2005年10月24日

転院は疲れる

 あ〜疲れた。1日に3カ所の病院を回ったのはたぶん生まれて初めてだ。父の本入院を目前に「この病院で本当にいいのだろうか?」という不安が本人だけでなく家族の間に広がったのがそもそもの始まりだった。

 もともと差額ベッド代のことが頭にあるので(10月4日のエントリー「差額ベッド代」を参照)、あまりいい印象はなかった。そのうえ治療法についても詳しい説明がない。きのう知人の医者に相談したところ「話を聞いた限りでは、そこは勧められない」とキッパリ断言され、ほかの病院を紹介してくれた。「紹介状をファクスで送っておきますから、明日の午前中に今かかっている病院から医療情報提供書とレントゲンをもらって持参してください」と言われた。

 そこで今日は私と夫も同行したのだが、「きょうは担当医がいないので文書は発行できない。レントゲンは貸し出ししていないのでコピーを買ってもらうことになる」と言われた。知人に電話で相談したら「レントゲンだけでもOK」と言うので素直に買う。夫によると、精算するときに他人の伝票を渡されたそうで、つい「袋の中身は他人のレントゲン写真じゃないですよね?」と聞いてしまったんだそう。「その(伝票の)人はレントゲンを撮っていないから大丈夫です!」と自信たっぷりに言われたとか。やはり何かと不安なところなのだ。

 父が「一番最初にかかった近所の医者でもレントゲンとCTを撮った」と言い出したので、私はそこまで出向いて貸してもらう。こっちは要返却でタダだった。

 これで昼過ぎまでかかり、新しく紹介された病院に到着したのは2時ちょっと前。新しくレントゲンを撮る。それからすぐ問診があった。結局はどこに行っても同じ治療法になるだろうというところまでは納得して聞いていたのだが、父が治療方法について「クスリの投与は注射ですか? 内服薬ですか?」と真面目に質問したところで診察室内の空気が固まった。そんなことも説明を受けていないのだ。

 クスリの副作用や退院後の通院が長期にわたることなども一切聞いていないという。どうやら今かかっている病院はそんな質問ができる雰囲気じゃなく、難しい言葉を並べて一方的に説明されるだけらしい。

 その先生は丁寧に説明してくれたうえで「今通っている病院でここまで検査が進んでいるのだし、自宅からの距離も考えたうえで、今から転院する必要があるかどうかはじっくり考えてください」と言うのだが、父はもう一目ぼれ状態で「こっちに替えたい!」と興奮している。もちろん本人の意思を最大限に尊重するつもりだから、なるべくスムーズに転院の手続きを進めたい。しかし転院てものすごくエネルギーがいる。とにかく今日はヘトヘトだ(このような事情で当ブログの更新が不規則・減少傾向になっていて申し訳ありません)

【関連記事】
差額ベッド代(10月4日)
「子の心親知らず」(11月7日)
posted by らくだ at 22:01 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
らくださん、お疲れ様です〜。更新が不規則・減少傾向でも気にしませんよ〜。それとも気にしたほうがいいのかな(笑)。

「どうやら今かかっている病院はそんな質問ができる雰囲気じゃなく、難しい言葉を並べて一方的に説明されるだけらしい。」・・・・・あー、こういう病院は典型的なダメ病院ですね。何もかもずさんなうえに、さらに「医者が一方的」という姿勢が致命的ですね。そして、このダメ病院を紹介した病院も恐らくいい加減な病院だと思われます。

とりあえず、良い病院と良い医者に巡り合えたようで何よりです〜。知人のお医者さんに感謝ですね。「患者に分かり易く丁寧に説明する、患者の意思を尊重する」信頼できる病院がやっぱり一番です〜。
Posted by ハググ at 2005年10月24日 22:46
この頃お忙しそうなので、お父様のことでいろいろ大変なのかなと想像しておりましたが、お疲れ様です。
これだけ「インフォームドコンセント」が叫ばれているのだし、定着しているものと思っていました。

私が通っている婦人科クリニックは、患者数が多くてあわただしく、説明も最低限です。こちらから積極的に聞かないと答えてくれないので、診察時は喧嘩を挑むような心構えです。事前に質問を考えておく様にしていますが、ボヤボヤしているので、たいてい半分くらいしか質問できないんですけどね。いろいろ、勉強しておかないとって感じです。

それにしても、持つべきものは「医者の知人(親戚)」ですよね。うちの甥っ子か姪っ子、だれか医者になってくれないかなあ。
Posted by いねむりぐま at 2005年10月25日 13:22
私の場合、医者にかかるということは、腕がどうのこうのと言う前に担当医が信頼できるかどうかに重点を置いてしまいます。海外で始めて手術と入院を体験した時、つい日本の感覚でどうせ『患者は黙って医者の命令に従え』だろうと黙っていたら、「気になることがあったら、なんでもどんどん理解できるまで聞きなさい」 と言われて、その医者に安心して任せる覚悟ができました。
治療というものは、医者に施してもらうものではなく、患者と共に行なうものだと思いたい。何といっても自分の体ですからね。
Posted by tombo at 2005年10月25日 16:01
>ハググさん
 紹介された新しい病院は、そのダメ病院のことを「古い考えのところですね」と言っていました。ダメ病院を紹介したのは近所の総合病院で、そこで手に負えそうにないものはダメ病院へ…というルートが確立されているようです。ちょっとした田舎だとどこもそんなものじゃないでしょうか?

>いねむりぐまさん
 そうですね。結局は人のつながり、というかコネなのかなぁと思うと複雑な心境です。それでも自分が情報収集して行動を起こさなかったら何も変わらなかったのだから、これでいいのだ、と自分に言い聞かせています。

>tomboさん
 海外での入院と手術ときくと心細い感じがしますが、そのような先生だったら日本でダメ病院にかかるよりも却っていいですね。本当に信頼できる先生と出会えるのが一番です。
 
Posted by らくだ at 2005年10月25日 23:48
「ちょっとした田舎だとどこもそんなものじゃないでしょうか?」
・・・・・らくださん、そうですね。結構ありますね。しかーし、そんな信頼できない病院の世話になるのは絶対嫌なので、私は自分が入院するときの病院は既に決めています(笑)。

でも、私はめったに病気になることもないので、信頼できる病院を事前に調べていてもあまり意味がなかったり(笑)。
Posted by ハググ at 2005年10月26日 21:01
ハググさんたらスゴイ! 準備がいいですね。私の基本は「ま、どうにかなるさ」というキリギリス型みたいなところがあるので、どうも「備えあれば憂いなし」っていうことにはなりません。

 で、反省することも多いのですが、次に生かせないんですよね、これが…。
Posted by らくだ at 2005年10月26日 23:46
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