例えば、イメージ検索の画面で、「ハンガリーの温泉」とキーワードを入れてやると、検索結果はこの通り。全部で9枚の写真が現れるうち、左上の2枚は私のサイトで使っている写真だ。海外の温泉のコンテンツはまったく別の理由でかなり前に引越してしまったので、写真をクリックしても「該当のページが見つかりません」と出てくる。気になるのは、上の欄外に出てくる「この画像は著作権が存在する可能性があります」という注意書き。
私の知る限り、ネット上で公開されているほとんどの画像には著作権があり、「この画像は著作権フリーですからご自由にお使いください」なんていう記載はほとんど見かけない。言い訳みたいな一行を入れれば、画像ライブラリみたいに提供しても許されるの? 納得できない。イメージ検索をする人って単にみるだけじゃなくてパクリ目的の人だっているはず。それに注意書きの上には画像のURLがある。これじゃ画像がアップされたままだったら簡単に外部から直リンクできてしまう。こんな風にしてみると、私の写真が一気に15枚も出てきたよ…。
イメージ検索に関するFAQをみると、ようやく次のような説明がある。
Google イメージ検索サービスによって表示される画像の中には、著作権で保護されているものもあります。Google のサービスを通して検索した画像をご使用になる場合は、そのサイトの所有者にお問い合わせになり、必要な許可を取得してください。でもさ、パクる側はわざわざそんなとこ見るはずない。目指す写真があれば、「あ、ラッキー」でおしまいだよ。Googleはきめ細かいサービスを提供しているつもりかもしれない。でもこれじゃ、結果的には著作権侵害を奨励しているのと同じだ。
別のところには「Googleのイメージ検索からの画像を削除する」という項目があった。おっ、これだこれだと読み進む。
イメージ 検索のインデックスから画像を削除するには、サーバーのルートに robots.txt ファイルを作成して問題のサイトに配置して下さい。意味が分からないのでググってみた。うう、難しい…。暗号を解読するような気分で熟読した結果、どうもこのrobots.txtというのは私には使えないことが分かった。独自ドメインの人なら個人で設定できるけど、ISPのホームページサービスを使っている人間はサーバー側がそんな設定をしてくれるはずもないので諦めるしかないみたいだ。要するにダルマ状態ってわけ。そろそろ容量もいっぱいになるし、独自ドメインを取って引越しかな。
25日の「形骸化する著作権」で書いた、著作権侵害の件は、向こうの管理会社にかなりキツイ感じで2通目のメールを出したのがよかったのか、「ユーザーに連絡して一両日中に問題のあるページすべてを削除してもらいます。ちょっとお待ちください」みたいな返事がきた。サーバー側が一方的に削除すればいいのにと思いつつ、見守っているところ。27日午後8時半すぎの段階ではまだ消えていない。
今日はこちらにレス付けますね。
画像検索私は昔からけっこう利用しています。もちろん写真をパクるためじゃないですよ。良く検索するのは機関車の番号です。たとえばC58363とかD51498とかです。するとそれらの写真がいっぱい出てきて自分が撮影する時の参考にします。初めて撮影に行く路線などはどこで撮ったらいいのかわからない時が多いのでそういう時には他人の写真を参考にするのです。
まぁそういう使い方もあるわけで一概に悪いとは言えないと思います。
上のエントリーで書いたとおり、画像検索をする人がすべてパクリ目的だなんて思ってませんが、少なくとも私は自分の写真があのような形で検索結果に出てほしくありません。ページ検索で文章と一緒に出れば十分です。
なんかもう、ホームページそのものがウザクなってきました。