しかし、実際に小学生から「なぜ人を殺してはいけないの?」と聞かれたら、年端の行かない相手を納得させられる返事ができるだろうか。自信がない。そもそも、私は物心ついたときから、殺人はもちろん万引きすら「なぜいけないのか?」なんて考えたこともなかった。回りの人も同じだと思う。今はそれを家庭や学校で教えなくちゃいけない時代なんだ。たぶん。
カッターとかホームページ、チャット、掲示板など、事件の小道具がクローズアップされている。「なんでカッターがそんなところに…」って言う人もいるけど、カッターなんてどこででも手に入る。掲示板やホームページだって、子供が始めたらおもしろくて夢中になるだろう。最近は多くの小学校でコンピューター教育を進めているという。使い方だけでなくて、ネットでの人付き合いも教えないといけないみたいだ。
年を重ねたおばさんのあたしだって、ネット上では頭に来ることがある。自分のホームページには全ページにメールフォームのアドレスを記載していたけど、数カ月前に削除した。メールフォームはメールと違って自分のメールアドレスを知らせる必要がない。なもんで、中には批判を通り越した悪意に満ちたメッセージが来ることもあったからだ。単なる趣味でやっていることで、あまり不愉快な思いはしたくない。
赤の他人の無責任なメールでも傷つくのだから、あれを知り合いにやられたら、私だって「許せない」とか思うかもしれない。殺人まではしないけど(今回の事件で2人の間でどんなやりとりがあったのか知らないので、自分と比較してもしょうがないのは承知している)。
今の小学生が大人になったとき、日本はどんな国になっているんだろう? どうも楽観的になれない。
相手の表情や声の分からないメールやチャットの怖さはこんなところにあるのでしょう。
メールやチャットの利点は生かしながら、それだけにとどまらず、面と向かった会話の利点も知って、両方を活用していくことは、大人にとっても大切だと思います。ありきたりな意見ですが。
そうですね。ブログもいろいろみていると、いいか悪いかは別として、他人を攻撃する目的で開設しているとしか思えないのもありますよね。
私はいつ何で読んだか思い出せないのですが、「ネット上で書き込む際に気をつけることは1つだけ。たとえ匿名で投稿するにしても、本名では書けないことは絶対に書かないようにすることだ」というのを何かで読み、お〜いいアドバイスだな〜と感心して肝に命じました。
でも、小学生でネットをやっていたら、あちこちで毒を吐いているかもしれません。
イラク人質事件で被害者の家族らが中傷にさらされたことをなぜか思い出しています。あのように家族に向けられた憎悪が広く子供に影響を与えているかもしれないなぁ、などと心配です。結局のところ、子供は大人の鏡だと思うんです。
私は愛犬が老化性の脊椎変形症で痛がり、夜寝返りをしても痛いらしく「キャンキャン・…泣く」 病院に行き帰宅後のニュース。
社会全体が本当におかしい! どうしてこんな大人がいるのでしょう?理解の範囲を越える事件が多すぎます。
文部省が緊急にネットのモラルを検討している映像も流れた。 文部省の問題?、家庭の問題? 何かひとつに責任を被せようとしているように思える。 社会を構成している我々が毅然と礼節のある意識をよみがえらせなければ…と想うのですが。
らくださんに同感です。…結局のところ、子供は大人の鏡だと思うんです・…
周りを見回すと皆宇宙人かもしれません。 宇宙人に失礼ですね。
我が家のワン仔のことですらこれだけ心が痛むのに、理解できない。 湯沸しになって乱文お許しください。
きょうは「小中学生の39%がネット利用中に誰かを殺したいと思ったことがある」という調査結果が報道されていました。http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/07/news049.html
結果もさることながら、小中学生に対して「あなたはインターネットをしているときに誰かを殺したいと思ったことがありますか?」と聞く方もすごいなぁと思った次第です。