きょうの朝刊(うちは日経)をみても、「渋井復活 日本新V」と見出しがある。あれ〜おかしいな。かなり昔に「新記録」から「最高記録」に統一されたと記憶していた。聞いた話では「トラック競技なら場所が変わっても競技条件はそれほど変わらないけど、マラソンは場所によって勾配などが違っていちがいに比べられないから、『新記録』ではなくて『最高記録』として用語を使い分けている」ということだった。その時は『は〜細やかなんだな〜』と半ば感心して半ばあきれたもんだ。
それがなんで元に戻ったんだろう? ひょっとして今度はペースメーカー付が「新記録」で、ペースメーカーなしが「最高記録」だったりして。でも、ペースメーカーといっても、自分専用の人が3人も付くきのうのみたいなのもあれば、日本で開催されるマラソンみたいに全体で2人程度っていうの(ラビット)もあるから、ちょっと一緒にできないな〜。一流選手がペースメーカーなしで走るのって世界選手権とオリンピックぐらいかな。
あたしもマイ・ペースメーカーつけて走りたかったな。そしたら絶対に4時間半は切れたのに(えらくレベルの低い話だ)。
それでも、渋井の復活にはおめでとうといいたい。7月に昆明−関空ー羽田と同じ飛行機で帰ってきたときは、大阪の惨敗振りが鮮烈だっただけに、ちょっと声をかけるのをためらった。そんなことを何も知らない夫が果敢に「妻がマラソン好きなので」と声を掛け、少し話して一緒に写真を撮ってもらった。アテネに出られないことを思うと「頑張ってください」という薄っぺらい言葉はとても口にできず、「また次のマラソンで豪快な優勝インタビューに期待しています」と伝えたから、望みをかなえてくれたってところだ。
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優勝インタビューで、「ペースメーカーが格好よくて」と言ってましたよね〜。渋井選手らしいなと思って聞いていました。でも最後まで残っていた黄色いユニフォームのペースメーカーではないらしいので、どんな人だっただろうと・・・。渋井ばかり見て、ペースメーカーの顔を見るのを忘れてた。
しかし、3人もペースメーカーがついて走れるし、給水ポイントではスペシャルを手渡してもらえるし、やっぱ一流選手はいいな〜と思った次第。全くレベルは違うけどね。
「新記録」と「最高記録」の使い分けに注目するなぞ、さすがにらくださんですね。
渋井の優勝インタビューは笑えましたね。格好いいペースメーカーのくだりであの黄色いペースメーカーのことを持ち出されて、「あ、あの人じゃないです」とキッパリ。ほかの人がいったら「感じ悪い」と反感を買うかもしれないのに、そのままさらっと聞き流せちゃうのは彼女のキャラなのかもしれません。
給水ポイントはみんな苦労しているので、ああして個別に渡してもらえるとラクですね。あれをみて、『あれだけ至れり尽くせりだと日本新記録が日本国内で更新されることはなさそうだなぁ』と、ちょっとさびしい気もしました。
なんで「新記録」になったか気になるので、そのうち知り合いにきいてみます。
短距離だと規定以上の追い風だったらいい記録でも参考にしかならないのだから、ああいうのは参考記録にとどめろっていうのは言い過ぎでしょうか。
私のような亀ランナーでも、走るときは勝手にペースメーカーを決めています。ちょっと前を一定のスピードで走っている人に狙いをつけて「よし、あの人についていこう」と思うわけです。でも、悲しいかな、私のレベルではペースランナーが途中で立ち止まって屈伸運動をしたり、急に歩き出したり…。それだけでも精神的なショックは大きいですよ。「あ〜次の人探さなくちゃ」って。
私は自分がマラソンを走るまでは、日本のマラソンでラビットといわれるペースメーカーが走っているなんて一切知りませんでした。数年前まで公認されていなかったから、テレビの実況中継でも「あ、先頭を走っていた○○選手が急に立ち止まりました。どうしたんでしょう?」としらじらしく言う人すらいたんですよね。
夫にラビットの話をしたら、あきれ返ってマラソン中継を一切見なくなってしまいました。
折角頑張って走っても素直に喜べないのが逆に残念な気になってしまいます。
あと、ロンドンだったかどこだったか忘れましたが、ペースメーカーを禁止している大会で、男性選手の後を走っていた女性ランナーががペースメーカーとみなされて失格になったこともあったんじゃないかな。
いまだに試行錯誤が続いている過渡期なのかもしれません。