新聞は「預けられた」とか「受け入れる」など当たり障りのない言葉を使っている。私に言わせれば、一番適当な言葉は「捨てた」「捨てられた」だ。それは3歳の子供でも新生児でも変わらないと思う。
結局のところ、赤ちゃんポストって少なくとも「捨てる側」には子供版の姥捨て山と同じ理論。面倒をみられないとか食い扶持を稼げないといった理由で自分の生活圏外にわが子を置いてくるって話。なんともワガママな話だ。
もちろん「捨てられる側」には何の罪もなく、それを救済しようという人や機関がいるのは良いことのはず。その好意につけこむ無責任な親はとがめなくていいの?
最初に赤ちゃんポストが国内に誕生すると聞いてから漠然と何かおかしいと思っていたのが、きょうのニュースで確信に変わった。
捨て子はいかに美辞麗句で覆い隠そうとしても犯罪そのものです。
たぶん私はコロすけポーさんよりもずっと冷たくてドライな人間なんだと思います。
2月にも書いた通り、これは一病院のイニシアチブによってどうこうなる問題ではなく、本当に弱者を救済しようとするのなら全国的な枠組みを作る必要があるという考えは変わりません。
今のような中途半端なやりかたでは、赤ちゃんポストの存在を自分に都合よく解釈する人たちに利用されかねないと知らしめた点では、今回の一件はむしろ良かったのかもしれません。
>のびぃ太さん
「捨て子はいかに美辞麗句で覆い隠そうとしても犯罪そのものです」。本当に私もそう思います。
今回の子供は父親がいなくなった理由を自分なりに感じているのだろうか、などと想像するとなんとも言えず悲しいです。
私はこのニュースを見て、率直に、ポストに入れられたことを報道する意味が全く理解できませんでした。
病院側は一切取材にも応じず、事実関係自体認めてないとのことで少しだけ安心しましたが、マスコミの意図が全くわかりません。
このポストを捨て子受け入れポストのようにしてしまったのはマスコミであって、決して病院側は
その為に設置してる訳ではないと思うのですが…