2007年02月22日

都知事選がつまらない

 「統一地方選の目玉」が笑わせる。このままいくと都知事選は私の知る限りこれまでで最もつまらない選挙になって、石原慎太郎の三選が決まりそう。まったくもって面白くない。

 これまでに候補者として名前が挙がった人は何人かしか覚えていない。筑紫哲也と聞いたときは『うわっ、それだけはやめてください!」って祈りたくなったし、鳥越俊太郎は体調不良が云々されていたはず。蓮舫って聞いても『ふ〜ん』と鼻で笑っただけで信じられなかった。浅野史郎前宮城県知事は『テレビにちょこちょこ出て顔を売っているとはいっても勝てないよ』って思った。

 とまぁ、立候補の前段階で既にめぼしい候補がいない。現段階で実際に立候補を表明している主要(?)候補が吉田万三・元足立区長と、石原慎太郎が立候補を辞退しないことを条件にした建築家の黒川紀章だけってのがさびしすぎる。この2人が勝てるとはとても思えない。

 民主党は相変わらず迷走したままで『やっぱり路線変更はないんだな』って妙な安心感すら覚える。菅直人が「太陽が西から昇っても100%(出馬は)ありえない」と言ったのも微笑ましい。自信満々で断言できるのはこんなことしかないのか。2大政党政治の夢は早く捨てたほうがいい。

 なぜか石原慎太郎に対して遠慮する人が多いように感じるのは気のせいだろうか。去年あたりから身内の登用とか公金の不明瞭だか不正な支出とか、問題はボロボロ湧いて来ているのに、この人の場合はなぜかそれが広がらない。不思議でしょうがない。

 例えば、記者連中に囲まれて質問されているところがテレビに映ったとする。誰かが鋭い?質問をするでしょ。そうすると石原慎太郎は目をショボショボパチパチしながら逆ギレ気味に屁理屈を言うじゃない。するともう、みんなシュンとして黙っちゃう。それ以上追求する人はいなくてそのままウヤムヤって感じだ。あれが歯がゆい。

 このままこの3候補の争いになったら、一体誰に入れればいいんだよ。そのまんま東が宮崎でなくて東京で立候補していたら、ひょっとして入れていたかも。いや、やっぱりそれはないか…。
  
posted by らくだ at 22:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする
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