調査対象に日本が入っていないのが残念。傾向はハッキリしていて、米英独といった従来からの先進国では、政府の信頼度がメディアを上回っている。韓国はともに45%で拮抗。最近BRICSとか言ってもてはやされているブラジル、ロシア、インドや、インドネシア、ナイジェリアはメディア支持が過半数だ。しかもナイジェリアは政府支持が34%、メディア支持が88%と差がついた。
4年前の前回調査に比べると、ドイツ(49%から43%に低下)以外の各国でメディアの信頼度は上昇している。主なところではナイジェリアは66%から83%、アメリカ52%から59%、英国29%から47%に上昇した。
政府とメディアの信頼度を比較するなんてことはこれまで考えたこともなかった。実際のところどうなんだといわれれば、「どっちもどっちだなぁ」と返答に困ってしまう。メディアと答えたいけれど……というところ。ひとつだけハッキリしているのは、自分の中では4年前に比べてメディアの信頼度が低下しているってことだ。
調査にもどると、上記9カ国にエジプトを加えた10カ国の調査で「最も信頼している情報源」は国営テレビ、全国紙・ブロック紙、地方紙の順になった。一番信頼されていないのがブログ、ネットのニュースサイト、国際紙の順。ブログについては、「最も大切な情報源」との回答が10カ国平均でわずか3%なのに対し、韓国は18%と突出しているのが目に付いた。
調査結果の詳細はBBC/Reuters/Media Center Poll: Trasut in the Media(PDFファイル)にある。
・・・・・同感です〜。