2005年10月10日

ロンドンで話題−静岡のタナカ・ヒロシさん

 友人から紹介されたということでイギリス人からメールが来た。「シズオカのヒロシ・タナカとはどんな人物か?」と書いてある。静岡県に住むタナカ・ヒロシさんなんて数え切れないほどいるに違いないのだが、このイギリス人はタイムズ日曜版の記事でタナカさんのことを読んだのだという。確かにタナカ・ヒロシさんの発明についての記事だった。

 つまり、この静岡県のタナカ・ヒロシさんはワインを短期間で熟成させる装置を発明したらしい。ワインといわずお酒をほとんど飲まない私は、タナカさんのことを全く知らなかった。

 そこでググってみたら、中日新聞の記事を見つけた。田中博さんは浜松市のベンチャー企業イノベーティブ・デザイン&テクノロジーの社長さんだった。ふ〜ん、電解数秒で20年ものワインねぇ。

 で、このイギリス人ときたら日本で田中さんが紹介されている記事をざっとでいいから訳してくれっていうんだけど、電解とか水和性なんて日本語でも説明できないから、「英語の記事に書いてあるのと同じことが書いてあるのよ」とごまかしておいた。この人、ワインが好きで興味があるのか、投資対象として考えているのか分からん。

 この技術、アメリカのワイン製造工場で試験導入したっていうのは妙に納得できた。アメリカ人は「インスタント熟成」というこういう技術が好きそう。フランス人だったら鼻でフンと笑うかもしれなというイメージがある。海外で知られている田中さん、そのうちイグ・ノーベル賞をもらうのかもしれない。 
posted by らくだ at 22:25 | Comment(4) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「電解数秒で20年ものワイン」・・・・・この話はだいぶ前にテレビで見ましたよ。何ヶ月前のことだろう。今回の日記を読むまで私は完全に忘れていました。もちろん「静岡県に住むタナカ・ヒロシさん」の部分は全く思い出せません(笑)。
Posted by ハググ at 2005年10月10日 23:39
酒造家にとっては晴天の霹靂のような発明でしょうね。製造期間が画期的に短縮されローコストで良質なワインだ造れるのですから・・・でも、どこかで密かに実用化されいるような気もするのです。
色々なビールが次から次へと発売されるのを見るとそう、勘ぐりたくなります。
Posted by のびぃ太 at 2005年10月11日 18:02
>ハググさん
 この記事を書くときにちょっと検索したら、日本国内で報道されたときにブログで取り上げている方もいました。お酒を飲まない私は、どこかで聞いたり読んだりしていたのかもしれないのですが、まったく記憶にごさいませんでした。

>のびぃ太さん
 「密かに実用化」ありえる話ですね。ワイン愛好家はこういう「熟成」でも気にしないものなんでしょうか?
Posted by らくだ at 2005年10月11日 22:52
こんにちは、お体なんともないようで
なによりです。
「静岡県のタナカヒロシ」、わたしは高校が
沼津で、タナカヒロシという同級生がいたので
ちょっとドキっとしました(笑
ものすごーく多いであろうタナカヒロシさんですが、
こんなところで彼を思い出すとは思いませんでした。
そういえば、「タナカヒロシのすべて」は
たしか鳥肌実の映画ですよね?
おもしろいのかなあ…?
Posted by mayu at 2005年10月13日 09:22
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