2005年06月24日

「米よりも中国が好き」−国際世論調査

 米ピュー・グローバル・アティテュード・プロジェクト(PGAP)が実施した国際世論調査(原文)で、アメリカよりも中国が好きとの回答が16カ国中11カ国に上った。伝統的な欧州の友好国(とあいまいな表現ながら、記事の別の部分から想定すると英仏独、スペイン、オランダあたり)、パキスタン、レバノン、ヨルダン、インドネシア、ロシアで親中派が親米派を上回ったという。

 ふ〜ん、中国ってそんなに人気があるんだ。というよりも、それだけアメリカが嫌われているってことかな。もし、選択肢に日本が入っていたら、どのぐらい人気が集まっただろうか? ちょっと弱気な私だ。

 アメリカを好きだっていう人の割合が多いのは、インド(71%)、ポーランド(62%)、カナダ(59%)、英国(55%)、ロシア(52%)の順。こっちの調査対象は15カ国なので上の調査とは微妙にズレているかもしれない。7割以上のインド人と、アメリカの隣人カナダも6割近くがアメリカを好きっていうのは意外だった。

 「軍事力で米国のライバルとなる諸国が出現すれば世界は良くなる」との考えは、15カ国すべてで過半数を占めた。最低はカナダの51%、最高はフランスの85%(!)。ここらへんは納得。ただし、中国が米国の軍事ライバルになることに好意的な見方が過半数に達したのはパキスタンとヨルダン(それぞれ77%)、インドネシア(60%)、トルコ(56%)の4カ国だけ。欧州は約20%にとどまった。インドネシアってそんなに中国loveだったとは。

 調査対象の年齢層やサンプル数など不明ながら、かなり興味深い調査だった。

【追記】6月25日付の日経新聞夕刊によると、調査は4月下旬から5月待つにかけ各国で成人約500−2000人を対象に実施した。

【関連エントリー】「米よりも中国が好き」続報−日本はもっと好き(6月29日) 
posted by らくだ at 23:44 | 東京 🌁 | Comment(3) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中国が日本に対してあれだけ傲慢きわまる振る舞いをし、理性に乏しい印象を与えていたので、中国は世界中から笑いものにされているんだろうと思っていました。まさか中国がこれほど人望があるなんて。下手するとアジアは中国を中心にして進んでいく可能性もあるんですね…。
Posted by メシ時のヒマ話 at 2005年06月25日 13:52
↑まったく同意見です。

世界に出て、客観的に自国を考えられる中国人(ある意味での知識層)と、自国から出ることがなく、なおかつ中華思想の教育を受ける中国人では考え方や中国の捉え方、世界の見方が違うと思いませんか…?
インドネシアが中国好きというのは、華僑がとても多い為で親中派、というよりも華僑好きだと思うんですがねぇ。
とにかく日本はODAを減らすべき。少なくとも後進国だと言われているからといって、国民総生産が日本より多いところに出すべきではない。中国に投資しても返ってきませんもの(見返りが欲しいわけではないですが…)
Posted by せつら at 2005年06月26日 16:45
 つい2日前に友人に聞いたところでは、最近は海外の展示会などに行っても中国人のバイヤーがすごく丁重なおもてなしを受けているのを見かけるそうです。

 インドネシアでは華僑系の住民が襲撃を受けるという話もたまに聞いていたので、インドネシアが親中派に入ったのは私には驚きでした。
Posted by らくだ at 2005年06月28日 23:00
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