2人を訴えたのは近所に住む49歳の女性。2人は昨年7月末、近所に住む人たちを驚かせようとクッキーを焼き、赤やピンクのハート型の紙に「素晴らしい夜を(直訳)」と書いたメッセージを添えて玄関先に置くことにした。
原告女性によると、夜の10時半ごろに玄関のドアがノックされ、クッキーを置いて2人が逃げて行ったので怖くなったそう。翌日には心臓発作かもしれないとして病院に急患扱いでかかったとか。望んだわけでもない贈り物のせいでこんなめにあったとして訴訟に踏み切った。
このときクッキーをもらったほかの近隣住民のうち6人は2人にお礼状を送っていたので証拠として採用された。しかし、裁判官は2人には悪意がなかったとはいえ夜の10時半というのは遅すぎると判断。懲罰的賠償ではなくて原告の治療費871.70ドルと訴訟費用として39ドルを払うよう2人に命じる判決を下した。
う〜む、この話いかにも訴訟社会のアメリカって感じだ。せちがらい世の中とはいえ私としては判決に納得できない。私が陪審員(裁判員)だったら絶対に「無罪」だ。この高校生の立場だったらグレてやる。ちなみにこのニュース、ヤフーでは「ヘンなニュース」の項目に分類されている。