2007年02月23日

赤ちゃんポスト

 「赤ちゃんポスト」なるものが熊本に誕生しそうだ。赤ちゃんポストとは日経新聞の記事では「親が育てられない新生児を引き受ける」と説明されているが、要するに「赤ちゃんを捨てるのだったら、こちらへどうぞ」ってことだと思う。

 何年か前にテレビのクイズ番組で、この赤ちゃんポストが問題になった。ドイツの話だったかな。『ずいぶんドライな割り切り方だな〜』とビックリした。その時は『ゲルマン気質に関係あるのかもしれない』と自分の中で適当に理由付けをして納得した。

 その「赤ちゃんポスト」が日本にもできるっていうんだから、私が世間の常識についていけなくなってきているようだ。でも、今回私が引っかかっているのは赤ちゃんポストそのものの是非よりも、国の煮え切らない対応だ。

 厚生労働省の見解は「設置自体は現行法に違反しているとはいえない」。消極的な賛成だ。最終的には赤ちゃんポストを設置しようとしている慈恵病院がある熊本市の判断に任せるという。地方自治体に一任していいのかなぁ。

 赤ちゃんポストの設置は「違法ではない」かもしれないが、自分の子供に対する親の養育責任の放棄も「合法ではない」気がする(法律にも疎いので確信はない)のだが、そのへんのところはどうなんだろう?

 それに認可するかしないかの基準はどこにあるのだろう。仮に私が「我が家に赤ちゃんポストを作りたい」と申請したら間違いなく門前払いだろうけど、病院ならどこでもOKなのかな。それとも規模とか産婦人科の有無とか線引きがあるのだろうか。それも各自治体に委ねるのだろうか。

 消極的な賛成にはズルさを感じる。だって「赤ちゃんポストは必要だ」という前向きな判断を下したら、熊本にだけ誕生するのはおかしいってことになる。本当に必要なのだったら国が率先して全国に設置するべきだ。

 子供を捨てる親が熊本だけ多いとも思えない。子供を育てられない親が「いざ熊本!」状態になったりしないことを願うばかりだ。
  
posted by らくだ at 22:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする
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