きょうは世田谷区でナイフを持った男が通行人を刺し、駆けつけた警官にもナイフを振り回して抵抗、警官が2発発砲して男が重症を負ったというニュースがあった。悲しいながらも最近あまり珍しくない事件だ。新聞・テレビで「現時点では状況からして適正な職務執行だったと考えている」(読売新聞)と成城署長のコメントが末尾で報じられている。
このコメントってメディアが「発砲についてどう受け止めていますか?」と質問して引き出しているのか、警察側が自発的に発表しているのか知らないが、いちいちこんなコメントを出して、それを報道しなくちゃいけない理由が私には分からない。日本が安全だったころのマニュアルをそのまま実施し続けているかのようで、なんだか気味が悪い。
きょうの事件の場合、向こうは既に通行人を1人を刺していて、依然としてナイフを持って警官に向かってきているわけで、そういう人間を相手に『こっちが本当にヤバくなるまで素手で戦え』とか『やられるまで威嚇射撃に徹しろ』なんていう人いるのかね。そういう人が大多数なら、いちいち言い訳をする必要もあるんだろう。
でも、それだったら何のために拳銃を持っているのか分からない。使っちゃいけない飾り物の拳銃なんだったら、熊よけのスプレーでも持っていたほうがいい気もする。そもそも、丸腰で犯人を捕まえるのが当然なんていわれたら、警官になろうなんていう人が激減してさらに日本の治安が悪化すると思うんだけど。
>コメントってメディアが質問か?
>警察の自発的発表か?
非常に興味深いですね。
また、こんなくだらないコメントをわざわざつけてニュースを流す記者のセンスも時代遅れも良いところだと思います。
これじゃ自衛隊の皆さんも本当に的が襲ってきても発砲するのに躊躇してしまうかもしれないと思わずにいられません。
警察では暴徒鎮圧用のショットガンとかは持っていないのですかね。
ゴム弾なので撃たれた方も死にはしないですが。
普段からショットガン持ち歩いた警官が街中を歩くという恐怖感が
あるかも知れませんが…。
「熊よけのスプレーって何だろう」
という疑問でいっぱいな私が悲しい…。
ともかく、色々な人がいて、それが決して少数じゃないから、それに対応するよーに色々な対応して、その結果
「余分じゃないかな?」
って思われるよーなコトまでしちゃうってのは最近の風潮ですよね。
「電子レンジにネコを入れないで下さい」
みたいな?
警察も丸腰で全ての犯人を捕まえら得るほど
強靭なわけじゃないですからね。
何のために銃を持ってるか考えればわかりそうなものなのに。
極端にいえば自業自得ですし、警察は職務を遂行しただけだと思うんですけれども。
もちろんそれで巻き添えを食ってしまった一般市民がいる場合は別ですが。
で、報告しなければしないで騒ぐ人たちがいるのもまた事実なんですよねえ。
「熊よけのスプレー」っていうのは、熊に襲われたときに取り出してシューッとすると絶対に熊が逃げていくという、唐辛子成分か何かが入っているスプレーです。去年、熊がたくさん出没したので随分売れたそうですよ。「痴漢よけのスプレー」でもよかったんですけど、命にかかわる話なら「痴漢よけ」よりも「熊よけ」だよな、と思って書いただけで、深い意味はありませんので、あまり考え込まないでくださいませ。
しかし、逆に全く発表されなくなった状況を考えてみると・・・怖いかも。警察官や警察組織がした犯罪もけっこうあるわけですし、素直には信用できないですね。
警察官という個人単位でみても、警察という組織単位でみても犯罪者とかわらない場合も過去にあったわけですし(現在でもありますね)。さらに、警官も人手不足で急に3倍の人数になったので、警察官の質自体が落ちていることは否定できないと思います。
つまり、「警察官に何の気兼ねなしに発砲させるのも案外危険かもしれない」とも考えてしまうのです。
過剰にも思える報道ですが、私は、とりあえずは現状のままでもいいかなと思っています。
「むしゃくしゃして、やった。相手はだれでもよかった。今は反省している。」(「むしゃくしゃしていたのでコメントを書いた。書くブログのコメント欄はどこでもよかった。迷惑をかけてもうしわけない。)」
それでは。
どうも皆さんのコメントを見ていると、発砲ということを軽く捉えているような気がします。拳銃は簡単に人を死に至らしめる凶器です。また、必ずしも狙ったところに弾が飛ぶとも限らず、犯人を狙っても通行人にあたる危険もあるわけです。
発砲するという行為自体が、犯人を含め、その周辺にいる人間を危険な目に合わせているのです。
『発砲する必要があったのか?』
問われるのは当然のことだと思います。
極端な話、犯人に対しての発砲自体が間違った行為である可能性もあるわけです。
警官はこのギリギリのところを瞬時に判断しなければならないわけです。
で、どうも最近まで警察は『こっちが本当にヤバくなるまで素手で戦え』という感じだったようで・・。世間一般も、警察自身も、発砲なんてとんでもない、という風潮がある(あった?)と思います。
かなり前だと思いますが、ナイフを持った犯人に対し警官が威嚇射撃するも、犯人に馬乗りに刺され、殉職したという事件がありましたが・・そのあたりから凶悪犯に対しては銃を使用して対処するということを徹底している方向になってきたように思います。
これから日本においても凶悪犯罪が増え、警察が発砲することも珍しくなくなってくるでしょうが、『発砲が適切であったかどうか』報道されずとも問われ続けるべきだと思います。
警官の発砲の頻度が増せば、アメリカのあの事件のように、警察が留学生を勘違いして撃ち殺すような事件が、これからの日本でも起こりうるのです。
非常に難しい問題だとは思いますが、裏を返せば『警察はなんの説明、発表もなしに発砲して構わない』とも読めてしまったんです。仮に身を守る為に使えないならば意味がない、と仰られるなら、核武装についても同じ事をお考えなのでしょうか?
凶悪事件もそうですが、これだけ警官の不祥事が続発する昨今、私はらくださんの考え方や記事のほうに恐怖を感じてしまいます。
現場にしてみれば確かに激務という話も聞きますし、権限が拡大した方が楽でしょう。警察官とて同じ人間ですから、怪我をしても構わないとは全く思いません。ですが、やはり同じ人間である以上、間違って使わないとは断言できないのではないでしょうか。
『使わなくても良かった頃の社会』に戻す為に、現場の方は日夜努力をされているのだと私は思いたいのです。
しかしまぁ、確かに現状は……。
そうなると意外とスプレーも冗談ではなく、何かもっと気楽に使える護身具を携帯する方向が正しいのかな、などとも思いました。
なんでしたっけ……? 針だかが二連装で撃てて、当ると感電するって言う……。^_^; あれなら、まぁ……。