といってもアメリカじゃなくてオーストラリアの話。オーストラリアでもSuper Size Meが封切られ、ドキュメンタリー映画の観客動員記録を作った(BBC)。マクドナルドのオーストラリア法人のウェブサイトにアクセスすると、若い最高経営責任者(CEO)が語り掛ける感じで「あの映画見た?」とフラッシュが出てくる。合言葉は「作り話と事実を切り離そう!」
FIND OUT MORE(もっと知りたい)をクリックすると、さらにいろんな情報が出てくる。たとえば、映画は「30日間毎日マクドナルドですべての食事をした」記録になっているが、豪マックは「こうした食生活はいかなる方にもお勧めしません。バランスの取れた食生活の一部としてマクドナルドをご利用いただくことを提案いたします」としているし、映画では「スーパーサイズはいかがですか?と聞かれた場合だけ大型サイズを頼んだ」というが、豪マックでは「商品を大型化することはない」と弁明している。
ウェブサイトだけじゃなくてテレビと映画館でも2週間、Super Size Me対策の広告を流すそうだ。この映画、日本では2005年1月上映予定。
マクドナルドのために付け加えておくと、言葉の通じない海外ではマクドナルドの存在に助けられている。パキスタンのラホールは、女性1人でも居心地良く食事できた数少ない店だ。それに世界あちこちのマクドナルドでトイレを貸してもらっている(ただし、客以外にトイレを貸さないところも多々ある)。
【関連サイト】Super Size Meの公式ブログ(英語)