当時は1日20時間の停電なんてこともあったな。特に多かったのが、夜テレビで人気ドラマを見ていて、いいところに来るとブチッと画面が黒くなり、翌朝まで電気が来ない展開。ホームステイしていた家は自家発電の設備がなく、試験前は夜でも30度以上あるのにランプをつけて勉強したんだっけ。雨季には電話が1カ月ぐらいウンともスンとも言わなくなるのも当たり前だった。
きょうの日印戦が始まったころはは「インドは変わったなぁ」と感じてた。スポンサーの日本企業の広告にちょっと違和感があって。私が住んでいたころのインドって外資系企業なんて表立った活動はしていなくて、こういうイベントの広告は国産の「コンパコーラ」とか「グルコビスケット」だったもんだ。だから隔世の感があるなぁと昔を思い出していたところだった。突然の停電は「コルカタは変わっていないよ」と告げているように思え、なんだか嬉しくなちゃった。
停電中にジーコ監督にサインをもらいに行くスタジアムのスタッフ、
それから試合終了後の記者のインタビューで
「日本代表の後、インド代表の監督に・・・」とか、
「インド代表の中で印象に残った選手はいましたか?」
と聴かれて一瞬ひるんだりする、ジーコ監督、など
ツッコミどころ満載で違う意味で楽しかったです。