夫が帰ってきたのは夜明け前の4時頃だった。成田から下道で12時間以上かかったことになる。朝になってカーテンを開けるといつもと同じ朝の景色。一瞬、いつになく長い時間、悪い夢でも見ていたような気分になった。
しかし、テレビをつけると地獄のような光景が広がっていた。悪夢じゃなかった。こういう時にお役に立てる特殊技能を何も身につけていないので、できることといったらささやかな義援金の寄付くらいしかない。NZ地震に続いて日本赤十字社に寄付しようと公式サイトにアクセスしたらアクセスが殺到しているのかつながらない。やっとアクセスできたと思ったら、「関係者と調整中」とのこと。ボランティア活動も「案内できる段階ではない」と出ている。
海外のあちこちの国からお見舞いのメールが届く。一番早かったのはオーストラリアに住む日本オタクの青年。昨日、地震から一時間も立たないうちにメールが来た。返信したら再度メールが来た。「僕の心は日本の皆さんとともにあります」とのメッセージが胸に染みた。
2011年03月12日
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