2010年10月04日

春子ばあちゃんとの再会

 なぜかパソコンが一時的に?復活した。週末は春子ばあちゃんとばあちゃんの家族にどっぷりとお世話になってしまった。先日の台風で浸水し膝まで水に浸かったというばあちゃんの家はいまだ片づけ中。本来なら訪問はこちらから遠慮すべきだったけれど、ばあちゃんは大歓迎してくれた。

 土曜日は午後ばあちゃんの家を訪ね、夕方からは高級日本食レストラン!に招待してもらって、ばあちゃんの弟、台北在住の長男、三男とその奥さんを交えて会食。刺身に始まり、寿司に天ぷらにうなぎの蒲焼にサーモンフライに焼きうどんに寄せ鍋その他いろいろな料理が次々にテーブルに並び、友人ともどもお腹いっぱいで苦しくなるほど食べた。食後は弟さん宅でお茶をご馳走になり、夜遅くまで楽しんだ。

 日曜日は春子ばあちゃん、三男と奥さん、私と友達の5人で温泉へ日帰りドライブ。ばあちゃんは道中疲れも見せずに軍歌や唱歌を歌いまくった。台湾でBMWに載せてもらい、その中で軍歌を聴くとは思ってもいなかった。温泉への入場料は私が出そうと思っていたら、「もう入浴券を持っているから」と言われ、昼ごはんも鴨料理フルコースの晩ご飯もお世話になった。

 おまけにお土産も烏龍茶3缶とばあちゃんの売り物に違いないアメジスト?のネックレスと夜光石?の玉、古銭を2人そろっていただいた。日本からのお土産を渡してやっと荷物が軽くなったと喜んだのもつかの間、台湾到着時よりも荷物が増えてしまった。何から何まで至れり尽くせりの1日半だった。

 たかだか温泉で偶然出会っただけなのに。台湾人(というか本省人)のホスピタリティの凄さを実感した2日間だった。何回も台湾に来ている私でもうろたえるほどだったから、台湾初訪問の友人はさぞがし面食らったに違いない(というのは、あとになってみれば単なる私の思い込みだった…)。一方の春子ばあちゃんは「奇縁」の一言でサラリと片付ける。「お金はなくなったら働けばまた手に入るけれど、人情をなくしたらダメです」。そりゃそうなんだけど、ばあちゃんと家族の境地に達するのは困難だ。

 例えば私が温泉で偶然会った外国人と意気投合して連絡先を交換、向こうが写真を送ってくれたりして交流が続いたとしても、相手が日本にやってきたときに友人ぐるみでここまで面倒を見ることは到底できない。自分との器の違いを実感した週末でもあった。

 実はもう一人の陳さん(リンク先の記事に出てくる元軍人)にも電話したところだ。陳さんはすごく喜んでくれた。3月に出会った温泉に私が来るものと決め付け、「いつ着きますか?」と今にも家を出そうな雰囲気。今回はその温泉に行く予定はなかったのだが、とても言えなかった。そんなに楽しみにしてくれるのなら、喜んで行くつもり。予定は明日また相談することにした。今回は新規の温泉にほとんど行けないけれど、そんな旅もまたよし。
    
posted by らくだ at 23:53 | Comment(4) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素敵な時間が流れていて
私は
春おばあさんの一言一言が胸に辛い日本人しています
らくださん、奥の深い旅日記ですね
「おもてなし文化の日本人として〜」知り合いの海外青年協力隊の青年のブログで、つい先日読んで、
深く深く心に突き刺さります
反省しきりです。
Posted by 海婆 at 2010年10月07日 23:48
>海婆さん
コメントありがとうございます。春子ばあちゃんはいつも自然体で、出会った人とすぐに打ち解けて話し込んでいます。

今回温泉に案内してもらった時も、昼ごはんを食べたドライブインみたいなところで、たまたま会った人にメッセージを一筆書き、古銭と共に渡していました。

台湾に行くと、普段は全くと言っていいほど感じることもない「義」と「情」の世界にどっぷり浸かり、人間に生まれてよかったなぁと感じることができます。

案内役もできたことだし(?)、そのうちぜひ訪ねてみてください。
Posted by らくだ at 2010年10月15日 23:44
らくださんと春子さん
読んでいて学ぶところ大きいです
物騒な世の中で、
素直に生きにくい日本になっているのかなあ?
...そうじゃないのね、
自分の中に消滅してしまっているものを思い出させてくれました
ありがとうございます

ほんにお世話になりました
お気遣いも感謝です

池袋カフェにご滞在のときは、海婆カフェもリストに入れておいてください
お土産なしならフリーです♪ 有りの場合は駄目です。
Posted by 海婆 at 2010年10月18日 13:20
>海婆さん
 台湾に行くといつも懐かしい気持ちになります。昔の日本人はこうだったな〜と思うことがよくあります。今回の旅では「義」と「情」という言葉が頭に浮かびました。いつもは全くといっていいほど気にしたことがない言葉です。

「情」と「義」は相反するものだと思っていましたが、春子ばあちゃんのいう「人情」の「情」はもちろん、台湾の人たちって「この道路は日本人が作ってくれたから」「日本の教育が素晴らしかったから」などという理由で何十年たっても日本人にお返ししなくてはと感じていたりして、本当に義理堅い人たちなのです。

 私も見習わなくてはと、安宿で朝食のお世話になったおばあちゃんや、セルフサービスの洗濯を「私がやっておいてあげるから観光してきて」と送り出してくれた日本語学習中の若い女性など、お世話になった皆さんの写真を撮って来たのでエアメールで送ったところです。

 それから、シェルターの提案ありがとうございます。家に入れなくてネットカフェなんて本当に恥ずかしい話で、友人は「よくブログに書けるね〜」と呆れていました。(^^;
Posted by らくだ at 2010年10月20日 23:38
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