最初、ホーチミンシティのホテルにチェックインしてテレビをつけたら、いきなり日本語が聞こえてきてびっくり。NHKのBSでホリエモンが映ってた。ベトナムに来てまでホリエモンの顔をみるとは思ってなかったぜ。フエでもNHKのBSを見ることができた。というわけで、日本語放送を見られたのは5割。

便利なもんだ。自分のサイトの掲示板に書き込み、このブログも更新することができた。天気予報だってネットで調べれば簡単。その昔は言葉も分からないローカル局のテレビをつけっぱなしにして「お、ニュースが始まったからこの最後に天気予報があるかな」なんて、見当をつけてジッと待ったりしていたからね。
でも、考えてみるとちょっと寂しくもある。最初に海外の旅を始めたとき、醍醐味の1つは「ああ、これで私を知っている人は周りに誰もいなくなってしまった」という疎外感というか、日常生活から断絶された心もとなさだった。寂しくも軽やかな気分になったもんだ。
それが今はなくなった。その気になれば日本にいるのとほとんど変わらない程度に情報を入手することができる。どこの町でもネットカフェみたいなところを通りかかると、旅人がPCの画面をのめりこむように見つめ、置いてきたはずの日常を手繰り寄せていた。私だって同じなんだけど、客観的にみるとちょっと異様な光景だった。だって、何人もの旅人が横一列に座って一言もしゃべらずに一心不乱にPCを叩いている光景ってなんか物悲しかったな。
どこか「インターネットってなんですか?」っていうところに1人で行きたくなった。アフリカなら残っているかな?
その気持ちわかる。隣の人とは何のふれあいもなく、数千キロ離れた人たちとのつながりに胸を熱くする....。アフリカもいいけど、インドの田舎もいいかも。
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「ヒロさん日記」