ったくマスコミってのはどこまでやれば気が済むんだろう? 私が新潟県中越地震の被災者でどこかに避難している身だったら、もう切れて「おめ〜らいい加減にしろ! 被災者は見世物じゃない!」って騒いでいるに違いない。だって、寝ているところでも、風呂に入っているところでもお構いなしにカメラが入ってきてコメントを求めているんだもの。プライバシーが保てるのは仮設トイレの中ぐらい? 実際にマスコミに抗議している人もいるのかもしれないけど、もちろんそんな映像をテレビが流すとは思えない。
現場で「被災者のストレスが高まっています」とかレポーターがキンキン声で言っているけど、その一端はマスコミにも責任があると思う。支援物資や義援金をもらうために自分を殺して我慢しなくちゃいけないのかね。 孫をなくしたという老女、目の上が黒く腫れ上がっていたけど、ズケズケといろんなことを聞かれていたなぁ。
23日に地震が起きた直後からヘンな感じだった。NHKはあちこちの役場と電話をつないで「いまどんな状況でしょう?」とか聞きまくり。停電している上に電話もつながりにくい状況で、役場の人だってそんなに状況をつかんでいるはずないじゃん。それにテレビの人と話をしているぐらいだったら、情報収集とか対策とかに動いたほうがいいに決まっている。NHKだけじゃなくて、民放も横並びで特番になったから同じようなことをしていた。あれで初動が遅れたと言われても仕方ないのでは?
なかには電話で話している最中に大きな余震が来て相手の声が途絶えているのに「もしもし、いま余震ですか? 」とかうるさく言うキャスターもいた。テレビをみているこっちだって先方の恐怖が伝わってくるのに、「こっちはテレビなんだからあんたは話して当然」みたいな態度でむかついた。
2日前になるが26日には蓬平地区に入った報道陣6人が立ち往生、自衛隊のヘリで救出されたという(
時事通信)。短い記事しかみつからず、どこの社の人たちか分からないけど6人ということはテレビ局かな。あるいは活字メディアの人が数社つるんで出かけた? どっちにしても絶対にあってはいけない不祥事で、こういう話がテレビニュースなどで全然報道されずにさらっと短信で終わってしまうのには納得いかない。
posted by らくだ at 21:22
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