災者が「髪の毛切ってもらえるから頼んだら?」と声をかけても返事もしないそうだ。

 そういう人たちはもちろん、メディアの取材に応じることもないからテレビにも映らないし新聞記事にも出てこない。すると体外的にはまるで存在しないかのようなことになる。というか、自分自身はそういう人たちが存在してもおかしくないとは思いつつ、実際に存在するという事実は頭の片隅にもなかった。「テレビに映って自分の考えを言っている人たちは、被災者の中でも強くて大丈夫な人たち。問題はテレビに映らない被災者たち」と言われ、なるほど現地に行って奉仕している人の言葉は重みがあるなぁと感心した。
      
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2011年06月27日

レディー・ガガのTシャツを買ったよ

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 まったく趣味に合わない買い物をしちゃった。ユニクロからSAVE JAPAN!の名目で10種類のTシャツが売りだされていて、その中で選んだのはレディー・ガガのTシャツ。前面がこのように黒地に白い文字で日本語がいろいろと書かれている。彼女の白いバーキンに日本のファンが寄せ書きしてくれたのを利用したそうだ(写真で斜めになっている白いのはSAVE JAPAN!のタグでTシャツの模様ではありません)。

 正直言って着たくないって点では全10種類の中でカール・ラガーフェルドのと双璧でトップを並走ってとこだ。それにもかかわらず買ってしまったのは、記者会見の模様をテレビで見て、そのあまりの格好よさというかアニキっぷりにメチャ惚れしたからだ。

 レディガガが震災後にいち早くリストバンドを作ってファンを対象に売ることで日本のために大金を集めてくれたことは以前から知っていたけれど、それでもいつも奇抜な格好をしている“キワモノ歌手”という認識しかなかった。

 会見の様子を見ると、彼女が日本を心から愛しているのがビンビン伝わってきた。日本のために自分にできることを考えて実践してくれているのは本当にありがたい。自分の力をあそこまで他人のために使えるってすごいことだ。さすがオプラ・ウィンフリーを押さえて「世界で最も影響力のあるセレブ」に選ばれただけある。まだ若いのに人格者だなぁと驚くとともに感動した。あそこまで行けば「売名」なんて誰も言わない。

 「日本の大部分は今では一般的にとっても安全」と言い、日本への渡航を呼びかけてくれていて、それにつられたのかルース駐日大使も「日本は安全」と言ってくれているのには、ちょっとたじろいだ。

 自分も10日ほど前、海外の人たちに「日本に来て!」と呼びかけようと思ってメッセージを書いたのだが、「日本は安全」と断言する自信はなかった。そりゃ1週間や10日の旅行で影響が出るとは思わないけれど、日本人は対外的には加害者の立場。それなのに「安全だから来てね」とは書けない。「震災の影響が残っている地域以外は通常の状態に戻っているから日本に来てね」という表現にした。だから、「日本は安全」と言って自ら日本へ乗り込み10日も滞在してくれるレディー・ガガには感謝している。

 そんなわけで、着たくない柄ではあるのだけど、『10種類の中で一番売れ行きが悪かったらアニキに恥をかかせてしまう』と思い、このTシャツを選んだってワケ。でも、あとになってからこのTシャツは世界中のユニクロで売っているってことに気づいた。海外の人たちってこういう漢字の模様が好きそうだから私ごときが心配する必要はなかった。ちょっと早まってしまった。ちなみに柄だけで選んでいたら、アルベール・エルバスの控えめな模様を選んでいたと思う。
            
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2011年06月17日

親日的な国ベストスリー

 夕食後にテレビをつけたら親日的な国ランキングをやっていた。ランキングといってもベストスリーだけ。どうやって順位を決めているかは聞き逃した。パーセンテージが出ていたから「日本が好きな人の割合」らしい。
1位 カナダ
2位 メキシコ
3位 ボリビア
という結果だった。私は「そりゃ台湾が1位でしょ〜」なんて言っていたのだが大外れだ。結果を見ても「台湾は国として認識されていなくて調査対象外だったのかな」なんてブツブツ言ってしまった。正直言って意外な顔ぶれだ。

 メキシコは昨年末に行ったけれど、それほど積極的に歓迎されているっていう気はしなかったな。「え? 日本人? メキシコに住んでるの?」みたいな会話にはなっても、「私は日本が大好きなのよ〜」なんて熱く語る人には会わなかった。割と無関心というか。調査は「どちらかといえば好きか嫌いか」を尋ねたみたいだから、日本オタクよりも潜在的親日家の割合といったところだろうか。

 1位のカナダはバンクーバーに日本食レストランが1500店もあると紹介されていてビックリ。バンクーバーは学生時代に行っただけで、店なんて大橋巨泉の経営するOKギフトショップがあったことしか覚えていない。

 バスで延々と東へ進んでトロントからナイアガラフォールズ経由でアメリカに抜けた。いやな目には遭わなかった。バスの乗客はアメリカよりもおとなしく、そんなところにアメリカとの違いを感じた記憶がある。でも、特に親日的な国という印象もなかったな。2回の訪問で合計10日くらい旅しただけじゃ分からない。

 ボリビアも20年くらい前に行っただけ。親日的と実感しないままペルーに抜けてしまった。偽警官と闘って勝ったのが最大の想い出だ。

 1位のカナダは親日度が93.8%と出ていたような気がする(うろ覚え)。メキシコとボリビアも90%程度だったかな。そんなに日本に好感を持ってくれる人が多いなんて、かなり嬉しい。現地に住んでいる人や留学生、出張で来る人、旅行者に加えてメディアで紹介される日本人像が良いってことなんだろう。私も訪問先の国で日本人のイメージを傷つけないように気を付けなくては。
      
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2011年06月12日

日本の復興ぶりを示す写真に称賛の声

 英デーリー・メール紙のインターネット版「メール・オンライン」6月10日付の記事に東日本大震災直後の被災地の様子と、同じ場所のつい最近の様子の写真が並べて掲載されている。

 日本人の私が見てもすごい復興ぶりなのだが、特に国籍を意識して見ているわけではないので『日本人てスゴイな〜』というよりも『人間てスゴイな〜』と感動した。

 しかし、海外の人にとってみれば『日本人てスゴイな〜』と感じるらしく、この記事のコメント欄は日本への称賛の声で埋め尽くされている。コメントは英語だけれども、単純な単語を使った短い書き込みが多いので、関心のある方はぜひご覧あれ(翻訳サイトを通してもたぶん大体の意味は分かると思う)。

 「これが日本パワーだ」「本当に驚くべきことだ」「素晴らしい!」「日本は世界からスタンディング・オベーションを受ける価値がある」「このような復興は日本でしかあり得ないだろう」「私は第二次世界大戦の時代を生き日本が嫌いだった。今ではとても尊敬している」などなど…。

 こうした言葉を目にするのは素直に嬉しい。「日本人は放射能をどうしたんだ? 片付けたのか?」なんてキツイ書き込みもあったけれど、この投稿にはマイナス評価がたくさんついていて、なんとなく安心した。

 日本の復興スピードを大地震に見舞われたハイチやハリケーン・カトリーナ後のニューオリンズなどの復興の遅れと比べる書き込みも目立つ。あと、自分の国(主に英国)だったとしたら「(3カ月後も)いまだに書類作業をしているだろう」とか「平日の9ー5時の作業どまりだろう」なんて自国に対する悲観的な声も結構ある。「6カ月の予定の道路工事が15カ月かかってもまだ終わらない。日本の技術者にやってもらいたいぐらいだ」なんて声もあった。

 この分じゃ海外の人たちは「大震災への対応について首相が非難されて退陣の瀬戸際」なんて聞いてもピンとこないかもしれない。それにまだまだ避難生活を送っている人はたくさんいる。ほめられたからといって、これで終わりじゃない。
   
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2011年06月01日

SMS受信増の予感

 7月13日から携帯電話各社間でSMS(電話番号あてのショートメール)が送受信できるようになるそうだ。ソフトバンクのプレスリリースはこちら

 一瞬、利便性が向上していいニュースだと思ったのだが、考えてみると携帯電話の受信メールが増えそうな予感がする。私の携帯のメアドを知っている人はそれほど多くない。でも携帯電話番号となれば話は別だ。

 前にも書いた通り、私は「携帯人」ではなくて「パソコン人」なので、携帯でちまちまメールを書くのは苦手だ。できるだけ避けている。たまに携帯で一生懸命にメールを書いても、絵文字を使うのも一苦労だ。四苦八苦して返信を書いても「絵文字もなくて味気ない」なんて言われちゃったこともある。

 それじゃどうして携帯でメールを使っているかっていうと、パソコン宛に送られてきたメールを転送して出先でチェックしているから。携帯に直接送られてくるメールは1%もない。自宅にいるときはパソコンでメールチェックできるから携帯メールをチェックしていないことも多い。実際に携帯あての直メールを見逃していたこともあった。

 7月半ばからは見逃さないようにまめに携帯メールをチェックする必要がありそうだ。しかし、返信メールをちゃんと書けるか自信がない(しかし、読み返してみると、まるで老人の悩み事だね…)。
     
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2011年05月26日

15%の節電を達成するには

 もう1カ月あまりも前の話になる。ポストに入っていた電気使用量のお知らせをみて目を疑った。4月分の電気使用料(使用期間は3月9日から4月10日)の右下に小さく「ご参考までに昨年4月分のご使用量は…」という欄があり、どうみても昨年の方が使用料が少ないのだ。計算したら1日当たりの使用料は今年のほうが9.2%も多かった。

 最初は何かの間違いかと思った。だって、大震災のあとはほとんど暖房を使わず、寒くても毛布をかぶって過ごしていた。照明だってこまめに消し、ドライヤーもなるべく使わなかった。とにかく徹底して節電したつもり。それなのに去年の同じ時期に比べて使用料が増えているなんて。

 しばらく考えて理由が分かった。去年のこの時期は夫と1週間ほど九州まで出かけていたのだった。それ以外にも日帰りであちこち出かけていた。それに対して今年の春、私は「青春18きっぷ」を1日分しか使っていない。とくに自粛を意識していたわけじゃない。それでも積極的に活動する気分になれず、巣ごもり状態でテレビを見ていることが多かった。在宅時間が大幅に増えたのだから、電力使用量が去年よりも多いわけだ。

 震災後に節電のためにパチンコ屋やゲーセンは営業自粛・短縮すればいいのに、みたいなことを書いた記憶がある。実際には自宅でじっとしていないでパチンコやゲームに出掛けたほうが総量としては節電になったのか…と思うとちょっと複雑な心境だ。

 資源エネルギー庁が先日発表した「家庭の節電対策メニュー」(PDFファイル)には、事細かな提案があって、消費電力の大きな電気製品(温水洗浄便座、電気ポット、食器洗い乾燥機、オーブントースター、掃除機、ドライヤー、洗濯乾燥機(乾燥)、浴室乾燥機、ジャー炊飯器、電子レンジ、アイロン、IHクッキングヒーター等)は平日の9時から20時を避けて使いましょうなどと書いてあり、ふむふむと読み進んだ。最後の方に「ライフスタイル」として「旅行や外出も節電に役立ちます」とサラッと書いてあるが、これは結構大切なことなんじゃないだろうか。

 少なくとも我が家みたいに東北電力と東京電力の管内に住んでいて自宅で仕事をしている人は、自宅外でできることは外でやって、なるべく家を空けるというのが最大の節電になりそう。我が家でこの夏15%の節電を達成するには、それしかないように感じている。私はエアコンを使わない覚悟だけど、暑くなりそうだなぁ。とにかく去年の夏よりも出かけよう。
   
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2011年05月06日

遅ればせながら「疎開のススメ」

 今さらながらの提案。一部の公園で「遊ぶのは1日1時間までしてください」と呼びかけている福島市や、一部の学校で校庭の表土を削った上にロープを張り巡らして入れないようにしている郡山市などの子供や妊婦は疎開してもらったほうがいいのではないだろうか。できれば東北・関東全体の子供や妊婦対象で。

 以前から漠然と感じていた。一段と強く感じるようになったのは、4月27日の衆議院決算行政監視委員会の模様をユーチューブで見たからだ。時間のある方は御覧ください。↓



 これによると、東京都足立区にある公園のベンチで1平方cm当たり3ベクレルの汚染があり、管理区域は4ベクレルなので「東京でさえも、その管理区域のレベルに近いところまで汚染が進んでいる」と参考人が明言している。東電は海洋汚染の観測地点を3カ所から6カ所に倍増したそうだが、素人には『たった6カ所なんだ…』としか思えないし、経産省の審議官が海洋投棄した汚染水の量を一ケタ少なく答弁しているのも、危機感がまったくないことが伝わってきて背筋がゾクゾクっとした。

 こんな状態でお上の言う事を信じろって言われても私には難しい。これまで繰り返されてきた「ただちに健康被害はない」という言葉は間違っていないとは思う。じゃあ5年後、10年後はどうなの? 確信を持って安全を保証してくれる人はいるのだろうか(もしいたら、私の心の平静のためにも教えてください)。

 それに時間がたってから健康被害が発生したとして、現段階で「安全」と言っている人たちが、責任を取ってくれるとも思えない。「だから4月中旬の段階でチェルノブイリと同じレベル7だと判断しました」とか言われて終わりそう。

 それだったら、将来の日本のことを考えて子どもと妊婦はできるだけ安全なところに避難させるべきでは? あとになってみれば必要なかったという話になるかもしれないけれど、大事を取るべきだと思う。

 そもそも、放射能のために校庭で遊べない学校に子どもを安心して送り出せる親が存在するだろうか? 私だったら不安でしょうがない。でも、「観光客が復興支援として来てくれました」とか「風評被害をなくせ」なんてムードになっていたら、その不安は口にしにくい。復興ムードに水を差すことになるから。「風評被害」という言葉が重い足かせになっている。

 何世代もあとになってから、「太平洋戦争の時に日本政府は子どもを疎開させましたが、60年以上後の政権は原発で放射能が漏れても子供たちを疎開させませんでした。将来の兵役に期待していたとはいえ、戦時中の方が子供の安全を考えていたといえるかもしれません」なんて話になっていないことを祈る。
        
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2011年05月03日

自由時報&聯合報

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

 台湾訪問中の友人が今日の自由時報と聯合報に掲載された「謝謝台湾計画」の広告を撮影してアップしてくれた。



 多くの日本人の思いが形になった。単なる賛同者兼参加者の私としても、華字紙にくっきりと浮かび上がる「ありがとう」の平仮名を見て、じんわりと胸にこみ上げてくるものがあった。今朝までに届いたメールなどから判断すると、このブログを見て謝謝台湾計画に参加してくれた人が少なからずいる様子、ご協力いただいたみなさん、本当にどうもありがとう! 

 台湾を旅した際の春子ばあちゃんはじめ素晴らしい人達の出会いについてこのブログに書いたのは、単に自分の感激を記録するためだった。今回、「らくださんのブログを読んで台湾人の心の温かさはわかっていたから、義援金がたくさん集まったのも不思議ではありません。謝謝台湾にはもちろん参加しました」というメールをいただいたのは本当に嬉しかった。
    
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2011年05月02日

不安と風評被害

 4月29日に内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘氏の辞任会見の資料全文がNHK科学文化部のブログに掲載され、話題になっている。テレビでは同氏が涙ぐむ場面ばかりが繰り返し放送されていた。これを読む限り、このオッサン(失礼!)の言うことはまともに感じられる。

 私が断片的に覚えている最近の報道は、(1)福島第一原発から20km圏内が警戒区域に指定されて立ち入り禁止になった、(2)福島県内の一部の公園に「利用は1日1時間までにしてください」と看板が立った、(3)その昔夫が通っていた学校を含め、郡山市の一部の小学校で校庭の表土が取り除かれた−−と、不安になる材料ばかりが記憶に残っている。

 それなのに、不安だと言いにくい雰囲気をどことなく感じている。東京の人間が使う電気を作っていたのだから…とか、原発の近くに住んでいる人はもっと大変なのだから…と言われればその通りなんだけど、この漠然とした不安を「風評被害」に結び付けられるのは違和感がある。

 原発関連の問題は断片的に伝えられるとはいえ、全体的な風潮として「被災地は大変で観光客が来ないと復興もできないのだから、放射能に対する不安や文句は口にしてはいけない。それが風評被害につながるのだから」というような重苦しい空気を感じるのが、放射能そのものよりも不気味だ。

 自分のモヤモヤ感というか、のどに小骨が引っかかっているような気持ちをうまく説明できないのがもどかしい。こんな風に感じるのはひねくれ者の私だけ?
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1日早いけれど…

 「謝謝台湾計画」の新聞広告が掲載されるのは明日(3日)だけど、それとは別の「謝謝台湾」を見つけた。3月20日の記事で紹介した「台灣如何看待日本311」に対する日本からの動画レスポンスだそうで、同じように手のひらに書いた感謝のメッセージを次々につないでいる。

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2011年04月27日

最終的に2000万円近く集めた「謝謝台湾計画」

 このブログで先週紹介した「謝謝台湾計画」の振り込み受け付けが昨日終了、最終的な振り込みは延べ6015件、集まった金額は1924万5494円に達したそうだ。すごいな〜。昨日は産経新聞にも紹介されていた(この記事下部参照)。私は一賛同者兼参加者にすぎないのだが、とても嬉しい。

 口座には締切り以後も振り込みがあった様子で公式ブログにアップされている最新残高は1829万2366円。既に払い込みを済ませた聯合報の広告掲載費を併せると(私の計算では)1936万9686円集まったことになる。

 感謝広告の掲載は聯合報・自由時報ともに5月3日の予定(それぞれ2分の1ページ)だそうで、秋に予定している台湾訪問の際に古新聞をもらえるよう、友人・知人に頼んでみるつもり。古新聞を手に入れやすい仕事をしている人もいるので、どうにかなるだろうと楽観的だ。

 一方で交流協会の発表によると、台湾からの義援金は25日の段階で150億円(53億2181万台湾ドル)を超えた。これで日本からの感謝の新聞広告なんか掲載されると、さらに義援金が集まってしまうのではないか、台湾の人たちはそんなにお金を出して大丈夫なんだろうか、と心配になってくる。
 
 それでも、台湾の支援と台湾人の思いやりが日本で広く知られるようになり、こうして「お礼をしなくちゃ」という運動が広がったのは本当に嬉しかった。何かポジティブなことで興奮したのって震災以後はもちろん初めてのことだし、ネット上のイベントを振り返っても随分久しぶりのように思える。

 このブログをご覧になっている方の中にも「謝謝台湾計画」に賛同・参加してくれた人が少なくとも数人はいる様子、どうもありがとうございました。こうして細々とブログを続けていて本当によかった。

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2011年04月22日

震災復興支援クリック募金にユニリーバも参加

 震災復興のクリック募金をユニリーバも始めた。1クリックで1円が同社から寄付される。1日につき1クリックのみ有効。

http://www.unilever-sabd.jp/click

 これまでに紹介したクリック募金は以下の2つ。

Civic Force(右側欄外のバナー)
http://www.clickbokin.ekokoro.jp/139.html

フィアット
http://www.fiat-auto.co.jp/clickdonation/

 ユニリーバとフィアットはDFFのサイトからアクセスすると両社のサイトに簡単にアクセスできるから便利かも。右側欄外とこの記事の下部に貼りつけた横長のバナー「クリックで救える命がある。あなたの1クリックで企業が1円をNPO団体に寄付します」をクリックすると、この2社の復興支援クリック募金以外にも環境や教育などのクリック募金が出てくる。関心のある方はのぞいてみてください。

 その代わりというわけでもないのだけれど、電力需要が一段落する時期になったので電力使用量のブログパーツを一時的に外すことにした。夏場には再び掲載するつもり。
  
クリックで救える命がある。
     
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2011年04月20日

「謝謝台湾計画」に1日半で680万円集まる!

 昨日紹介した「謝謝台湾計画」がすごいことになっている。公式ブログの20日付の記事「集計日報4月18〜20日分」によると、4月18日の午後9時から20日正午までの1日半余りで賛同者から集まった金額は682万2817円に達したそうだ。これを知ったときは椅子ごとのけぞって後ろに倒れそうになった。

 20〜30万円くらいは集まるかと思っていたけれど、その数十倍だった。2紙への広告掲載に240万円くらいかかるとのことだったので、友人に「お願い」のメールを送ろうかと悶々としていたところだった。心配無用で目標額を軽々と突破。あまった金額は日本赤十字への義援金になるという。

 私と同じように感じている人がこんなにいたなんて…。ほとんどの賛同者にとって主宰者の木坂さんはどこの誰かも分からない人だろう。それなのにこれだけの金額が集まるなんてビックリだ。みんな、義援金詐欺とか増えているっていうから気をつけるのよっ! って私もその一人なんだけど…。真面目な話、木坂さんのサイトを見れば、信用しても大丈夫だってことは分かるので安心して振り込んだ。

 昨年はネットの世界にとことん疲れ「下手な親切心は出さない」「ネットで知り合った人の常識に期待しない」「ネットよりもリア充」−−を自分の課題にしてきたつもり。この「謝謝台湾計画」主宰者の木坂さんとそれに賛同した人たちの温かい気持ちに触れ、諸外国の人たちによる支援の動画の数々を見たのとは違う嬉しさを感じた。

 もし、このブログの昨日の記事を見て振りこんでくれたという奇特な人がいたら、本当にありがとう。そして、ツイッターやfacebook、ブログ、クチコミなどで他の人たちに告知してくれた人がいたら、それもどうもありがとう。今日はいい日になりました。

 このブログにたびたび登場する春子ばあちゃんに報告しよう。日本時代の教育と日本人に感謝しているばあちゃんだから(詳しくは2010年3月10日付の「2人の陳さん」を参照)、日本人から台湾人への感謝を示すプロジェクトが盛り上がっていると知れば、すごく喜んでくれるはずだ。

 振り込みの受付は締め切ったわけじゃなく、当初予定通り26日まで受け付けているそう。こういう企画は金額じゃなくて頭数だと思うので、これから!という人はぜひヨロシク。
    
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2011年04月19日

台湾の新聞に感謝の広告を出そう!という運動が始まった

 このブログでも繰り返し書いている台湾からの義援金は、財団法人交流協会の発表によると、15日の段階で140億円を超えている。日本政府が海外の新聞に出した感謝の広告には台湾が入っておらず、菅首相と交流協会の代表が感謝状を送ったのみ。

 そんな恩知らずな状況では恥ずかしいと思っていた人は私以外にもたくさんいたらしい。有志の木坂麻衣子さんという女性が立ち上げたプロジェクトの名前は「謝謝台湾計画」(http://www.xiexie-taiwan.info/ )。早い話が、広く一般からお金を集めて台湾の新聞に感謝の広告を掲載しようっていう話だ。

 お金を出すなら、そんな広告費よりも被災地への義援金に充てたいというのはもちろん理解できる。しかし、私はかねてより台湾に行くたびに現地の人にすごくお世話になっている。日本に義援金を寄せてくれたであろう人の顔は10人以上思い浮かべられる。人からの「厚意」に対して「感謝」を示すのは人間としての基本だ。

 しかも台湾の場合は人口1人あたり600円の義援金を出すという桁外れの支援を寄せてくれているのだから何かするのは当然だと思い、この運動に賛同してお金を振り込むことにした。

 金額は自由ではなく、1口1000円。ランチを何回かしょぼくすれば捻出できる。決してムリな金額じゃないと思うので、賛同していただける方は公式サイトをよく読んで納得した上で振りこんでいただけたら嬉しいです。受付期間は4月26日までと短いので要注意。

 公式ブログの19日付の記事「集計日報 4月18〜19日分」によると、ATMで記帳しようとしたら件数が多すぎて不可能だったとのこと。そんなに賛同者が多いなんて、日本政府は情けなくても日本人はまだまだ大丈夫だと嬉しくなった。すでに台湾のメディアでも取り上げられている様子。

 木坂さん、すてきなプロジェクトを立ち上げてくれてありがとう! ぜひ多くの日本人の感謝を台湾の人に伝えてください!

参考:謝謝台湾公式ブログ

【関連記事】
台湾の義援金100億円突破がニュースになった! (2011年4月10日) 
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台灣如何看待日本311(台湾の友人が教えてくれた日本支援の動画)(2011年3月20日)  
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2011年04月18日

ソフトバンクが緊急地震速報に本腰?

 先日も書いた通り、ソフトバンクの緊急地震速報っていうのはインチキといってもいいシロモノで、対応はN831の一機種だけ。一機種だけでもやっていれば「緊急地震速報を実施している」ということになるらしく、気象庁のサイトには以下のように掲載されている。
現在(平成22年8月25日)、携帯電話の同報機能を使用して緊急地震速報を配信しているのは、NTT ドコモ(平成19年12月より)、au(KDDI)(平成20年3月より)、ソフトバンク(平成22年8月より)の3社になります。
 私はソフトバンクの公式サイトを見る前にこっちを見たので、全機種で対応しているのだろうと思った。設定できないのでおかしいと思ってソフトバンクの公式サイトを見たら対応機種のページには一つしか載っていなかったので文句を書いた。(3月28日付の「クリック募金とソフトバンクの緊急地震速報」を参照)。

 私と同じような不満を感じていた人から要望が寄せられたのか、ソフトバンクが緊急地震速報への対応を今日発表した(プレスリリース)。よし!と力を込めて読み始めたのだが、これから発売する機種がほとんどすべて対応するっていうことと、既存の機種でアップデートにより対応するのは「DELL Streak 001DL」「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」「HTC Desire X06HT」「HTC Desire X06HTU」「HTC Desire HD 001HT」「Libero 003Z」っていうことで、2年前に契約した古いガラケーを使っている私は対象外だった…。なんか対応してもらえそうにないなぁ。
  
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