そして無意識のうちに沢木耕太郎の連載「一号線を北上せよ」中国編のページを探していた。そして期待していた訳じゃないんだけど、地図が8月号とは違っているのを発見した。立ち見しただけなので画像では紹介できないのが残念。
8月号の地図は7月20日付の記事に画像があるので、そちらを参照してもらえば分かるんだけど、中国と台湾が一緒に載っていて台湾には台北の位置に印があって台北と書いてある。これだといかにも「台湾は中国の一部」みたいな感じ。(ちなみにこの記事には、台湾が中国の地図に入っていることについて、つい数日前に台湾の方から「悔しい」とコメントがついた…)。
それが9月号は、なぜか韓国と北朝鮮が描き加えられている。一方で台湾の地図は掲載されたままなんだけど、台北を示す印と「台北」の文字はない。これだと北朝鮮や韓国と同じ扱いになる。別の国だけど極東だから載せておいたと解釈できなくもない。かなり苦し紛れの細工だけど、私にいわせれば8月号よりも改善したことだけは確か。
最新号で地図が変わったってことは、多分クレームの声が複数(多数?)寄せられたからに違いない。各方面に配慮した苦肉の策ということは伝わってくるものの、素早く対応してくれたのは本当に嬉しい。
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