1組目の写真は6月の記事にも出ていたのと同じだと思う。コメント欄は今回も日本を称賛する書き込みが目立つし、確かに写真を見れば、かなり整然としてきたのは事実。「残骸は一体どこに行ったのだろう?」なんてコメントもある。
それでも6月の記事ほどのインパクトを感じなかった。なぜだろう。編集者の意向次第でまったく正反対の記事も作れたんじゃないかなって気がしてきたからかな。
数ある写真の中から復興ぶりを示す写真を選んだら、このメール・オンラインの記事みたいになる。でも、その気になれば、復興が遅々として進んでいないことを示す写真だけを選ぶこともできたんじゃないだろうか。
震災から半年近くたち、前向きに生活再建を進めている人と、いまだに為す術もなくうずくまっている人たちの格差がどんどん開いてきたような気がする。
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日本の復興ぶりを示す写真に称賛の声(2011年6月12日)