銚電はもともと赤字の上に元社長の横領が発覚、さらに鉄道事業の改善命令が出されたと聞いて、さぞかし寂れているのだろうと思っていたら、往路の車内はかなり込んでいた。
ちょうど写真サークルの人たちと一緒に乗り合わせたらしい。デジタル一眼レフを首から提げた中高年のグループ20人近くが乗っていて乗客をざっと数えたら全部で30人近くいた。
『つぶれそうなんていいながら、こんなに乗っているんだから景気いいじゃん』と思っていたら、帰りの車内は乗客が4人しか乗っていなかった。身勝手なよそ者としては、こっちの方が哀愁が感じられていい。
銚子電鉄といえば犬吠駅のぬれ煎餅!と思い、5枚430円のパックを買って帰ってきた。犬吠駅はポルトガル風のタイルを貼り付けたおしゃれな駅舎で、そのタイルのはがれ具合がなんともいえないほどたそがれていて風情がある。
直営製造販売所は仲の町駅店と笠上黒生駅店にもあるらしいのだが、犬吠埼燈台付近の土産物など、あちこちで売られていて希少価値はない。銚電への寄付みたいなもんだ。見ていると、結構売れている様子だった。
犬吠駅構内には「新発売 銚電のいわしの佃煮は犬吠駅限定発売です」という張り紙(赤字は原文ママ)があって苦笑させられた。ぬれ煎餅の次の売れ筋を狙っているらしい。
銚電のぬれ煎餅ほど知られていないが、東北の三陸鉄道ではその名もズバリ「三陸赤字せんべい」を1月から売り出したとか。いかにも真似っこって感じで個性を感じないが、それだけに「もうアイデアも尽き果てました」という苦しさもヒシヒシと伝わってくるようだ。
愛は地球を救い、せんべいは鉄道を救うなんていいかも。
・・・・・写真サークルとおぼしき団体客を除くと往路も10人ぐらいしか乗客がいないことになるので普段はらくださんの推測通り寂れているのかも〜。
「銚子電鉄といえば犬吠駅のぬれ煎餅!と思い、5枚430円のパックを買って帰ってきた。」
・・・・・ちなみに味はどうなのでしょうか。
「愛は地球を救い、せんべいは鉄道を救うなんていいかも。」
・・・・・なかなかいいフレーズです〜。今回の日記と全く関係ありませんが、下記リンク先にとてもいいフレーズ(フレーズというよりポエム)がありましたので是非見てください〜。なんか心がポカポカ温まってくるポエムです〜。
http://takutsubu.blog.drecom.jp/archive/3440#BlogEntryExtend
お久しぶりです。そうですね。たまたま写真サークルの人と乗り合わせちゃったので「な〜んだ。盛況じゃない」と思ったのですが、あれが例外だったみたいです。帰りにもサークルの人たちと一緒にならなくてよかった。
車内に手書き風の「ぬれカステラ」の吊り広告があるのに気づきました。込んでいるとそんなのをみる余裕もなかったんです。
リンク先のポエム、いいですね。ミヒャエル・エンデの書いた「モモ」を思い出しました。