2004年08月03日

アルカイダに間違えられた?日本人

明日は休載します。きのうもサボっているのにすみません)

 アメリカ出張中の60歳の日本人男性が、勉強熱心なあまり?一時身柄を拘束された。シカゴからオハイオ州デイトンへのユナイテッド機内で英字新聞にSuicide Bomb(自殺爆弾)という言葉を見つけたこの男性、あとで意味を調べようとメモした。

 運が悪かったのは周囲の乗客にメモをみられたこと。乗務員に通報され、飛行機は引き換えしたとか(元記事)。同情した乗客もいい迷惑だろうけど、この男性ときたら何がなんだか分からなくてパニックになったのでは? ちょっとかわいそう。

 それだけアメリカが新たなテロ警報にピリピリしているんだろうな。新しいテロ警報が出されているのはニューヨーク証取、シティグループのビル、ニュージャージー州ニューアークにあるプルデンシャル・ファイナンシャル、ワシントンのIMFと世銀。きのうはニュージャージー州からマンハッタンに入るルートの一つであるホランド・トンネルで商用車のマンハッタン乗り入れが禁止されてた(米ABCテレビ)。きょうは通れるんだろうか。

 今回の警報、7月にパキスタンでつかまったアルカイダ幹部のパソコンに残されたデータを元にしているらしい。米ブログAgonistによると、押収されたデータには標的とされているビルに侵入する最良の方法、各曜日ごとに何人がビル内にいるか、必要な爆発物の量、ビル内の監視カメラや保安部の位置までこと細かに記されていたそうだ。

 これはかなりやばいと思っていたら、新たな情報が出てきた。3日付のニューヨークタイムズによると、これら情報の大部分は3、4年前のものだとか。ってことは3年前の同時テロ用に準備したデータってことか。もしそれが本当だったら、もともと一部の民主党支持者が想像していたように、これは政治的な思惑が働いたうえでの警報発令かも。厳戒下のニューヨークに乗り込んで共和党大会を開けば「テロとの対決」姿勢がより明確になって共和党支持者が増えるって筋書き? 真相はどうあれ、共和党の支持率が上がりそうでいやだな〜。

 これまに何回もテロ警報が出ているせいか、まるで「狼が来る」っていう少年の話じゃないけど、私はどうも慣れてきちゃっているみたいで半信半疑だ。
posted by らくだ at 17:29 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする
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