初対面の20代の女性と話しているうちに、話題は彼女の失敗談になった。彼女の立場を理解した上で同情を示すつもりで「それは残念だったね」という返事をしたのだが、「え〜っ、私って残念ですかぁ、ショックぅ」という反応がかえってきて、彼女を傷つけるようなマズイことを言ってしまったと、こっちもすごくショックぅだった。自分の意図することを説明するのに苦労した。とにかく相手が「残念」という言葉にこだわるからだ。
どうも「残念」という言葉は人間を説明する形容詞になりつつあるらしい。一例を挙げると「残念な人」。確かにここ数年そういう表現を見るようになった。例えば、本屋に行くとベストセラーのコーナーには「残念な人の思考法」という新書(買ったもののまだ読んでいない)が並んでいる。
何年か前、さまざまな人を「残念!」と斬り捨てたギター侍の影響が広がっているのかな? 私のように昭和の教育を受けた人間には、行為や現象などについて「残念」と感じるのが普通だし、私はある人物の全体像をこれまで「残念」と表現したことはない。そのうち「残念な人」が当たり前になるのだろうか。
ほかにも考えてみると「寒い」とか「すべる」という言葉も使い方が変わってきたというか、従来とはちょっと違った使い方をするようになった。言葉は生きていて、私はだんだんとそれについていけなくなっている。とにかくこれからは「残念」の使い方に気をつけよう。
うーん、一読、なんか媚びてるなぁ、というか、自分が若ぶりたいだけ?という感想を抱いてしまいました。
気に障ったらゴメンなさい。おいくつの方か存じませんが、こういう物言いは本当に「若ぶっている」としか受け取れません。かえって「じじくさい」「ばばくさい」と若者に敬遠されると思います。文章の調子から結構若い方(私と比べて)だと思いますが、実際の歳より老けて見えますので、ご注意下さい。
年寄りに対して「若ぶりたいだけ」と言いたいのか、若者に対して「若者からじじくさい、ばばくさいと言われるよ?」と言いたいのか、
「私だけは分かってる人種」と一段上がった所から見下ろした「気になってる」自己顕示?中二病?にしか映りません。何となく、らくださんの「ファン」としては腑に落ちないというか、
その話を読んで「若ぶってる」と受け止める人がいるのもまた驚きです。
(若ぶってるという指摘がイマイチよくわからないですが。)
人によって、言葉や文章の受け止め方って、本当に違うんですね。
by もう一人のラクダファン
なんど読んでも「若ぶってる」とは、
どの部分を言っているのか解りませなぁ
もしかして、真似っこした「ショックぅ」かな♪d(´▽`)b♪
これほど噛み砕いた親切ならくださんの文章が解読できないのは、
これぞ、残念!!
by またもう一人のラクダファン
どうもありがとうございます。私も一番目の書き込みの意味が正直いって理解できないのです。解釈は人それぞれなので、反応としては「ふ〜ん」というところです。
さすがに5年あまりもブログをやっていてツラの皮が厚くなり心臓にも毛が生えてきました。以前は捨てハンの毒吐きにもいちいちレスしていましたが、今じゃ時間のムダなので完全にスルーしています。
そういえば「スルーする」っていうのも、ここ数年で使われるようになった完全なる和製英語ですね。一方で「シカトする」なんていう言葉は死語になっている。言葉の移り変わりは自分の意思ではどうにもなりませんね。
話題について行けないのが”残念”ですが、”残念”の使い方が変化していると云うコトを初めて知りました。
ただし、そのお若い方に迎合するかの配慮も無用では無いでしょうか。
わたしなら『辞書を引け!』の一言だな。
でもマァ、そのそこはかとない配慮こそらくださんが春子おばあちゃんに惚れこまれる由縁でしょうね・・・
そう云えばらくださんとお知り合いになったのも、らくださんご自身に何の責任も無い不届きモノの行状を他所のBBSで詫びて居られる一文からでした。(^^ゞ
蛇足と承知で書きますが、通りすがりなんてHNでの投稿など放っとけばァ〜、みなさん。
同じ体験をしました
話をしていて相手が突然怒り出しました
相手のことを残念だといって失礼きわまりないと。。。
相手が上手くいかなかず慰めてあがたのに。。。
相手はアラサーです
ご無沙汰しています。
10年前の私だったら、彼女にチクリと刺のある言葉をぶつけていたと思います。これでも丸くなったんですのよ、オホホ…。
BBSでの一件、そんなこともありましたねぇ(遠い目)。
>お邪魔しますさん
私と同じような体験をしたんですね。どうも「残念」という言葉は、気になる人には突き刺さるみたいですね。ちゃんと話を聞いていれば文脈で意味が分かりそうなものなんだけど。
そういえば、ひらがなの「あ」に濁点をつけるにはどうすればいいか悩んでいる人に会ったこともありました。「え〜っ、日本語にはそんな文字ないよ〜」と笑ったのですが、後日、テレビ画面の字幕をキャプチャした画像がメールで送られてきて、そこには確かに濁点つきの「あ」の文字がありました…。(苦笑)