アジェンデとピノチェトは研究課題のひとつだったから、それなりに感慨はある。ピノチェトが退いてチリに17年ぶりの民主制が復活した1990年3月、私はチリのサンチャゴにいた。町中の看板などに「Adios Pinochet」と落書きがしてあったのを思い出した。あの時はお祭り気分で「自由万歳」って騒ぐ市民に装甲車が催涙ガスを撒き、私も頭から浴びちゃった。息が止まるかと思った。
ニュースをみると、きょうのサンチャゴもピノチェト支持派と反ピノチェト派が衝突して催涙ガスや水が撒かれたそうで(BBC)、写真をみてすごく懐かしくなってしまった。