

9年ぶり3回目の台湾。日本語の「の」をよく見かけた。確か数カ月前の日経新聞でそんな話を読んだ記憶がある。あれは香港の話だったかな。アジアの漢字圏では「の」の文字に心をくすぐられる人が多いのだろうか。
写真左は旅行中よく飲んでいたペットボトル入りの緑茶。その名も「超の油切」だ。一体なんて読むのだろう。「ちょうのあぶらぎり」あるいは「あぶらきり」、でも送り仮名がないから「ゆせつ」…んなわけないか。きっと台湾の人は「の」以外は中国語読みしているのだろう。これが600ミリリットル入りで20元(80円弱)。
一緒に写っているおむすびも20元。写真じゃよく分からないが「嘉義とりめし」と日本語入り。セブンイレブンのおむすびは、すべて日本語表記つきで中身が分かる。前回行った時はおむすびなんて売っていたかなぁ。初めて行ったときはコンビニすら見かけなかった。
「の」の話に戻ると、私があちこちで出入りした温浴施設でも多くみかけた。右の写真は台南県の関子嶺温泉で見かけた看板。このほか「極上の湯」とか、わざわざ「女の湯」「男の湯」なんて看板を出しているところもあった。ごく自然に「の」が生活に溶け込んでいるのだ。
「の」という字は、漢字圏の人にとってみれば、丸っこくて可愛い(台湾では「カワイー」で通じる)形らしい。シンプルで書くのも簡単だから親しみを覚えるみたいだ。「の」人気がうらやましい。
中学生のときだっただろうか。&という文字というか記号を覚えた際、なんとなく格好良く思えて「○○と△△」と書くのを、わざと「○○&△△」なんて書いていた。あれと同じ感覚なのかな。「の」の国際化がもっと進んだら嬉しいな。
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逆に日本で何かを中国語っぽくみせたいと気に○○的××って「的」を多用しますから通じるものがあるのでしょうか。
それそれ、私も「○○的」は中国語の「○○の」だから…相互交流なのかな〜などとぼんやり考えていました。
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