ベトナム旅行の後半はスカッと晴れた日がなくてお日様が恋しかったというのに、きょうの京成線の中は日がサンサンというようなかわいいもんじゃなくて熱気ムンムンの温室みたい。寝不足を取り戻そうとしたのに、暑くてほとんど眠れなかった。
行きも帰りも成田−ソウル間の路線は日本人客よりも韓国人のほうがどうみても多かった。「日本の冬のソナタブームもそろそろ一段落だな。日本人て飽きっぽいし」なんて考えながら税関を通り抜けたら、なぜか女性がいっぱい床にしゃがみこんでいた。
いったい何事かと思ってよくみたら、冬のソナタに出ていたパク・ヨンハという俳優が来るらしい。私たちが乗ったのとは違う便で来るようだ。ざっとみて数百人はいただろう。思わず群集の写真を撮ってしまった。そのせいでいつもすいている女性用のトイレにも行列ができていた。あとでテレビをみたら2500人も詰め掛けたとか。まだまだ冬ソナ人気は強いんだなぁと認識を改めた。そういえば、ハノイでチャーターした車も、私が日本人だと知ると運転手さんがベトナム語版の「冬のソナタ」主題歌のテープをかけてくれたっけ。冬ソナが日本のドラマだと思っているのか、あるいは日本での冬ソナブームを知ってのことなのか確認したかったけど、ベトナム語会話帳ではそんな会話ができるはずもなく諦めた。

