何がダメかって、一生懸命にやっている選手には悪いけど、あの一方的な応援がえげつない。会場ではマイクとスピーカーを使って(何を言っているのかまでは聞き取れないけど)、会場全体で一体化した応援を呼びかけている様子だ。
正しいスポーツ観戦のあり方とは思えない。テレビで見ているだけで、なぜか恥ずかしくなってきて5分と見ていられない。あれなら勝って当たり前って気がしちゃう。対戦相手から抗議はないんだろうか。
何年か前にサッカー日本代表が中東のどこかの国で試合をしたとき、やはり相手側の応援はスピーカーを使って音楽を流して応援していて、日本サイドの実況は、言葉は覚えていないけど「ずるい」と批判していたと記憶している。
なんであそこまでして盛り上げなくちゃいけないんだろう。テレビ中継が盛り上がれば盛り上がるほど、こっちは反比例するかのようにさめていく。それに日本チームの実力もジリ貧になっているような気がする。逆にいうと実力の低下を補うためにテレビ局が別のところで必死に頑張っているって感じ。
番宣に監督以下選手一同が駆り出されているのも疑問だ。なんで芸能人みたいなことをするのかな。選手にしてみたら、引退後の芸能界入りを念頭にして今からコネを作っておこうなんて計算が働いているんだろうか。
サンスポのコラム「亀田の次は女子バレーボール」を読んで、同じように感じている人もいるんだと思った次第。
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・・・・・そうですね。選手たちはともかく、芸能人や観客のあの騒ぎっぷりを見ているとしらけてしまいます。あの会場にいる人たちの中で本当にスポーツ観戦のために足を運んでいる人はいったいどれだけいるのかなと思ったりもします。若手の男性アイドルに直接会いたいから会場に来たという人がほとんどだろうな〜と考えています。
応援の人が両手に細長い風船(?)を持って盛り上がる様子…正直言ってもうスポーツではないですね。某アイドルユニットの「お披露目のおまけ」としか思わなくなりました。本当にどっちがメインなんだろうと首を傾げたくなります。
もっとも、こういう傾向はTBSが作り上げたわけではないのでTBSだけを非難する訳には行かないのでしょうが、もう少し純粋にスポーツイベントを楽しめる中継体制を作ってもらいたいですね。
バレーボールだけじゃないようで、女子ゴルフの中継でMBSが、宮里藍が1位じゃないのに1位だと途中経過を伝えていたという話を聞きました。
その言い訳が「エンターテインメント性を重視した…」ってんだから笑わせます。それって明らかに誤報なのに、そういう感覚が抜け落ちているんですよね。ホント恥ずかしい。
もっとずっと客観的だった昔のスポーツ中継が懐かしくてたまりません。
・・・・・バレーボールやゴルフだけではなくて内閣府も(つまり、国家も)やらせをしていたそうです。参考記事は下記のリンク先。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20061108/mng_____tokuho__000.shtml
http://www.sankei.co.jp/news/061107/sei003.htm