2007年05月16日

ひかり電話

 15日の夜7時前から16日未明にかけNTT東日本のネット接続に障害が発生し、契約者数にして239万件でBフレッツ(ひかり電話含む)、フレッツADSL、フレッツISDNが使えなくなった(NTT東の発表)。

 我が家は23区内なので幸いにも影響がなかった。日経の朝刊1面には「影響を受けたのは最大で285万世帯」とあり、中面の別記事で「利用者からの問い合わせ件数は1万件を超えた」となっていたので、苦情を寄せる人は随分少ないなぁと意外に思った。実際に影響が出たのは大幅に少なかった訳だが、それでも1万件余りの問い合わせしかないなんて少ないと感じる。

 電話もネットも使えないから連絡を諦めた(わざわざ携帯を使ってまでトラブル報告をしなくてもいいかっていう)人が多いのか、携帯で電話もネットもできるから「ま、いっか」という寛大な人が多いのか、どちらなんだろう? 

 我が家だったら、生命線を断たれたみたいな大騒ぎになることは必至だ。携帯でメールを打つのは苦手とはいえ、時代の波には逆らえずに随分慣れてきた。一方、携帯からネットに接続することは皆無といってもいいくらいだ。

 実を言うと、フレッツサービスというかひかり電話には不信感が強い。営業の人は調子いいことしか言わなくて、契約したらハイそれまで(口約束だけで契約書もないから契約したといえないかもしれない)。

 毎月かかる料金が従来よりも安いことを口頭(電話)で確認しただけだ。工事の日程が決まってから「初期費用で○○がかかるってこと言ってましたっけ?」と電話がかかってくるたびに料金が上乗せされていくので、こっちはちょっと切れてしまった。「初期費用と毎月の料金を書面にして送ってください」とお願いし、何回か催促してやっと届いた。

 実際にひかり電話を使い始めてみると、頼んでもいないのになぜかキャッチホン状態になる。通話中にほかから電話がかかってくると、小さく呼び出し音が聞こえるのだ。相手にしてみれば「留守電になっていないのに出ない」状態。

 NTTに電話して元に戻してもらうよう頼んだら「出張作業になるので作業料が発生します」と言われてビックリ仰天。それだったら電話で指示してくれれば自分で作業して解除したいと言っても「それはできません」の一点張りだ。「こちらから頼んでキャッチホンにしてもらったわけじゃないので、元に戻すのはそちらの義務のはず」と強硬に出たところ、数時間して「調べたところ、お客様側の作業で問題が解消することが初めて分かりました」と連絡があり、どうにか元通りにすることができた。

 その後も問題山積。我が家は1回線で2つの電話番号を使っているので、どちらの番号からどれだけ発信しているか確認するため、毎月100円払って通話明細を取り寄せていた。営業からは「ひかり電話にすればネットでタダで見られるから大丈夫」と説明があったものの、登録しろなんて一言も言われなかった。

 登録の必要があるってことに気づいたのは1カ月ほどたってから。閲覧できるのは5月分からになってしまい、4月分を探しても見当たらない。これも郵送してもらえるまで、5回くらいNTTに電話しなくてはならなかった。

 さらに最初の請求書が来たと思ったら、ナンバーディスプレイの料金400円が上乗せされている。頼んだ覚えない。そもそも夫の使っている電話にはナンバーディスプレイ機能なんてついていない。これは珍しく1回の電話でNTTがミスを認めてくれた。まだまだ何かありそうな予感がする。
posted by らくだ at 23:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする
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