でも、ちょっと思い出してみましょう。山口と大分の鳥インフルエンザの際、マスコミは感染した鳥の出所を全く非難しなかった。その必要がなかったからだ。今回は通報が遅れたというだけじゃない。自殺した浅田肇会長は日本養鶏協会の副会長と兵庫県養鶏会協会会長を務めていた人物(日本養鶏協会は1日付で副会長の解任を通知、兵庫県養鶏協会は不明)。3日付のインターネット版京都新聞には浅田会長について次のような1節がある。
1月には東京で開かれた鳥インフルエンザ問題の講習会にも出席。兵庫県内の養鶏業者にも早期通報や行政への協力を呼び掛けていた。
死人にムチ打つつもりは毛頭ないし痛ましい事件だとは思うが、会長は業界を率先して早期通報を呼びかけていたにもかかわらず、実際には行動が伴っていなかった。これまでの報道に特に問題はないように思うんだけど私ってヘンですか?
テレビ報道によると、会長はきょうから社員のリストラ計画に着手する予定だったとか。記者会見でもロクに質問に答えず「同じ質問が続くから」と会見を一方的に打ち切るなど真相の説明もしなかった。そのうえ今後の問題処理を全て8時20分眉の息子(社長)に託して自殺するなんて、経営者として責任感がなさすぎるよ。 会社の先行きは真っ暗だと思うけど、だからこそ家族が一体となって助け合うべきだったのに。危機管理とマスコミ対応能力が全くなさそうな社長にすべて委ねるなんて、あまりにも残酷だ。
いかん、なんだかあの社長がかわいそうになってきたぜ。
ただ、遠くから見ていると、マスコミにしろ、経営者にしろ、政府自治体にしろ何かが違うだろうと感じさせる一件ですよね。
なにはともあれ、今後ともよろしく!
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