その結果、彼(6フィート2インチ)の体重は1カ月前の83.25キロから94.5キロに増加。コレステロール値は168から230に、体脂肪率は11%から18%になった。「スーパーサイズはいかがですか?」と聞かれたときは、特大サイズを注文したという。
この映画、アメリカ人には相当インパクトがありそうだ。私の知っている人でも、毎日の食事がファストフードとかピザとかっていう人は多い。離婚などでシングルマザーになって家計が苦しく、夜まで働いているな人から話を聞いたとき、「平日は自分も子供もほとんどファストフードしか食べない」と言っている人もいた。
アメリカのマクドナルドが年内に「スーパーサイズ」のフレンチフライやソフトドリンクの販売をやめると発表した(BBC)のは、「太ったのはマクドナルドのせい」と訴訟を起こされているのに加え、この映画の影響があるとみた。
何カ月か前にNHKのクローズアップ現代でもこの問題を取り上げていた。ファーストフード店での1人分の分量が昔に比べて増えているという話だった。食べる量についてのアメリカ人の感覚って理解できないところがある。アメリカ生まれのいとこたちと初めて映画を見に行ったとき、直径30センチ近い紙バケツに入ったポップコーンを買ってきたので仰天してイスから転げ落ちたっけ。
映画「Supaer Size Me」は日本で公開される予定はないんだろうか? ぜひ見てみたい。 しかし自分も気をつけなくては。最近、サラダのマヨネーズをやめてノンオイルドレッシングにしたところだ。
【関連エントリー】反撃に出たマクドナルド(6月16日)
らくださんのひとりごとを読んでいれば
とてもわかりやすく、物事を的確にそして痛快に
解説してくれるので毎日の日課として読ませていただいている。
先日、我が家の爺も「せっせと歩く人」の仲間入りをした。
人の意見など聞く耳持たず暴飲暴食暴煙。喉元まで食べ、風邪薬用のコーラはいつのまにか無くなり仕事のない日は寝たきり老人。当然、太鼓腹、糖尿病のお墨付きをもらってきた。
そして、毎日歩くようになった。
三世代同居の我が家では成長期の子供向けのおかずが多くなり、それも一因かと食事内容を見直す。
その結果、いままでの倍以上の手間隙が献立に費やされるようになった。
近頃は、主婦が煮物などもコンビニで買うという時代。
尊敬する西丸震哉先生の「食べすぎて滅びる文明」とともに
この映画が高齢化社会への警鐘にもなってほしい。
最近のスローフードはいい傾向だと思います。手間隙かけて作ったご飯は愛情いっぱいで、おいしく感じます。