2005年06月07日

堀江さんと斎藤さん

 海の男シニアの部が元気だ。きのうは斎藤実さん(71)、きょうは堀江謙一さん(66)がヨットでの単独無寄港世界一周を終えて日本に帰ってきた。ほぼ同じルートで一周したそうなんだが、テレビでちらっとみた2人は対照的に見えた。

 先着の斎藤さん、とにかく生き生きとしている。180日間で一周できなかったことを悔やみつつも、すごく楽しそうで充実した表情。話すことも笑いを誘い、おもろいジイちゃんといったところ。一方の堀江さん、単独無寄航での世界一周は2回目だし、そのほかにも太平洋横断などやっているからか、ものすごく冷静で当然という顔。もともと興奮しない人なのかな。

 堀江さんのヨットの帆にでかでかとSUNTORYの文字が書かれているのをみて、『スポンサーがつくといろいろ窮屈なのかも』と思った。ヨットの名前も「SUNTORYマーメイド号」だし、ホームページのURLもhttp://www.suntory-mermaid.com/index.htmlと、サントリー一色だ。ホームページではサントリーは「協賛」企業で、ほかにも「協力」とか「後援」の団体・企業がいる。お金の心配はいらなかったんだろうね。ホーン岬付近を進んでいるところを別の船から撮った画像もテレビに出ていたし。

 斎藤さんのホームページは気のせいか、素人感が漂っている。本人は、97年以降に出場したレースについて「その殆どを自己資金で賄ってきました。今では資金は枯渇しており…」と書いている。「ご支援・ご援助のお願い」コーナーもある。昨日までは聞いたこともない名前だったのだから無理もないか。あのキャラだったら、これからメディアにいじられたり、あちこち講演に呼ばれたりして稼げそう。ヘンに落ち着いたジイちゃんにならずに、弾け続けて欲しいもんだ。
posted by らくだ at 23:31 | 東京 🌁 | Comment(10) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨夜たまたま見ていた(てゆか、聞こえた)TVニュースで、初めて斉藤爺ちゃんを知りました。
以後、妙にお馬鹿な元気が出てきたアタシです。
それだけで「ありがとう!」な気分なのです。

アタシの頭の中では、堀江さん(堀江青年)の顔は「太平洋ひとりぼっち」の裕次郎の顔になっちまってます ^^;
斉藤さんなら・・・・笠智衆辺りの主演で(生きてれば ^_^;)ドラマチックなのを観たかったな。
宇野重吉じゃ(生きてれば ^_^;)変に哲学的航海になりそうで、観てて疲れそうだな・・・

てなことに思いを巡らすてなぁ、どっか毒されてるんだろな、てことを自覚しつつ、、、、斉藤さんのことを事前に知っていれば、油壺までブッ飛ばして帰港を待ちかまえてたよな気がスル 今のアタシです。

中高年のみなさんはきっと、斉藤じいちゃんの笑顔に、力を貰っただろな、と。ただ、もう、単純に。

Posted by @himiko at 2005年06月08日 01:51
あの・・・書き込んで 出てきたのを読み返してみたら、変に「ハイ」ですね。すいません ^^;
唐突だし orz
Posted by @himiko at 2005年06月08日 01:58
>@himiko さん、
 斉藤さんて会って話してみたいという気にさせる人ですね。マスコミが放っておかないでしょう。それがちょっと心配でもあるんです。

Posted by らくだ at 2005年06月08日 23:43
そうですね。ホントに「会って話してみたい!」て気がスルんです。真面目な話じゃなくって、馬鹿言いならが飲みたい ^o^
実は最近父を亡くしたんだけれど、多分斉藤さんに父の匂いを感じてるんですよね。どっか似たトコロ(顔じゃなくて、やってることネ)があるから。

マスコミが放っておかない、てのはありそうですね。
でも、それに流されて変わっちゃう人でも歳でもないよな気はします。

ちなみに、らくださんの、ネパール(だっけ?)に行っちゃうお父様のことも、好きです ^o^
人生を楽しんでる感じの元気なじじばば、大好きです。
Posted by @himiko at 2005年06月09日 01:25
確かにこのところ、熟年パワー炸裂ですね。
かくなる上は、熟女にも頑張ってもらわないと・・・、
ということで、和泉雅子さんネタを書いてみました。

ところで以前、ラジオで堀江さんが言ってましたが、
最近は衛星通信でインターネットに繋がっているため、
メールの返事を書くのに結構忙しいそうです。
島影一つ見えない大海の上で、必死でキーボードを
叩いている堀江さんを想像すると、何だか可笑しくて
たまりません。
Posted by duron16 at 2005年06月09日 01:33
堀江謙一という人が何者だか知らなかったのですが、日本ではまだ海外旅行が許されていなかったころに非合法的にヨットでアメリカに渡航した人らしいじゃないですか。それがきっかけで海外旅行が自由化されていったのだとか。歴史的な偉人なんですね。その意味では、堀江さんの無表情さにも共感できます。

そのアメリカ出航前、家族に語ったとされるのが「90日で着くつもりだが、天候のこともある。120日が過ぎるまでは警察に連絡するなよ」そう言い残して闇夜にこっそり港を出た。

それに比べると今回のは冒険のうちに入らないということか。斉藤さんもカッコいいけれど、上には上がいますね。
Posted by やぎ at 2005年06月10日 10:01
斉藤さんは今回で何と7回目の世界一周だそうです。
殆ど、ヨットを趣味にする人のいない日本で、お金と時間の必要なこれだけの事をやってしまう堀江さんや斉藤さんのエネルギーはたいしたものです。
Posted by NOBI at 2005年06月10日 15:45
 和泉雅子さんてヨットにも乗っているのですか? 女性だと今給黎教子さんぐらいしか思い浮かびません。男性では多田雄幸さんのファンだったんですが、レース中に自殺しちゃってすごくショックでした。

 私もリアルタイムでは堀江さんのアメリカ行きを知りませんが、父がファンで「太平洋一人ぼっち」の本も持っていたので、子供のころから馴染みがありました。密入国で逮捕を覚悟していたら、サンフランシスコの名誉市民にしてくれたとか。アメリカってそういう懐の広さは感じますね。

 その当時に比べたら、今はあれだけの有名人でスポンサーの獲得にも苦労しないから冒険度は低いように感じ、上記のエントリーを書いたわけですが、命がけであることには変わりありませんね。年齢を重ねているのにチャレンジし続けるのはスゴイことです。
Posted by らくだ at 2005年06月10日 22:45
 和泉雅子さんなら、ヨットでも航空母艦
でも乗ってしまいそうな気がします。
彼女も2年後には還暦を迎えるとか。
是非とも挑戦してもらいたいですね、
南北回り単独無寄港世界一周に。

 ところで、すでに他の人がコメントして
いるかも知れませんが、「らくだ」と聞くと
私は古典落語の名作を思い浮かべてしまい
ます。とても、うら若い(?)女性の筆名とは
思えないのですが・・・。

 もし宜しければ、由来を教えて下さい。
Posted by duron16 at 2005年06月10日 23:51
>duron16さん
 私は年季の入ったオバさんです。以前よく夫から「らくだに似ている」と言われていました。

 あと、チュニジアでラクだ・ツアーに参加したとき、ガイドから「ラクダはおとなしそうに見えるけど、結構気性が荒く扱いにくい」と聞いたのも私にピッタリかなと思ってつけました。
Posted by らくだ at 2005年06月11日 15:55
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