ネットの世界に泳ぎ疲れたときには梅田望夫がよく効く。私にとって彼は“ネット界の癒やし系”ってところだ。表題の本を店頭でみかけ、タイトルの横文字が安易な感じでイマイチだし、対談集だったし、対談相手の茂木健一郎という人が何者なのか知らなかったのだが、つい買ってしまった。疲れていたのは、もう1つのブログのせいだ。ブログというツールをただの日記よりも実用的に使う実験をしようと、このブログよりも1年半以上も遅れてスタートした情報ブログ。10日余り前に記事数が1000を超え、数日前にアクセスカウンターが100万件に達したところで目標がなくなっちゃった。数字を目標にしていたわけじゃない。もともと始めたときは2005年末までの実験というつもりだった。気がついたら『いつやめよう』なんて後ろ向きなことばかり考えていた。
この本を読むと、私の頭では意味の分からない言葉があちこち出てきて落ちこぼれ気分を味わいながらも、「せっかく始めたのだったら続けなくちゃ意味がないよ。このままやっていれば新しいことが見えてくるかもよ」と背中を押されている気分になった。
ここんとこ、ヘンタイとしか思えない人間からメールが来たり、こちらの本名など個人情報を明かさないことで急に態度を変える人がいたりで暗くなっていたところ。この対談集で梅田望夫が「いい出会いのほうが圧倒的に多いんだけど、一個のイヤなことが吹き飛ばすようなときがあるんですよね」と言っているのを見て、そうそうとうなずきながら少し気分が晴れてきた。
梅田望夫の楽天的なものの見方を批判する人がいるっていうのはよく分かる。それでも私は彼の楽天的なところはは大好きだ。新しい世界が開けてくるんじゃないかってどことなくワクワクさせてくれるから。自分はあまり時代についていけてる自覚はないのだが、ノーテンキな人間だからツボにはまるのかもしれない。
そんな風に少し元気をもらったこの本、一般的に勧められるかって言うとちょと疑問。そもそもこの本は3分の1くらいが対談集、残りが講演録になっていて、いかにも省エネ本といった感じだ。昨年の「ウェブ進化論」と違い、何回も繰り返して読む気にはなれなかった。


いつもありがとう。何回ハググさんにリラ〜ックス〜って言って(書いて)もらったことか。
ネットで自分の居場所を作ると、信じられないくらい面倒見のいい人に出会ったり、常識とかマナーの概念が自分とは全く異なる人に出会ったり、毎日が「未知との遭遇」です。
たぶん、私は恵まれているほうだと思います。たまに自分を戒めるためにも、少しは望まざる出会いも必要なのかもしれません。