2004年02月24日

2800万円は誰のもの?

 古紙から2800万円が見つかった事件、なんだかフクザツになってきた。草加市の資源ゴミ置き場から民間業者が勝手に持って行った古紙の中から見つかったそうで、同市は業者を窃盗容疑で告訴することを検討しているという(時事通信のニュース)。なんだかねぇ。ちょっとえげつないと思うのは私だけ?

 何カ月前にテレビで見たことはある。自治体で資源ゴミを回収する前に業者が来て持って行ってしまって問題だという話。ゴミ置き場に置いてある物の所有権は自治体にあるという原則論は理解できる。

 でも、ちょっと待ってよ。草加市は知らないけど、私の住んでいる自治体はゴミを選別して回収しているよ。決められた物を決められた日に決められた方法で出さないと持っていかない。今回の紙幣が我が自治体のごみ置き場にあったらどうだろう? ビニール袋に入っていたというし、回収されなくても不思議はないんだけど。案外「このゴミは回収できません」とシールが貼られたまま野ざらしになっていたかもしれない。

 このまま市側の言い分が通ったら、何かを拾っても正直に警察に届ける人が減りそう。そんなご時世なのかな。業者は黙っていればよかったと反省しているのだろうか。

 ちょっと気になることがある。テレビで見た第1発見者は外国人労働者みたいだった。彼の懐には1円も入らないのかな? 告訴の対象が回収業者(60歳)となっているけど、どうみてもあの人はもっと若い。テレビに出るぐらいだからちゃんと労働ビザとか持っているんだろうな。他人事ながらそんなことが気になってしまう。もし不法就労だったら、あっというまに通報されてしまいそうだ。ついつい想像が飛躍してしまう私。なんか世知辛い。
posted by らくだ at 23:02 | ホノルル ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 あまりの騒ぎに回収業者が2800万円なんてイラネといって一件落着しそうだけど、なんか気分がよくない。
Posted by らくだ at 2004年02月27日 21:06
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。