勘違いして痛い目に遭ったのは昭文社の100%子会社が運営している「ちず窓」っていうサービス。ブログやホームページにある場所の地図を載せられるため、温泉施設の場所を示すために別のブログで利用していた。
年末頃だったかな、使い勝手が悪くなった。一度作った地図を編集し直したり、削除したりできなくなった。可能なのかもしれないのだが、従来は簡単な作業でできたことが不可能になり、それについての説明すら提供されなかった。
各施設に電話して「地図によると、そのあたりに○○スーパーがあるんですが、その北側ですか?」などと口頭で場所を尋ねて地図上にマーカーを置いていた自分は、あとで場所を微修正することが多く、地図の編集・削除ができなくなって困り果てた。
ちょうどそのころGoogleマップがAPIキーなどを使わなくても自由に地図を作って切り出せるようになり、何日もかけてちず窓で作ったすべての地図をGoogleで作り直して張り替え、ちず窓は退会手続きをして一件落着だと思っていた。
ところが、それから半年近くたって「ちず窓」の情報を見た方から地図の誤りを指摘するメールをいただいてしまった。こちらとしては青天の霹靂だ。だって地図を編集・削除できなくなったから苦労してほかのサービスに乗り換えて退会したんだし。てっきり私の作成した情報はすべて削除されたのだとばかり思い込んでいた。
あわてて「ちず窓」に問い合わせたところ、確かに一度作った地図を編集・削除できない仕様に変わっており、退会しても削除されない仕組みだという。そんな説明は一切なかったと思うのだが。
半年間も間違った地図情報を載せていたことが恥ずかしいし、無料サービスを自分に都合よく解釈していた自分にも腹立たしいし、。「あんたの地図を見て出かけたけれど道に迷った」なんていう人がいなくてよかった。
「ちず窓」にはこちらの誤解を説明してすべての情報を削除してもらった。無料サービスといえば、Googleが急にサービスを有料化とか、アカウントを削除なんていうことになったら、私の生活が混乱を極めるのは必至で、考えるだけですごく怖い。