朝方の定例作業でBBCのサイトをチェックしたら、ウォーターゲート事件のディープスロートが名乗り出たというニュース(元記事)が出ていた。ぶったまげた。しかも、最初にスクープしたのが女性誌のヴァニティフェアと知ってさらに驚く(ワシントン・ポストも同誌の報道を確認済み)。ヴァニティフェアってコスモポリタンみたいな女性向けのファッション・ライフスタイル雑誌というイメージしかない。
ワシントン通を自認する複数の知人が「ディープスロートが当時のヘイグ国務長官だってことはワシントンの常識」などと言っていた覚えがあるんだけど、大ハズレだったな。フェルトFBI副長官(当時)ってあたしゃ初めて聞いた名前だ。この人は自分の家族にすら2002年まで黙っていたというのだから、口の堅い人なんだろう。91歳ということで、最後にスポットライトを浴びたいと思ったとしても不思議じゃない。だってウッドワードとバーンスタインは本人が生きているうちは正体を明らかにしないと言っていたんだし。
私がディープスロートのことを初めて知ったのは、高校時代に名画座で「大統領の陰謀」を見たときだ。ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンという人気俳優が出ているから見たのだが、当時の私には映画の内容は理解できなかった。室内と夜のシーンばかり多く恐ろしく地味な映画で、正直いって退屈だった。編集主幹のベン・ブラッドリーを演じたジェイソン・ロバーツ(アカデミー助演男優賞を受賞)がいい味を出していたことぐらいしか印象に残っていない。それでも、「取材で困ったことがあるたびに、このディープスロートが出てきて助けてくれるんだからいいなぁ」と思ったことだけは覚えている。
大学時代にたまたま文春文庫から出ている翻訳書の「大統領の陰謀」を読んだら、些細な事件を取材するうちに大統領までたどり着く展開の面白さに夢中になった。この本はいまでも処分しないで手元にある。ネット書店をのぞいてみたら現在絶版状態みたい。定価は612円だというのに、アマゾンでは古本を2980円!で売っていた…。
久しぶりに開いてみると、このころの文庫本はやたら文字が小さく行間も狭く感じる。気になって数えてみたら、1行の文字数は43文字と比較的最近買った文庫本に比べて1文字多いだけながら、1ページの行数は2行多い。せっかくの機会だから読み直してみようと開いたものの、目がチカチカしてちょっと迷っている。
2005年06月01日
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懐刀も懐を切る
Excerpt: 「ディープスロート」はFBI元高官 米誌で自ら明かす(朝日新聞) 憲法の21条を
Weblog: 恵比寿法律新聞
Tracked: 2005-06-02 13:30
もはや美談では済まされない(残念!)、<br>ウォーターゲート事件『ディープスロート』の正体
Excerpt: ジャーナリズムが地道な取材で権力者の不正を暴き、ついには最高権力者を辞任に追い...
Weblog: ビデオジャーナリスト神保哲生のブログ
Tracked: 2005-06-11 01:19


でもなんで、「ディープスロート」っていうんでしょ?
#すけべぃな方は直感的にわかるが(ぉぃ)
「情報提供者の事を奥深く飲み込んで漏らさない」という意味を持たせたつもりなんでしょうねぇ
ところで。
詳しいわけではないです(汗)
単に一般男子のたしなみとして・・・(大汗)
日本語ではピンクなのに、英語ではブルーフィルムと色が違うのはどうしてなんだろうと今ふと思いました。
件のピンク映画、ブルーフィルムの違いについて。聞きかじりです、詳細な出展の掲示はできませんが。
アメリカなどでは、
性的な意味合いが強い色合いは
ブルーだそうです。
日本ではピンクですよね。
その違いからではないでしょうか。
国によって(というか言葉によってなのかな?)イメージする色が違うというのはなんだか不思議ですね。
ま、隠語には使えそうですが、内容がクリントンの浮気情報でもあるまいに・・・(゚Д゚;)。
日本が太平洋戦争回避に在米外交官が使った「マリコ」とかを思うと、いかにもアメリカ的・・・(´ー`)