もう1週間もない米大統領選、米国の新聞の間では圧倒的にケリー支持が優勢だ。しかも2000年の前回選挙でブッシュを支持した新聞がケリー支持に「転向」するのが目立っている。
Editor & Publisherが毎日更新している Daily Endorsement Tallyという記事によると、ケリー支持は28日に13紙増えて162紙となった。対するブッシュ支持を紙面で打ち出しているのは129紙どまり。前回選挙でのブッシュ支持からケリー支持に寝返ったのは全部で38紙。一方、ゴアからブッシュに転向したのはたった6紙だ。ケリー人気が盛り上がっているじゃんというよりも、ゴアってつくづく人気がなかったんだなぁって感じだ。発行部数でみるとケリー支持が合計1840万部、ブッシュ支持が1180万部(新聞の名称と前回の選挙で支持した候補の一覧はリンク先の記事参照)。
気がつけば先物市場でもブッシュ相場とケリー相場はかなり接近している。反ブッシュの立場から楽観的にみればこの程度なら誤差の範囲内かも。でも、 世論調査の一覧をみると、まだまだブッシュ優勢なんだよな。どうか現段階の浮動票があと数日でケリーにどっと向かいますように。