雪が降り続くこんな日は南が恋しくなる。そこで先日訪ねてきた沖縄美ら海水族館の動画をユーチューブにアップしてみた。館内のカフェテリアの窓越しに撮影した。使ったのはデジカメではなくスマホIS01。スマホといっても超小型ネットブックみたいな形なので、パカっと開いて窓に向ける姿は多分すごくマヌケに見えたと思う。
美ら海水族館は評判通りに素晴らしい水族館だった。特にこの「黒潮の海」を最初に正面から見たときのインパクトは大きい。こんなに大きな水槽を見たのは初めてだった。しかし、カフェテリアでお茶を飲みながら水槽の中を見ていると、最初は巨大に見えた水槽が大混雑しているように見えてきて、『この魚たちは死ぬまでこの狭い水槽の中を泳ぎ続けなくちゃいけないんだな』となんだか可哀想になってしまった。
左の写真はゴミを食べた死んだマダライルカの胃。グロく感じる人がいるかもしれないので控えめなサイズで載せておく。ウミガメ館にもアオウミガメの排便とともに出てきたゴミが展示されていた。こういう物は啓蒙としてもう少し目立つところに展示してもいいと思うけれど、楽しさを優先したいというのも理解できる。たとえ目立たない場所でもこういう展示があることが大切。
このゴミを見て、魚の世界に「人間たちの海への理解を深めるため」1年間限定で水族館に自発的に入るご奉公制度みたいなのがあればいいな〜なんてことをぼんやりと考えた。順番に水族館に来て海に帰っていけば、余生をずっと水族館ですごさなくてもすむから。なんでこんな小学生レベルの発想が出てきたんだろう。
水族館のカフェテリア、お洒落ですね。
ゴミを食べて死んだのですね。
水槽だからわからないけれど、本当は魚も泣いているのかもしれないですね。
人間が何気なく船から捨てるゴミも、海の中に浮かんでいたらエサに見えるんでしょうね。こういう展示で人間の意識改革を促してくれるのは本当に良いことだと思います。
上の動画の水槽は大きくて大小さまざまな魚がいるから、エサの取り合いなど起きないのか心配になって水族館の人に尋ねちゃいました。エサは6種類揃えて、魚の大きさにおおじてエサもカットするそうで、うまく給餌できているそうです。