ここまでならよくある話なので全然慌てない。Kさんに催促の電話をかけた。すると、電話に出た人は冷静に「Kは先日退職いたしました」と言う。え〜っ!!
予想外の話に追い打ちをかけるように「仕事の引き継ぎは一切しないまま突然辞めたのでこちらも困っている」「Kが作成していた書類やデータの所在もまったく分からない」「Kの携帯電話にもつながらない」「今のところ後任の担当者は置いていない」とのこと。もう取り付く島もない。
確かKさんは中途入社してまだ半年弱だったはず。某社の説明通りに自己都合による退職だとすれば、突然キレて辞めちゃったことになる。無責任といえばあまりに無責任だけど、ここまでいくと清々しい。いまどき珍しい大胆かつ豪快な人だな。
国内の中堅企業でこんな「立つ鳥跡を濁す」みたいな辞め方を聞くのはバブル期以来。景気のよかった時代を思い出し、妙に懐かしい気分になっている。そんな呑気なことを言っている(書いている)場合じゃないんだけどね。
就職するのも転職するのも大変な時代に、
よく中途採用されて、さらに半年で辞めれるもんだなぁと、感心してしまいました。
他人事だからでしょうか。(笑)
私はちょっと状況は違いますが、
私と二人でやっていた仕事の相方が、
予兆はあったものの、急遽、6月から長期休暇に突入してしまい、
データの在り処がわからないだけでなく、
データにすらなっていない彼の頭の中身がわからずで、
今はてんてこ舞いの毎日です。
Kさんの会社はKさん一人でやっていたから、
もう何もなかった話にしてしまったんでしょうか。
私は運悪く?二人でやっていたもんで、逃げられず。
逃げ得ってやつですかね〜。
大変な状況になんですね。辞めてしまえば諦めるしかありませんが、長期休暇というのはイラついちゃいますね。
私もこのご時世に随分強気だな〜とまず感心してしまい、それから一呼吸置いて途方にくれました。でも、日本がアルゼンチンに挑むような気持ちで「うりゃ〜」と自分に掛け声をかけてどうにか仕事はごまかしました。追い込まれるとどうにかなるもんです。後は野となれ山となれ…。