アメリカ人の友人への返信メールの末尾に「アメリカはWBCでベスト4になれなくて残念だったね」と社交辞令を書いたら、「WBCって一体なんのこと?」という返事がすぐに来た。
正直言って私もWBCのCがクラシックだということを知らず、ワールド・ベースボール・チャンピオンシップだと思っていた。そう返事を書いてから、あわてて「ごめん、クラシックだった」と訂正を送ったのだが、「どっちにしても、そんなの知らなかった。本当にそんなのを国内でやっているのかと思って新聞を見たら、確かに載っていたよ」とさらに返事が来た。
そうなんだよな。日本人て本当にスポーツが(というよりもスポーツ観戦かな)好きだ。一般的なニュース番組でも、スポーツニュースに割く時間が長いと思う。しかも、きのうなんて新聞の号外が配られたそうだ。まだ優勝したわけじゃないのに、そこまで騒ぐ必要あるのかねぇ。
この友人、スポーツ観戦といったらバスケットボールしか関心ないそうだ。あとはまったく眼中になし。アメリカに住んでいたときの友人はこんな人が多かった。野球好き、バスケ好き、冬はアメフト好きにアイスホッケー好き。割とはっきりしていた。しかも一般の大手テレビ局ではスポーツ中継なんてあまりやらないから、見たい人はスポーツチャンネルを利用する。
それに比べると、日本人は全般的にオールマイティだ。先月オリンピックで熱くなった(なれなかったかも…)かと思うと、WBCで熱くなり、もうすぐサッカーで熱くなりそうだ。これってマスコミの影響なんだろうか?
ただ、逆に「盛り上がればいい」的なものも感じなくはないです。やっぱりマスコミに踊らされている感じはしますが、マスコミでカーリングやフィギュアスケート人気に火がついたのですから複雑な気はします。
来年カーリングをする人がどの程度いるのでしょう?自分は根付くとは思えないですけど。
四年後のオリンピックでまたカーリングを見るくらいの関心は増えたと思います。
メキシコの市民ランナーと話をしたとき、メキシコのトップアスリートの名前を何人か出したらすごく驚かれ、「日本のテレビでマラソンを見た」と話したら、「日本にはマラソン・チャンネルがあるのか!?」とさらに驚かれたことがあります。
私もスポーツを見るのは全般的に空きなのですが、アメリカの大手テレビ局でアトランタ・オリンピックを見ていたとき、柔道の試合の途中でいきなりテレビが自転車競技に切り替わるなど、大胆な放映で驚きました。日本だったらクレームの嵐でしょうね。
>motoさん
カーリング人気はすごかったですね。スポーツ紙の見出しに「カー娘」と書いてあったとき、なんのことか最初はさっぱり分かりませんでした。
>長谷川さん
カーリングの競技人口が増えたそうですね。裾野が広がって関係者も喜んでいることでしょう。
4年後のオリンピックの際、テレビ局がカーリングの放送を今回と同じ程度の時間を割いてやってくれるかどうか注目したいと思います。
旅に出ていたこともあり、レスが遅くなってごめんなさい。15年もアメリカに住んでいるとは長いですね。
事前に知らないでいて、TVをふと見たら王監督が映っていたなんて、さぞかしビックリしたでしょう。