2004年03月21日

おたおたするな陸連!

 女子マラソンのオリンピック代表選考レースだった大阪と名古屋のマラソンを見た人はヘンだと思いませんでしたか? 坂本と土佐について興奮気味のアナウンサーがしきりに「アテネが近づいた」ってなことを言ったいたけど、代表選手枠は3人と決まっている。野口がすでに内定していたから、坂本と土佐がアテネに近づけば、Qちゃんは遠ざかるはずなのに、私がみている限りじゃ誰もそんなことには触れない。いくらマスコミがおめでたくたって、そんな簡単な1ケタの計算ができないわけない。それで月曜日にQちゃんの落選が発表されたら「誰もが驚いています!」みたいな論調だもんね。新聞の号外まで出ていた。

 なぜマスコミは事前にQちゃん危うしみたいな報道をしなかったんだろう。国民的アイドルに冷たくすれば読者・視聴者から責められるし、それにもしQちゃんが代表に選ばれた場合、その後の取材がしにくくなるから自粛したってところじゃないかな。だから、まるで代表枠は4人分あるような感じで「みんなが有望です」みたいな雰囲気だった。こういう偽善が私は嫌いでしょうがない。

 陸連の今回の決定は妥当だったと思う。少なくとも選考基準を事前に明らかにしていたんだし、瀬古や有森がよくわからないうちに選ばれていたころに比べたら選考過程の透明性は増してきている。それぞれのレース、もちろん条件は違うけど、後半にガクッと失速したQちゃんと、後半に強さをみせた坂本・土佐の与える印象はあまりにも違いすぎる。これでもしQちゃんが選ばれていたら「選考レースでいい記録を出しても結局はダメなんだ」という話になり、やる気をなくす選手だっていたかもしれない。

 マスコミはつじつま合わせに必死だ。読売なんて当日の夕刊でQちゃんが選ばれる見通しだって大誤報を打っているもんね。聞いたところによると、「前夜にQちゃん外しの根まわしがあった」「河野洋平委員長に決定を丸投げした」などの報道があるらしい(読売かどうか未確認)。真偽のほどは知らないけど、陸連はこれらの報道に怒って法的措置を検討しているとか。それもちょっと大人気ない。Qちゃんを選ばなかったことに対する抗議の電話やメールは700件だというけど、私の印象では思ったより少ない。そんなことで右往左往しちゃいけない。ここはもう「決まったものは決まったもの」と毅然としていればよろしい。こんなことでカッカして訴えるのはみっともないよ。

 Qちゃんを見習いなさい。記者会見では涙どころか笑顔をみせて気丈に振る舞っていた。たまに暗い表情を見せたけど泣き言を言わない。あぁ、この人は本当に大物選手だなぁと感心した。できればまた世界最高記録を更新してもらいたいもんだと、あの会見をみて心から思った。
posted by らくだ at 23:54 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする
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