2007年03月24日

スポーツ中継花盛り

 いま改めてテレビ番組表を見ると、きょうはスポーツ三昧。大相撲に高校野球にプロ野球のオープン戦だけじゃない。ボクシング、フィギュアスケート、日本代表サッカー、シンクロナイズド・スイミングに加えて高校バレーなんていうのも見つかった。いくらなんでもこれって多すぎるのではないだろうか。

 私は外国人と話すとその人が日本に持っているイメージを聞くことがある。海外の旅を始めたころは、ホンダとかソニーとかいう人が多かったけど、10年ほど前に会ったカナダ人に「異常にスポーツ番組が多い国。ニュース番組でもスポーツニュースの割合が大きく、どのチャンネルも半分スポーツチャンネルみたい」といわれたことがある。

 当時はアメリカに住んでいたので漠然と『そうかもしれない』と思っただけだった。でも、彼の言ったことは本当だった。日本人はスポーツ観戦が好きなのか、それともテレビ局がスポーツ中継が好きなのか、あるいはスポンサーの意向なのか、全部かもしれない。

 私は一部をちょこっとずつ見た。まずボクシング。これはやっているのを知らなくてついTBSにしちゃったら、亀田長兄が出ていた。私の目は彼の髪型に釘付けになった(といっても見ていたのは数秒)。あれはひょっとしてカメの甲羅の模様かな。亀田だから名前にちなんだのかな。ボクシングの結果よりも髪型の由来が気になってしょうがない。

 次いでサッカー。サッカー観戦は好きなのに、オシム監督になってからあまり見なくなった。見ていてもあまり面白くないんだもの。マスコミの論調も最初はオシム語録だなんだって騒いでおいて、今はじーさん扱いのような気もする。最初に持ち上げて、そこから貯金を取り崩すように評価が下がっていくのはどの代表監督も同じか。

 ペルー戦を途中でのぞいたら、懐かしい「古井戸」選手の顔ぶれがあった。中村が代表のユニフォームを着てピッチにいるのを見るとホッとする。「古井戸」の水が枯れていないのに、新しい井戸を何本も掘ったってあまり効果はなさそうだ。

 最後がフィギュアスケート世界選手権。安藤ミキティの表情がガラリと変わったのが、彼女の演技よりもずっと印象に残った。憑き物が落ちたというか、ダークサイドから戻ってきたというか。

 3、4年ほど前だったかマスコミに持ち上げられすぎちゃったよね。オリンピックで地に落ちて、うまい具合に復活して自分を取り戻した感じだ。素直におめでとうと言いたい。

 振り返ってみると、スポーツ中継が多すぎると書きながら、私もかなり見ているもんだな。
posted by らくだ at 23:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「異常にスポーツ番組が多い国。ニュース番組でもスポーツニュースの割合が大きく、どのチャンネルも半分スポーツチャンネルみたい」
・・・・・外国のテレビ番組は日本とちがってどのような番組の割合が大きいのでしょうか。

質問ついでに日頃から疑問に思っていることも一つ書きこみます〜。フィギュアスケートを見ていつも不思議に思うのですが、なぜスケート選手はあれだけ速く回転しても目を回すことなく平気でいるのかということです〜。いったいどんな工夫をしているのでしょうね。
Posted by ハググ at 2007年03月26日 20:07
>ハググさん
 アメリカのテレビは夜の6時とか7時あたりのニュースが終わると、ファミリー向けのコメディとか、ドラマとかそんなのが多かったです。

 確かに「スポーツ観戦ならスポーツチャンネル」って感じです。大手局のニュース番組に占めるメジャーリーグ関連ニュースの割合は、日本の方が大きいかも(アメリカで活躍する日本人選手の活躍が日本では逐一報道されているってことです)。

 私もスケート選手がなんでくるくる回ったあとでほかの演技ができるのか、むか〜しから不思議でした。平衡感覚はどうなっているんでしょう?
Posted by らくだ(編集人) at 2007年03月26日 23:40
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