今回は宿の人は全員日本語ペラペラ。タクシーの運転手さんも1人だけ日本語の単語を少し知っている人がいた。観光業に携わっている人たちはともかく、なんでもないスーパーで食品を実演販売しているおばちゃんまで日本語を話すのにはビックリした。
そんなわけで、ハングルが読めなくても、韓国語が話せなくても大丈夫!みたいな安心感に浸っていたのだが、観光スポット明洞の観光案内所で手にしたパンフレットに「いらしゃいません」と書いてあるのが気になった。歓迎されているのかされてないのか分からない。これだけ日本語を操る人が多いのに、わざわざこんなヘンな日本語を書くなんて…と、何か裏側に意図があるのかと勘ぐりたくなってしまった。
とはいえ、私にも経験はある。前にも書いた記憶があるのだが、香港に住んでいたとき某レストランからメニューの翻訳を頼まれ、注文どおりに邦訳したつもりでいた。
実際に日本語版メニューを作成するのは現地人。香港人の写植担当者にカタカナが読めるはずもなく、私が「ランチセット」と訳したはずの言葉は、なぜか「ラ」が「ウ」に誤植されたまま完成していた。あの時は心底動転した。それに比べれば「いらしゃいません」なんて、まだかわいいほうだ。
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