2009年11月15日

晩秋の奥鬼怒

 小春日和の1日を奥鬼怒ハイキング&お風呂で過ごしてきた。歩いたのは往復10キロ弱。平地なら何キロでも苦にならないのに、上り坂になるとすぐ息が切れる。体力が明らかに低下している。

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 夫婦渕温泉から出発。もう紅葉も終わって山は地味な佇まい。ハイカーもそれほど多くなかった。

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 裏側が人工的なまでに灰色の葉っぱが散っていた。写真じゃよく分からないのが残念。なんて言う木の葉なんだろう?

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 日光沢温泉の犬。何かもらおうと近づいてくるのでピントが合わなかった。

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 お昼ごはんは東武日光駅で買って持参した駅弁「日光鱒寿し」1260円。とにかくマスが厚くて食べ応えある。しっかり味がついているので添付の醤油は使わなかった。ご飯には日光名物のユバが入っている。ご飯も美味でマスとのバランスも良い。竹皮の包みも温かみがある。

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 帰り道にクマ肉の串焼きを食べた。800円を700円におまけしてくれた。クマの肉を食べるのは初めて。赤身の肉は何も言われなかったら、鈍感な私のことだから「ちょっとジューシーさに欠ける豚肉」と思ったかもしれない。でも脂身はゴロっと存在感があり、いけにもケダモノといった味わいだった。

 この店ではほかにも鹿、イノシシ、岩魚、雀、鴨、雉、山椒魚、だんごの串焼きがあるそうで、山椒魚の串焼きというのもちょっと気になった。品切れ中とのことだった。
  
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2009年11月08日

これは何でしょう?

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 「どうみても自転車タイヤの角切りにしか見えない」と言ってしまった。夫は「階段の縁の滑り止めみたい」と言った。

答を見る
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2009年11月03日

2010年のお得な海外旅行先

 英語の旅行ガイドブックでは老舗の「ロンリープラネット」が2010年の「お得な旅先10選」を発表した(英語のプレスリリース原文)。5回目の発表だそうだが、今回初めて知った。
アイスランド
タイ
ロンドン
南アフリカ
マレーシア
メキシコ
インド
ブルガリア
ケニア
ラスベガス

(注)上記AFP電によると、アイスランドが1位でタイが2位と報じられているが、プレスリリースは"*note the destinations are not ranked"となっている。要するに順位不同ってやつ。
 今年アイスランドを訪ねた私は流行を先取りしたといえるのかな? アイスランドが1位になった理由はもちろん金融危機による通貨暴落だ。自分は今年の8月に行って『あぁ、ちょっと出遅れちゃったな。通貨暴落したあと、値上げラッシュが始まる前に来たかった』と感じたので、2010年の旅先っていうのはちょっと遅れているようにも思う。

 ロンドンも世界で最も物価の高い都市のひとつというレッテルがはがれたんだそう。タイとマレーシアは常連みたいだ。ラスベガスは世界的な景気低迷で大幅な値引きが実施されているとのこと。ホテルなんて供給過剰で随分安くなっているんだろう。

 総合的なお勧め旅行先として選ばれたのは以下の10カ国と10都市。
◆国
エルサルバドル
ドイツ
ギリシャ
マレーシア
モロッコ
ネパール
ニュージーランド
ポルトガル
スリナム

◆都市
アブダビ(アラブ首長国連邦)
チャールストン(米サウスカロライナ州)
コーク(アイルランド)
クエンカ(エクアドル)
イスタンブール(トルコ)
京都(日本)
レッチェ(イタリア)
サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
シンガポール
バンクーバー(カナダ)
 バンクーバーが選ばれたのは冬季五輪関係かな。総合ランキングについてはプレスリリースにはなくAFP電に頼るのみなので、選択基準などは不明。AFPだと京都は6位となっているけれど、こっちも順位不同の可能性あり。親の供養のため?今年中にネパールに行きたかったんだけど、どうも無理みたいだ。

【追記】配信元に問い合わせたところ、やはり京都は6位ではなくトップ10に選ばれたうちの1都市だった。しかしアイスランドとタイは記者会見で1位と2位という説明があったそうd、上記引用元の記事の見出しがいつの間にか差し替わっていた。
   
  
   
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2009年10月16日

山形のB級みやげ

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 B級グルメがあるのだったらB級みやげがあってもいいと思う。津軽からの帰り道に途中下車した山形で「いも煮風ドロップス」を買った。このキワモノぶり(失礼!)はどうみたってB級、ヘタすりゃC級だ。

 実は9月に函館に行った時に往路の山形でこれを発見、キワモノ好きの私だけに、すご〜く気になっていた。今回は帰り道だったので迷わず購入した。

 側面の商品名は「いも煮ドロップス」となっていて「風」が抜けている。どっちが正式名称なんだろう? 原材料名は砂糖、水飴、香料、カラメル色素とごく普通の物が書いてあるのだが、末尾に「原料の一部に豚肉、鶏肉を含む」と書いてあるのが怪しげな雰囲気。製造者についての記載はなく、販売者はなんと北海道石狩市の会社だ。ここで「な〜んだ」と軽く脱力する。

 さっそく味見。外観はレンコン色っていうか薄いベージュっていうか、普通のドロップに混じっていても特に目立たないだろう。口に入れると、『甘くて普通のドロップじゃない!』と感じた次の瞬間に肉の風味と塩味が混ざり合って口の中に広がった。芋煮というよりも甘みを加えたバーベキュー飴って感じかな。

 ちょっと前に話題になったジンギスカンキャラメルって私は食べたことがないんだけど、きっと兄弟分で似た味だと思う。これがジンギスカンドロップとして売られていても違和感ない。1缶食べるのはちょっとつらいので、友人が遊びに来たときに話のタネに出してみよっと。

 物好きな方は山形に行ったら買ってみてはいかが? 山形駅東口1階のコンビニ「NEWDAYS」で売ってます。320円。
   
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2009年10月14日

ワケあり部屋とバンドエイド

 今回、宿泊を予定していた湯治宿が建て替え工事のため休業中だということを数日前に知って愕然。あわててビジホを探した。運よく格安料金で部屋を提供しているところがあった。「ワケあり」ということで同じホテルの他の部屋よりも数千円安い。迷わずそこにした。「ワケ」が何かは分からない。

 チェックインしておそるおそる部屋に入る。エレベーターやフロントの近くで音がうるさいのだろうと予想していたのだが外れ。フロントは別の階だし、エレベーターからも離れていた。広さもまずまずだしベッドも特におかしいところはない。窓もちゃんとある(!)し、外の景色も普通。部屋の中には冷蔵庫、ドライヤー、電気ポット、LANケーブルの接続端子と一通り揃っているし普通に機能する。それじゃ何が…と思ったら、答えはユニットバスにあった。

 トイレに座ったら何かチクっとしたのよね。その時はそれほど気にならなかったんだけど、立ちあがったら便座に赤く血がにじんでいて仰天した。便座にヒビが入っていて、お尻が挟まれて切れたらしい。(><)私のお尻がやわ肌すぎるのか、ケツ圧が強すぎるのか、それとも便座のヒビが大きすぎるのか分からない。「ワケありってこれだったのか…」と思わずひとり言が出た。

 一瞬動転したものの、もちろん大した傷じゃない。ペーパーでポンポンとお尻をたたいたら血は止まった様子。次に家から持参したバンドエイドを取り出して便座のヒビをふさぐように貼った。なかなかうまくいって「おほほ〜、これでもうお尻は挟まらないわっ」なんて一人で得意になっていたところへ広島にいる夫から電話がかかってきた。

 「ワケあり部屋のワケって何だったの?」と興味津津。「それが…」と一部始終を説明したら、「えっ、バンドエイドを便器の方に貼ったの?」と怪訝そうな声を出し、苦笑とも嘲笑ともつかない笑い声が聞こえてきた。

 そっか、バンドエイドって普通は人間の方に貼るのか。でも、自分でお尻に貼るのは場所がよく分からなくて無理。たとえうまく貼れたとしても、ヒビをそのままにしておいたら今度はバンドエイドごと挟まっちゃうかもしれない。そう説明したら、それなりに納得してくれた様子だった。

 しばらく『こんなワケありだとは思わなかった。完全にやられた…』と思っていたのだが、時間がたつに連れて疑問が大きくなってきた。だって、便座のヒビくらいテープで簡単に修復できるんだから、分かっていたら対応するでしょ? そのままにしておいてわざわざ「ワケあり」料金で提供するかもんかなぁ。

 どうも他に「ワケ」があったような気がするのだが、鈍感な私のことだから結局分からずじまい。ホテルの人に尋ねようと思ったのだが、いつも忙しそうにしているのでタイミングを逸してしまった。

 総合的には「ワケあり大歓迎」で、他の部屋よりも数千円も安いのだったらまた利用したい。でも、「ワケあり」の「ワケ」って何ですか? 事前に説明してください。どうも気になってしょうがない。
 
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2009年10月12日

津軽

3連休は津軽へ。

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朝方の一番風呂に選んだのはココ。至福のひととき。

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道を歩いていてこんなのが見られるのは津軽だけ?

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種類別に分けられていた。もちろん「とった」のは写真だけ。ご安心を。

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テッピーのヘッドマークがあるのは「鉄道の日」が近いから?

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どこから見ても昭和の佇まい。

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自動改札なんてあるはずもない。

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朝方を除くと電車は1時間に1本。おかげで看板のない某温泉を訪ねた帰り道はバスに乗ってしまった。

いや〜、それにしてもよく歩いた。

一カ月あまり前の函館では冷房を入れていたのに、今回は暖房のお世話になっている。テレビの天気予報で「霜注意報」なんて言葉も聞いた。北国では9月から10月にかけて季節が一気に進むんだと実感。10月から11月はさらに加速するのかな。
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2009年10月05日

1人旅と2人旅

 10日以上前の話になるが、インドネシアのバリ島で日本女性が殺害されたというニュースはすごくショックだった。犠牲者の冥福をお祈りする。

 事件については断片的に報道を見たり読んだりしただけで全貌を詳細に知っているわけじゃない。場当たり的な犯行だし手口もずさんでどうにかして悲劇を防げたんじゃないかと思う一方、私が彼女の立場だったら、同じ目に遭っていたかもしれないと思った。

 というのも、言葉が満足に通じない海外で「あなたの友人がトラブルがあった」と言われれば大抵の人はパニクる。深夜でも、相手が私服警官を名乗りパトカーじゃなくてオートバイで1人やってきても、怪しむ余裕もなく言いなりになって出かけて行くに違いない。

 私は1人旅だったら絶対に部屋のドアを開けない。あるいはドアチェーンをはずさない。これまでも、滞在先のホテルで深夜に部屋のドアをノックされたことがある。

 ホンジュラスでは「ポリスだがコカインの所有をチェックする」と言われた時には「深夜に取り調べを受けるような重大な容疑があるのだったら、真夜中に構わらずサイレン鳴らしたパトカーで来てくれる? さもなかったら日本大使館を通して明日来て」って追い返した。パキスタンでも宿の兄ちゃんが深夜2時すぎに「この部屋を使いたい客がいるので、別の部屋に替わってくれないか?」と来た。ドア越しに「NO!」でおしまい。翌日チェックアウトして別の宿に移った。

 ソウルでは夫と2人でツインルームに泊まっていて、途中で夫が1泊だけ別の都市に泊まりに行った日の深夜、ドアをコンコンとノックされた。窓から外を見ても火事などの非常事態とは思えない。ノックの音がいかにも「なるべく周りに聞こえないように」といった密やかな感じだったこともあって無視した。なんだか気持ち悪くて、その宿にはそれ以来泊まっていない。

 日中に街中でニセ警官に呼び止められ、結果としてこちらが警官に暴力を振るう形になったこともあった(このページのボリビア・ポトシの項を参照)。

 上記のいずれの場合も、おとなしく言うことを聞いていたら何らかのトラブルに巻き込まれていた可能性が大きいと思う。でも、「あなたの友人が…」と言われ、別の部屋に泊まっているはずの友人が深夜にもかかわらず部屋に戻っていなかったら冷静な判断ができるかどうか疑問だ。

 少なくとも私の場合、2人旅よりも1人旅の方が安全なのかもしれない。自分の心配だけしてりゃいいんだから。2人だと相手に頼って油断しちゃうというのもある。

 それにしても、最初に被害に遭った友人女性の件で警察がもっと早く対応していれば、最悪の事態は免れることができたはず。通報が遅れたのか、警察の対応が遅かったのか、表に出ていない事情があるのか知らないが、なんともやりきれない。
 
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2009年09月27日

奥多摩

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今日の風呂

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今日の猫(ショーウインドー内にいます)

ブログは相変わらず重いっていうのに最近写真を貼りすぎ?
 
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2009年09月22日

鰊みがき弁当+α

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 食べる話題が続いて申し訳ない。完全に「食欲の秋」モードでお腹がすいてしょうがない。鉄道の旅に出かけても駅弁を食べることは最近ではほとんどないのだが北海道だけは別。今回はこれまでも何回か食べて大好物の森のイカ飯と長万部のカニ飯に加え、初めて函館で「鰊みがき弁当」を買ってみた。840円。

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 ニシンと数の子が3切れずつ載っている。沢庵の周りの微妙な空白が気になる。ひょっとして昔はニシンが4切れ入っていたのだろうか? 濃いめの味付けで駅弁にピッタリ。

 夫が「家でも作って」と言い出した。これまでも島原の具雑煮とか昆明のクレイポットライスとか、いろんな料理の再現リクエストにこたえてきたが、正直な話、ニシンなんてこれまで料理したことない。我が家最寄りのスーパーでニシンなんて見たことないよな〜と思い、軽い気持ちで「じゃ、材料買ってきてくれたらね」と受け流したのだが甘かった。夫は1.5キロほど離れた生鮮食品のディスカウントストアまで行ってニシンだけじゃなく数の子(細かく崩れた安物)まで買って帰ってきた。

 しかもニシンは250グラム入りの一夜干しが140円だという。安い! 最寄りスーパーで一尾83円のサンマ買うよりもお得じゃない!と喜んだのもつかの間、ネットで調理方法を検索して唖然とする。米のとぎ汁で似て柔らかくしてからお茶で煮て匂いを消すなんて面倒くさいことが書いてある。パックの上から押してみるとすでに柔らかかったので一部省略。お茶で煮るところから始める。

P1140008.jpg 夫は「数の子はパックから出すだけでいいんでしょ?」なんて暢気なことを言っている。気楽でいいねぇ。数の子は塩抜きしてから味をつけるから、ニシンを料理するよりも時間がかかって大変なんだともったいぶって説明しておいた。

 圧力鍋のない我が家、ニシンは2時間ほどかかって骨まで食べられる状態になった。味は「極めて駅弁に近く再現できている」と合格点が出てホッとした。しかし、写真を比べると本家本元とは全然違ってガッカリ。

 作っている間に子供のころの記憶がかすかに甦った。むか〜し昔その昔、親がニシンの甘露煮を作っていたことを。私が随分小さな時だったと思う。少なくとも小学校2、3年以降は食べていない。多分、あまりにも時間がかかって面倒くさいということで作らなくなってしまったのだろう。

 理由はともかく、我が家のレシピは親から子へ引き継がれなかった。ほかのお宅ではニシン料理のレシピが親から子へ伝えられているのだろうか。
 
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2009年09月20日

500円丼

 函館駅すぐ近くの朝市に「500円丼」なるものがあるというのを知り、半信半疑で行ってみた。朝市には以前も行ったことがある。完全に観光客向けで物価も観光客向けだったような記憶があるのだが、500円丼は本当にあった。

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 五目丼。瓶詰めの鮭フレークらしきものが載っているとはいえ、これで500円には見えないでしょう。イチオシ。

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 イクラ丼。2000円前後で食べさせている他の店に比べるとイクラの量が少ない。でも、他の店の4分の1の量ってことはない。

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 最後に食べたカニ丼。もちろんカニカマじゃないよ。

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 この駅二(えきに)市場二階で食べた。すっかり気に入って夫と2回、1人で1回行った。なぜかいつも結構すいていたのが不思議だ。お茶とお水はセルフサービス。みそ汁とお漬物付。500円丼はほかにチンギスカン丼と鮭親子丼がある。営業は6時半から14時半(ラストオーダー)。
 
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2009年09月19日

函館−お約束の景色

 ちょっと遅くなってしまったけれど、先日行って来た函館の写真。Seesaaブログがサーバ障害でダウンしたばかりだってのに、こんなに写真をアップして大丈夫だろうか? まずはお約束の景色から。
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午後5時少し前の函館山からの眺め。この時間帯はまだロープウェイも混んでいなかった。夕方なのでどうしても山の影が写ってしまう。

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午後6時半前。風が強いので建物内で一休みしているうちに展望台の柵の前には二重三重に観光客が並び、写真を撮るのも一苦労した。海外からの観光客もちらほら。津軽海峡方面はイカ釣り漁船の灯りが見えた。

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午後6時半すぎ。私のコンデジではやはりつらい。三脚も持参しなかったし。帰りはロープウェイで往復するよりも安いバスにしたら、超満員の押しくら饅頭状態。

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八幡坂。観光客がたくさんいた。坂の下を路面電車が通るタイミングで撮ろうと思ったけれど、なかなかうまくいかない。路面電車って乗っているとノロノロ走っている印象なのに、街中で見かけると結構速く感じるのはなぜ?

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八幡坂のすぐ近く。観光パンフレットで見た景色を探してたどり着いた。ここは観光客は誰もいなくて、男性が一人静かに水彩画を描いていた。

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五稜郭タワーからの眺め。私のカメラでは五稜郭の全景がとらえきれない。ガラスは斜めになっているので反射が写りこまないのは嬉しい。新幹線の新函館駅ができるのは山のふもとあたり?
 
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2009年09月07日

現地集合

 この夏は夫の顔をロクに見ていないような気がする。私がアイスランドに出発した時は東北に出かけていたし、帰ってきたら関西に行っていた。その後も数回は旅に出ていると思う。

 つい「しばらく見ないうちに、ひょっとしてハゲた?」なんてポロッと言ってしまった。夫の顔(というか頭)を忘れていたようだ。(><)

 9月に入ってようやく2人に予定が調整でき、出かけることになった。しかし、計画を立てだすといろいろと問題が浮上、そもそも2人の使う切符が違う。そこで現地集合、現地解散になった。しかも現地で一緒に観光するのはどうやら半日だけ。そんなわけで私は今、1人で弘前にいる。夜に合流するはずの夫は山梨の大月に向かっている。
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2009年08月19日

アイスランドで食べた物

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 私に言わせるとアイスランドの国民食はホットドック。食事に困るアイスランドでホットドックだけは比較的簡単に買える。ホットドック屋が多いというよりも、飲食店に占めるホットドック提供店の割合が大きいと書いた方が正確かも。揚げ玉ねぎなどが入っていてマスタードの味もちょっと甘め。何回か食べた。190−260クローナ(140−190円)と、アイスランドでは珍しく安さを感じた食べ物。(写真左)南部の町セルフォスのガソリンスタンドでホットドックを買ったところ。(写真右)クリントン元大統領も訪れたというレイキャビクのホットドックスタンド。この暗さで夜11時近く。

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 泊まったところで朝食付の宿は1軒、前日に予約すれば別料金で朝食を出してくれるところは2軒あった。2軒のうち高い方(1300クローナ=950円)の朝食。ハムやチーズ、野菜、フルーツ、パン、ヨーグルト類、シリアル、コーヒー、ジュースがあってセルフサービスで食べる。

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 ガソリンスタンド併設のカフェテリアで食べた「本日のスープ」セット。ラム肉が入っている。1095クローナ(800円)。

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 同じくガソリンスタンド併設の食堂で食べたバーガー。いくらだか忘れた。メニューを見ても何バーガーか分からなかったので、好奇心からこれにした。注文時に「フレンチフライはバーガーに添えてあるんじゃなくて挟まっているけどいい?」と確認された。これがアイスランド風?

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 これもガソリンスタンド併設のカフェテリアで食べたランチセット。ニョッキのトマトスープにラムの煮込み、マッシュポテト、野菜、パンとコーヒーがセットで1400クローナ(1030円)。この食事が一番お得感があった。

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アークレイリのレストランで食べたマス(ケイパーバターとエビのソース、マッシュポテト添え)はパン付で2390クローナ(1750円)。ちょっと味が濃かった。

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ボルガーネスのレストランで食べたマッシュ(ト)フィッシュ。マッシュポテトにタラらしき魚の肉が混ざっている。なかなか美味でペロッとたいらげた。2100クローナ(1500円)。

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 B級グルメに人気らしいレイキャビクのシーグリフィンという食堂。又の名をシーバロンという。有名なのはロブスタースープ。パン付で1100クローナ(810円)。かなり味が濃い。ごろごろ入っていると聞いていたロブスターはコロッ程度だった。コリアンダーの風味が強いので苦手な人にはお勧めしない。

 こうしてきちんと円換算してみると、全般的に思っていたほど物価は高くなかったかも。ただ、バリューという点でみるとお得感のある食事はほとんどといっていいほどなかった。

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 最後は私たちのサバイバルフード。魚肉ソーセージ入りラーメンとアルファー米で作ったおにぎり、魚の缶詰が並んだ。わびしく見えるけれど、みんなでわいわいと食べればそれだけで楽しかった。
 
 
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2009年08月16日

滝三昧

 アイスランドは私がこれまに訪ねた国の中で、もっとも滝が多いと思う。東海岸のフィヨルド地帯なんて右を見ても左を見ても何本もの滝が目に入ってきた。

 何日目かの段階で「一生分の滝を見たと思う」とボソッと言ったら、みんな同意してくれた様子だった。その後もいくつも滝を見たから、滝に限定すれば人生を1.5回分生きたような気がする(ってなんのこっちゃ)。といっても私は子供のときから滝見物が大好きなので、どの滝も楽しめた。

 しかし正直に書くと、あまりにもたくさんの滝を見すぎてごっちゃになり、名前もよく思いだせない。「フォス」というのがアイスランド語で滝を意味するらしい。どの滝も無料で見物できるし、柵や注意を促す看板等もなかったように思う(細いロープが張ってあるところは一部にあった)。日本とはエライ違いだ。そんなアイスランドの滝をまとめてご覧あれ。

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↑「ゴールデンサークル」と称される定番観光ルートの一部になっているグトルフォス。左側に写っている小さな人間たちをみれば規模はおわかりいただけるはず。

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↑同じく「ゴールデンサークル」の別の見どころ「シンクヴェトリル」にあるオクスアルアゥルフォス。シンクヴェトリルは世界で最も早く民主制議会が開かれた場所で、北米プレートとユーラシアプレートの境目になっているところでもある。この滝は北米側からユーラシア側に流れ落ちている(と思う)。なぜか滝の上部中心だけ緑色っぽくなっている。

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↑セリャランスフォス。遊歩道ができていて滝の裏側をぐるっと歩くことができる。当然ながら水しぶきを浴びてビショぬれになる(滝見物はそうでなくちゃ)。

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↑スコウガフォス。落差62メートル。滝の右側に遊歩道ができていて、上まで登ることができる。これは一番下じゃなくて途中の斜面から撮影。

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↑東部セイジスフィヨルズルにある二股の滝。名前は知らない。流れ落ちて合流する。滝の右側に遊歩道があって滝壺まで歩くことができる。

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↑名前不明の滝。

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↑デティフォス。ヨーロッパで一番の水量を誇るとか。周りの岩がおもしろい形をしている。

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↑ゴーザフォス。ガイドブックには一番美しい滝だと出ていた。いったい誰が滝の美醜を決めるんだろう?

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↑私が個人的に好きなのは、こんな感じの幾筋もの細い滝。多分名前もないか、あっても知られていないと思う。これが道の両側に何本もあるのがアイスランド東部の風景で、すっかり慣れっこになってしまって特に写真も撮らなかった。上の写真を見て「こういう滝が一番好き」といっても見る人はピンと来ないかも。

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↑おまけ。馬に「やっほ〜」と挨拶したら笑われた(としか思えない表情)。左の馬はおとなしく、なでなでしてあげたら気持ちよさそうにじっとしていた。そんな一シーンにも後ろに滝が写りこんでいる。

 しかし、滝撮影は320万画素のショボいコンデジには厳しいものがある。新しいデジカメ欲しいな。次ももちろんコンデジだけど、マニュアル操作ができるやつ。
 
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2009年08月13日

アイスランドの印象

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(レイキャビクの町)
おととい帰国した。帰るなり蒸し暑さと時差ボケでヘロヘロ。おまけにロストバゲージにあった。私と一緒にNYからシカゴ経由で成田に着くはずなのに、なぜか1つがサンフランシスコに届いてしまったという。今日ようやく手元に届いて洗濯と荷物整理が一段落したところ。ま、タダで我が家まで届けてもらえてラッキーといえなくもないんだけど。

 アイスランドはこれまで行ったどの国とも違うとても不思議な国だった。

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(レイキャビクの町)
 まず、9日間の滞在中に邪悪さを感じる人というかイヤな人に1人も会わなかった。普通なら現地事情に疎い外国人旅行者から多少なりともボッタクってやろうという人が1人くらいはいるものだし、欧米ではアジア人は言葉が不自由だし西洋式のマナーを身につけていないとして見下すような態度を取る人も見かけるのに、単なる偶然なのかそういう人が全くいなかった。

 例えば宿を探していたとき。「うちは満室だけどちょっと待ってね。他のところに電話して空室がないか聞いてあげるから」と言ってあちこち電話してくれる人が何人もいた。しかも、見つけてくれたところを「すみません、私たちにはちょっと予算オーバーで…」と断っても嫌な顔一つせず、「隣の町に行くとゲストハウスがあるよ」とニッコリ送り出してくれて恐縮した。

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(レイキャビクの町)
 友人が貴重品を宿に忘れてきたことに2日たってから気付いた際は、2日前の宿まで夜通し運転して往復することになりそうで、その場合はペーパードライバーの私も運転しなくちゃいけないだろうな〜と覚悟。でも、宿の人に電話したら私たちのいるところに近い町まで届けてもらえることになり、その町に住んでいるという息子さんが「ついでだから」と持ってきてくれた。帰国してお礼のメールを送ったらすぐに「お役に立てて嬉しいよ。また来て泊まってね」と返事が来た。

 ビジット・アイスランド・イヤーかなにかで『外国人観光客に親切にしましょう』というキャンペーンでもやっているのかと思って聞いてみたのだが、そんなこともなさそう。素でいい人たちなのだ。

 ピュアな自然と人間に触れ、自分自身を浄化できたような気がした。このところこういう時にデトックス(detox)という言葉を使うことが多かったのだが、なぜか今回は浄化(purify)という言葉が頭に浮かんだ。

 天気も不思議だった。お天気雨は何回も経験しているものの、それに台風以上の強風と霧だか靄が共存できるとは知らなかった。どれだけの強風かっていうと、前を走っているバスがズズズッと滑るように動いて行ってセンターラインを越えるくらい。見ていて怖かった。

 それからアイスランドは人も店も予想以上に少なかった。北海道と四国を併せた程度の面積に人口は30万人強。レイキャビクに次ぐ第2の都市(というか町)アークレイリの人口は2万人にも満たない。

 幹線道路を走っていても、店とかレストランなんてまずない。時折あるガソリンスタンドがコンビニと食堂を兼ねていて、昼ご飯はもっぱらガソリンスタンドの食堂で食べていた。

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(東部セイジスフィヨルズルの町にあるガソリンスタンド併設の食堂)
 夜ごはんだって、ありつくのは簡単じゃない。予約していたユースの公式サイトに「直近の町は数十キロ離れているので食料を持参してください」と書いてあるほど。何年か前にアイスランドを旅行した人から「とにかく食事に困る」と聞いていたので日本からカップヌードルやアルファ米を持参して食べた。たとえどんなにまずくても現地の食事を試したい私にとって、こんな旅は初めてだった。

 確かに食材を買って何か作ろうにも、ガソリンスタンド併設のスーパーで見たキュウリ(日本のよりも太いやつ)が1本350円じゃ、とても買えない。アイスランド人の生活はどうなっているのだろう? 不思議でしょうがない。

 1年前の金融危機で通貨クローナが暴落し、外国人にとって物価は安く感じられるのかな、と思っていたのだが、キュウリに限らず物価は高めだった。ガソリンが1リットル190クローナ(144円)前後、街中のレストランで食事をすると魚のメインディシュが2000−3000クローナ(1500−2300円)程度。そんなこともあって自炊は必須だった。

 アイスランドという国自体が破たんの瀬戸際に追い詰められたと聞いていた割には、一介の旅行者にはそれを実感することはできなかった。強いていえばNYからレイキャビクに往復したアイスランド航空の機内食やイヤホン類が有料だったことくらいかな。

 あと8月8日夜のレイキャビクは若者が街にたむろしていて妙な雰囲気だった。アイスランドで2番目に大きな祭のせいだということは後になって知った。その祭というのがゲイ・プライドで、この日は午後にパレードがあったらしい。ゲイじゃない人も繰り出していた様子だが、若者が一様に暗くてどんよりした目をしているように見えたのが気になった。

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(レイキャビクの町。ゲイパレードの翌朝)

 
posted by らくだ at 23:48 | Comment(5) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする